ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

次の本‥‥

2009-08-30 11:28:18 | Athelstan・Doherty
The Angel of Death (A Medieval Mystery Featuring Hugh Corbett)The Angel of Death (A Medieval Mystery Featuring Hugh Corbett)
価格:¥ 1,091(税込)
発売日:1991-12-05

さて、アセルスタン第4巻は読み終わりましたが、実は、次何を読むかとあまりちゃんと考えていなかったもんですから(^o^;)、つなぎと言っちゃナンですが、こちらも久しぶりのコーベットを読もうと思います。ミーヴとどうなったかも気になりますし。(笑)

今回のお話は、1298年の出来事だそうです。アセルスタンの時代から一気に80年ほど遡りますね。ドハティさんの、比較的初期の小説で、ページ数も157ページと、おそらく全シリーズ中、おそらく最短。


The Anger of God : Chapter 14と感想

2009-08-30 11:14:24 | Athelstan・Doherty
The Anger of God (Sorrowful Mysteries of Brother Athelstan)The Anger of God (Sorrowful Mysteries of Brother Athelstan)
価格:¥ 1,247(税込)
発売日:2001-06-09

14章は事件解決の章なんで、例によって詳しい事は書きませんけど、当時若干12才の若き王様が、実は、この本から2年足らず後の1381年に起きる農民の反乱に、何がしかの形で協力していたのではないか?と示唆されて終わっております; 何故王様がそんな事をする可能性があるかというと、彼の嫌いな摂政ゴーント卿を失脚させる為ですね。事実、農民の反乱の混乱の中で、サヴォイ宮を失い、さんざんな目に遭う事になりますね。

ところで、その「農民の反乱」では、市長が首謀者ワット・タイラーを殺害したという史実があるそうで、おや?今回登場した市長グッドマンさんがそんな事を?(^^;) ‥実は、当時の市長さんは、本当は、お魚商会ウィリアム・ウォールワースという人なのだそうです。

今回は、今まで読んだシリーズの中でも、いろいろゴタゴタ事件が多かったような(^^;)気がしますね。いや、いつも事件は複数なのですが、今回は「脇の事件」がいつになく痛ましかったですね。メインの事件が、政治的な事件だったという事も関係しているのでしょうかね。

検視官と修道士の関係は、もうすっかり揺るぎないですね。(^^)
ラストなどは、えええ~、僕も連れてって~、な。(爆)

しかし、巻を追う毎に盛り上がりつつある農民運動が気になります。
ワイン飲み過ぎ、メタボなクランストンの健康も心配ですね。


The Anger of God : Chapter 13

2009-08-29 13:24:06 | Athelstan・Doherty
The Anger of God (Sorrowful Mysteries of Brother Athelstan)The Anger of God (Sorrowful Mysteries of Brother Athelstan)
価格:¥ 1,247(税込)
発売日:2001-06-09

ホブデン家の事件は,まだ完全解決したわけではありませんが,ようやく,エリザベスの言った事の裏付けが取れたわけで,おそらく解決に向かうだろう,と,いう事に。でも,この時代だからいいですよね。これ,まだ状況証拠でしかありません。現代だったら,犯人が誰か,きちんと証明しないとなりませんから。

教会に戻れば,どうやら,パイクの息子とワトキンの娘の婚礼の話がまとまったようです。あれ? 先の巻の話は?(^^;) まあいいや,とにかく,めでたしめでたし。

さて,いよいよ今度こそ,本当に,ギルドホール事件解決編ですね。
その夜,アセルスタンは,今回のいろいろの事件という事件,ギルドホール事件以外の事件も含む,全ての亡霊がオールスターで(笑)登場するという悪夢にうなされます,が,とにかく,翌朝1番,クランストンと会う為の段取りをします。

クランストンとの落ち合い場所,Holy Lamb of Godに行く途中,お掃除をサボっていたセシリーに会います。彼女はドウゲートに停泊していた船員さんと恋に落ちていて,それで今までサボっていたのだそう。でも,船員さんは行ってしまったので,来週からはきれいになる,かな。セシリーは,健気に船員さんを待っているようですが,彼はきっと戻ってこないぞと密かに思うアセルスタン。。

ロンドン橋のたもとでは,橋守のバードンに会いました。彼は,首が帰ってくるのを待っているそうで,また,もうすぐ子供が生まれる,とも。

アセルスタンは,ロンドン橋のいつもの賑やかな通りをフィロメルに乗って進みます。そろそろ,全ての事件解決も近いんだなあという雰囲気ですね。(おっと,彼は橋の隙間から見える泡立つ川を見ないように気をつけてますけど,何を見たくないのかな?(^^;))

クランストンとアセルスタンは,まず,ナイフの専門家の意見を得る為,クランストンの友人,武器庫守のサイモンという男に会いに行きます。サイモンというのはゴブリンのような外見(^^;)だそうですが,人懐っこい感じ。いろいろ実験の結果,裏付けを確認し,いよいよ3人でギルドホールへ出発。

アセルスタンは,「マジパン」なる食べ物を買ったと出ていますが,どんな食べ物かと思ったらこちら。。う~~んこれは,砂糖菓子の一種ですね。基本アーモンドが混ざっているそうですが,14世紀のロンドンの物はどんな味だったんだろう?

クランストン,アセルスタン,サイモンの3人は,ギルドホールへの道の途中で,カートの行列を見かけます。1番後ろのカートには,先日の遺物売りを見かけます。「ケツをまくられさんざん汚物をぶつけられた」状態。クランストンは嬉しそう。このパフォーマンスは見せしめで,幸い,彼は死罪ではなく,ロンドン追放で済むそうですけど。。(汗)
ギルドホールに到着したクランストン,マウントジョイ氏とスターミィ氏殺害のからくりを説明。(ここは事件の核心なので省略)次の章で,いよいよフィッツロイ氏の事件の真相が明るみに出るようです。


訳本

2009-08-24 20:14:44 | Athelstan・Doherty
なかなか進まないなあと思っていたドハティ先生著書の和訳ですが、いつの間にかこれが出ていたんですね。

神の家の災い (創元推理文庫)神の家の災い (創元推理文庫)
価格:¥ 987(税込)
発売日:2008-11


こちらの訳でございます。
Murder Most Holy (Sorrowful Mysteries of Brother Athelstan)Murder Most Holy (Sorrowful Mysteries of Brother Athelstan)
価格:¥ 915(税込)
発売日:1993-03-11


神の家?ああそうか、事件現場が、アセルスタンの教会と、ブラックフライヤーズ修道院でしたよね。あの本、面白かったです。う~ん、アセルスタンにしても、コーベットにしても、シャロットにしても、面白いシリーズなんで、どんどん翻訳されて、人気出て欲しいですねぇ。。。


The Anger of God : Chapter 12

2009-08-24 11:42:59 | Athelstan・Doherty
The Anger of God (Sorrowful Mysteries of Brother Athelstan)The Anger of God (Sorrowful Mysteries of Brother Athelstan)
価格:¥ 1,247(税込)
発売日:2001-06-09

ページ数から言うとそろそろ結です。
アセルスタンは,翌朝,豚飼い女ウルスラのお母さんの為のレクイエムと執り行いました。その時,ベネディクタがやってきて,ミノレッセスから呼び出しがあったと告げます。あらっ,ミノレッセスって,修道士の名前かと思っていたら,修道「院」の名前だったわ。(そりゃそうだ,女子修道院に修道「士」がいたらおかしいと思ったんだよ(爆))失礼しましたっ。

何と,エリザベスが首を吊ろうとしたそうです。

急いで修道院に駆け付けたアセルスタン,まだ不安定な彼女に,キリストの十字架を持たせ,彼女が思っている事(父と継母が母を殺した)は本当と誓えるか,と,尋ねます。彼女は「本当です!」と叫びます。

いつものHoly Lamb of God(LOTR的には「聖なる神の子羊館」か(^^;))で,それを聞いたクランストン,では早速墓掘りに行こうと。。(え,もう結に入っているのに,メインとは別の事件調査ですかっ;)

蜂蜜と砂糖でぎゅうぎゅうにコーティングした梅の蜂蜜漬けが歯にくっついたアセルスタン,「あれ?前にもこんな事があった?」急に何かを思い付きます。その後彼はlavariumに行って,rose waterで手を拭いたという記述がありますが,lavariumという言葉,辞書を見ても載ってませんでしたが,インターネットを見ると,水槽の浄化設備,あるいはshampoo roomというのもありましたので,洗い場? 洗い場にrose waterのある酒場って,おしゃれ。。(^^)

帰り道,3人は,アヤシイ遺物売り(当時は流行っていたようですね,こういうの)が「洗礼者ヨハネの首」なる物を売っているのを見かけます。ベネディクタが「何で彼が洗礼者ヨハネの首なんて手に入れられるの。それに何で赤毛と知ってるの。」と気持ち悪そうに言い捨てると,クランストン,はっと思い付き,…ってギルドホール事件について何か思い付いたのかと思いきや,ロンドン橋首盗り事件の方でしたっ;

で,遺物売りの家に踏み込んだクランストン,早速,役人達を呼んで,調べるよう命令。中の1人が,無礼にも肉をもぐもぐ食べながら彼の命令を聞いていたので(笑)「中に何があるか,言わないでおいた。」(爆)

翌朝,クランストンの友人の医者セオボールド・ドゥ・トロイズ,アセルスタンのブラックフライヤーズの先輩修道士オドを加えて,Holy Lamb of Godで皆落ち合います。

何をするかと思えば,エリザベスの母,サラ・ホブデンの墓あばき。ドゥ・トロイズは,ある毒物について,死後どうなるかをしっかりお勉強してきたそう。かわいそうなオド修道士は,サラさんのお墓が見つからないとうだうだ。(実は記録書を上下逆に読んでた(笑))そしていよいよ,サラさんのお墓が開きます。

また事件の核心に関わる事なんで,詳しくは控えますけど,

…みんな,びっくら仰天!


2009春の九州旅行(6)

2009-08-24 10:42:35 | 旅行
翌朝の朝ごはんです。


鉄輪温泉をお散歩しました。




つばめの巣(笑)




その後、赤い湯の池の血の池地獄と




間欠泉の龍巻地獄を見ました。


でも、地獄は、坊主地獄がお薦めですわっ(笑)だって、同じ料金でいろいろ見れますもんっ。

大分空港で、飛行機を眺めながらの昼食。

なかなか美味でした。

2009春の九州旅行(5)

2009-08-23 12:38:20 | 旅行
人通りの多い道(って人全然写ってませんが(爆))を通り、


赤川温泉に降りる道に入ります。


この下山道が、ミヤマキリシマで一杯の、とっても心地のよい下り坂でしたよ♪




ショウジョウバカマも。。


どこまで降りてもこんな感じ。




ようやく降りて、阿蘇を望む牧場をちょっと眺めたら、


別府にやってきました。

ここは、明礬温泉の、別府温泉保養ランド(おっと宿泊できるんだ(^^;))という、九州ならではの一風変わった温泉です。はっきり言っておきましょう神経質な人には超向きませんので要注意。ですが、めっちゃ暖まる事請け合いです。

The Anger of God : Chapter 11

2009-08-22 13:08:22 | Athelstan・Doherty
The Anger of God (Sorrowful Mysteries of Brother Athelstan)The Anger of God (Sorrowful Mysteries of Brother Athelstan)
価格:¥ 1,247(税込)
発売日:2001-06-09
おそるおそる家に入ると,モード夫人がゴグとメーゴグに家のルールを教授している所(笑)でした。後ろにボスコンブがろうそくのよう(爆)に立ってます。犬はもうクランストンは無視。(爆) どうやら,モード夫人は,ボスコンブから話を聞いて,全てを理解してくれた様子。

緊張から一転,家族再会の大騒ぎ(爆)の後,クランストン,書斎にこもってアセルスタンと一緒に,書類をあさります。そして目的の書類を発見。彼はボスコンブに,市長と商工会メンバーに,「検視官クランストンがスターミィの秘密について話があると伝えよ。」と命令。それ聞いて「ホエーのような顔」になってしまった(笑)ボスコンブに「まあそう恐れるな。ただ伝えて皆の顔色を見ておくだけで良い。1時間以内に行くからな。」

アセルスタンはさらに書類から,当時セントポール寺院の聖歌隊員だったニコラス・ハッセイの名前も発見。

伝言伝えたボスコンブが,嬉しそうに帰ってきました。

15年前,クランストンが見習い検視官時代,お小姓さんを巻き込んだスキャンダル事件があり,2人の商人が四つ裂きの刑になったそうです。。。これはしゃれになんない話ですね。(汗)当時,尋問を受けた中に。マウントジョイ,フィッツロイ,サドベリー,ブレマー,マーシャル,デニー(つまりここにいる商工会メンバーだ(笑))の名があったそう。そして,プラス,スターミィ。

クランストンとアセルスタンの論理は,犯人は,スキャンダル以降真面目に働いて鍛冶屋として名声を得たスターミィを,脅してスペアキーを作らせたのではないかという事です。商工会メンバーはちょっと慌てたようですが,それでもまあ,まだ決定的な解決には至らず。。

教会に戻った2人,ベネディクタがやってきて,エリザベス・ホブデンとアナについて報告。修道士やシスターは良い人だそうですが,エリザベスはまだすさんだまま。これからが心配です。その夜は,ベネディクタが晩御飯を作りました。

ベネディクタが帰った後,就寝中のアセルスタンを、イラ・デイらしき人物が訪ねて来ます。塩をまぶした苦菜入りパンが届きました。一緒にあった紙片には、
Incur the wrath of God, and you will incur the bread of bitterness.

the wrath of God = the Anger of Godですね。
「incur the wrath of God」は、辞書にも「天罰を受ける」とあっさり載っているのですが、bread of bitternessとは?

いろいろ苦労して探しましたが、旧約聖書をあさってみたら、出エジプト記12章あたりに、アセルスタンが受け取ったパンと似たような物が出てくるようですが、これじゃ何が何やらさっぱり。(^^;) 

しょうがないので、日本語の力を借りる事に。(笑)こちらを見ると、苦菜入りパンについての説明があります。イラ・デイ的には、種いれぬパン=塩をまぶしたパン、苦菜=当時の農民達の苦役の象徴、という事なのでしょうか。


2009春の九州旅行(4)

2009-08-22 11:21:02 | 旅行
谷間にもミヤマキリシマ。


使われてない非難小屋。


登りきると坊がつるが望めます。


久住山頂上からは見えない池。




前日は裏から見た硫黄山。


山小屋とトイレです。去年の東北の山から思っていたのですが、最近は山のトイレもきれいなんですよね。

2009春の九州旅行(3)

2009-08-21 12:42:27 | 旅行
赤川温泉側の登山道から久住山を目指します。




ちょっと登ると阿蘇方面の絶景と共にミヤマキリシマ。


めっちゃ急坂でございましたが、ミヤマキリシマを愛でながら登って。。


頂上に到着。


あちらの山を回って行こうという事になりました。どうやらこの辺りは、最盛期はまっピンクになるらしいですよ、


はい、そして上の写真で見えていた谷間です~。

Run!Run!Run!