他に読む本の候補があったのですが、どうも馴染めないので、このさい、Shahnamehを読んじゃう事にいたします。(笑)英語の表記はこちらに合わせます。
著者Ferdowsiさんは、シーア派イスラム教徒だったそうですが、Shahnameh自体は、イスラム教よりもっと古い宗教ゾロアスター教に基づく世界で描かれているそうです。だから、今日の中東の世界とはちょっと違う雰囲気ですね。Rostam and Sohrabでは、Sohrabのお母さんが自分から好みのタイプのRostamにアタックする肉食系美女だったり、Sohrabと戦う女戦士などが印象的だったし。。
という事で、とりあえず読んでみます。
Kaiumersは最初の王で、人々は虎の皮をまとい、国は大変栄えたそうです。でも、悪い神Ahrimanがこれを妬み、Deevである彼の息子を送ります。Kaiumersの息子Sajamukが迎え撃ちますが、Deevの方が圧倒的に強くて、倒されてしまいます。
トールキン的世界で言うと、Ahrimanて、モルゴスのような人(人じゃないけど(笑))なのでしょうかね。Deevは、さしずめ、オークと言った所かな。
さて、息子を殺されたKaiumersは嘆き悲しみますが、Sajamukの息子Hushengが仇を取ってくれたのを見届け、この世を去ります。
Hushengの息子Tahumersは、人々につむぐ事を教えます。彼自身、Deevからも書き方を教わったそうな。悪い人達が賢い(賢い人が悪いのか)という考え方は、トールキンの世界とも共通していますね。
その息子Jamshidも偉大な王様だったそうです。この人は非常に長生きでしたが、長生きが過ぎて?ちょっと勘違い、ちょっと困った王様に。。。それを見ていたAhriman、アラビアの王子Zohakをそそのかし、父を殺させ、王に仕立てます。その後ZohakはJamshidを倒してペルシャの王に。しかし、元々は悪い人でなかったZohakは、善き事も悪き事も国民に伝える王様になります。でもそれでは不満なAhriman、コックに化けて、おいしい料理の褒美にキスを頂いたり、賢人に化けてアドバイスしたり、ついにZohakをホンモノのイジワル王に仕立てます。Zohakは蛇を使って人々を支配します。(ヴォ卿のような奴だな(笑))彼の支配はその後1000年に及んだそうです。。
人々の嘆きを聞いたゾロアスターの最高神Ormuzd、Jamshidの孫をこの世に送り出します。Feridounと名付けられたその子が生まれた日、Zohakは杉の木のような若者に倒される夢を見ます。予言者に相談して、その子の存在を知ったZohakは、Feridounを捜しに出ます。Feridounの母は心配して、わが子を森に隠します。Feridounを育てたのは、Purmaiehという、頭に孔雀のような毛の生えた美しい雌牛だったそうで、Feridounは大人になってから雌牛の兜を被っていたそうです。で、その後インド等に隠れ住みます。
その頃、Zohakの宮殿をKawehという職人が訪れ、17人の息子のうち16人をZohakの蛇に殺されたと訴えます。ZohakはKawehをなだめますが、Kawehはそれを受領せず、市場で反旗を翻します。
16才に成長したFeridounはKawehと出会って共に立ち上がります。ちなみに、その後FeridounはKawehのエプロンをKawaneeと呼んで旗印に使ったそうでございます。(お~エプロンと言っても立派なモノなんですね(^^))彼らはZohakを追ってエルサレムにたどり着き、守っていたDeevを倒して占領します。知らせを聞いて駆け付けたZohakを、Feridounがねじ伏せます。その後、天使Seroschの助言により、ZohakはDemawendの山に鎖でつながれ、永遠に放置される事となり、Feridounが新たなペルシャの王になります。
悪い人を鎖につないで永遠に放置するというのも、トールキンの話にあったような気がしますね。それにしても、Demawend山の美しい事!
ちなみにZohakは人間ではなくドラゴンだったという話もあるそうですよ。
著者Ferdowsiさんは、シーア派イスラム教徒だったそうですが、Shahnameh自体は、イスラム教よりもっと古い宗教ゾロアスター教に基づく世界で描かれているそうです。だから、今日の中東の世界とはちょっと違う雰囲気ですね。Rostam and Sohrabでは、Sohrabのお母さんが自分から好みのタイプのRostamにアタックする肉食系美女だったり、Sohrabと戦う女戦士などが印象的だったし。。
という事で、とりあえず読んでみます。
Kaiumersは最初の王で、人々は虎の皮をまとい、国は大変栄えたそうです。でも、悪い神Ahrimanがこれを妬み、Deevである彼の息子を送ります。Kaiumersの息子Sajamukが迎え撃ちますが、Deevの方が圧倒的に強くて、倒されてしまいます。
トールキン的世界で言うと、Ahrimanて、モルゴスのような人(人じゃないけど(笑))なのでしょうかね。Deevは、さしずめ、オークと言った所かな。
さて、息子を殺されたKaiumersは嘆き悲しみますが、Sajamukの息子Hushengが仇を取ってくれたのを見届け、この世を去ります。
Hushengの息子Tahumersは、人々につむぐ事を教えます。彼自身、Deevからも書き方を教わったそうな。悪い人達が賢い(賢い人が悪いのか)という考え方は、トールキンの世界とも共通していますね。
その息子Jamshidも偉大な王様だったそうです。この人は非常に長生きでしたが、長生きが過ぎて?ちょっと勘違い、ちょっと困った王様に。。。それを見ていたAhriman、アラビアの王子Zohakをそそのかし、父を殺させ、王に仕立てます。その後ZohakはJamshidを倒してペルシャの王に。しかし、元々は悪い人でなかったZohakは、善き事も悪き事も国民に伝える王様になります。でもそれでは不満なAhriman、コックに化けて、おいしい料理の褒美にキスを頂いたり、賢人に化けてアドバイスしたり、ついにZohakをホンモノのイジワル王に仕立てます。Zohakは蛇を使って人々を支配します。(ヴォ卿のような奴だな(笑))彼の支配はその後1000年に及んだそうです。。
人々の嘆きを聞いたゾロアスターの最高神Ormuzd、Jamshidの孫をこの世に送り出します。Feridounと名付けられたその子が生まれた日、Zohakは杉の木のような若者に倒される夢を見ます。予言者に相談して、その子の存在を知ったZohakは、Feridounを捜しに出ます。Feridounの母は心配して、わが子を森に隠します。Feridounを育てたのは、Purmaiehという、頭に孔雀のような毛の生えた美しい雌牛だったそうで、Feridounは大人になってから雌牛の兜を被っていたそうです。で、その後インド等に隠れ住みます。
その頃、Zohakの宮殿をKawehという職人が訪れ、17人の息子のうち16人をZohakの蛇に殺されたと訴えます。ZohakはKawehをなだめますが、Kawehはそれを受領せず、市場で反旗を翻します。
16才に成長したFeridounはKawehと出会って共に立ち上がります。ちなみに、その後FeridounはKawehのエプロンをKawaneeと呼んで旗印に使ったそうでございます。(お~エプロンと言っても立派なモノなんですね(^^))彼らはZohakを追ってエルサレムにたどり着き、守っていたDeevを倒して占領します。知らせを聞いて駆け付けたZohakを、Feridounがねじ伏せます。その後、天使Seroschの助言により、ZohakはDemawendの山に鎖でつながれ、永遠に放置される事となり、Feridounが新たなペルシャの王になります。
悪い人を鎖につないで永遠に放置するというのも、トールキンの話にあったような気がしますね。それにしても、Demawend山の美しい事!
ちなみにZohakは人間ではなくドラゴンだったという話もあるそうですよ。