2巻はシリーズの中では地味ですが,6巻と対応すると言われていましたので,何か新しい事がわかるのかとちょっと楽しみに読んでみました。
ドビーが何故ハリー・ポッターを慕うのか今頃理解しました。彼らにとっては,ヴォルデモート時代の悲惨さから救ってくれた救世主に見えたのですね。しかし,屋敷しもべ妖精という種族の扱いは,このシリーズの重要なテーマの1つになるのですね。
意外に興味深かったのは,ファッジ氏,マルフォイ氏,ダンブルドア先生,ハグリッドの(当時の)関係がわかる所です。ファッジ大臣は,確かにダンブルドア先生とは「そりが合わない」所を見せますが,後の巻で見せるような「嫌らしさ」をまだ持っておりません。彼の,ダンブルドア先生へのちょっとした疑問を上手に膨らませ,後にハリーやダンブルドア先生を窮地に追い詰める事になったのは,マルフォイ氏の差し金っぽいです。
マルフォイ氏に対してはあれほど敵意むき出しなハグリッドが,スネイプ先生を完全に信頼している,というのもなかなか興味深い事です。しかも3巻~6巻の様子を見た感じでは,ジェームズ・ポッターの一の親友シリウスよりも,スネイプ先生を信頼していますよね。この態度の違いは一体何なのでしょうか? ちなみに,ハグリッドはロックハート先生のインチキを,早い時期から見抜いておりましたね。彼はなかなか的確に人を見抜いております。
50年前の話から,ハグリッドが何故今日までダンブルドア先生を尊敬するのか,読んだ当時以上によくわかりました。ダンブルドア先生は最初からトム・リドルを疑い,ハグリッドは無実と知っていたのですね。これも6巻を読んだお陰ですね。ダンブルドア先生のセリフ,
ダンブルドア先生は,当然,元凶はヴォルデモートに決まっている,と,最初からわかってます。だから「Whoではなく,howじゃ」と言ったのですね。どこからどうやって忍び込んで「あの部屋」を開けられたのか,彼はハリー経由で来たのではないかと怪しんでいる節もあったようで(そうそう,彼が怪しんでいたのは,ハリーが「犯人」かどうかではなく,ハリーが「原因」だったのではないかという事!),何かあるか聞きだそうとして,失敗したのですね。(笑)
分霊箱に繋がる?と思える話も出てきました。トムの学生時代の表彰カップ?と見られるカップは,あのハッフルパフのカップではないかと噂されております。(まあ噂ですが)
ちょっと気になったのは,当時マルフォイ氏は,ウィーズリー家を陥れるのが狙いで日記を仕掛けたというのはわかりました。でも,分霊箱についてはどうなのでしょう? 分霊箱はデス・イーターには知られてないと言いますが,R.A.B.は知っていたわけですから。R.A.B.=レグルスならば,当時ホグワーツ卒業したてのペーペーです。そんな若僧が知っていた事を,後に級長になれる程優秀なドラコの父,ルシウス・マルフォイが全く知らないなんて,どうして保障できる? (そもそも,コイツはヴォ卿すら裏切るんではないか?という疑いもありますから。。)
ところで,ハリーは本物のグリフィンドールであるが故に,古い組分け帽子から,グリフィンドールの剣を出したと言われましたが,ひょっとして,本物のスリザリン,レイブンクロー,ハッフルパフである生徒は,この方法でそれぞれの遺品を呼び出せるという事なのでしょうか? しかしそれらの遺品の幾つかには,ヴォルデモートの霊が憑いて(汗)おりますね。(え? だから「Deathly Hallows」?(^^;))
6巻との関連とは全く別件ですが,2巻は笑えるシーンが多くて,楽しかったです。特にロックハート先生ね。"Celebrity is as celebrity does."は笑えました。
イギリスでは小説家と文通するケースが多いというのは,C.S.ルイスの伝記で学びましたが(笑),インチキで固められた人生とはねぇ。。(さすがにC.S.ルイスは違いますよね)
フィルチが,7巻でどうなってしまうのか,にわかに心配になってきました。彼は,今まで全然描かれていませんが,おそらく誰かの情けで拾ってもらったのでしょうね。ホグワーツでしか生きていけない人ですよね。魔法使いの世界でスクイブでは他の仕事はできないでしょうし,今更マグルの世界で就職は無理でしょう。ハリーはKwikspellを見つけて以来,フィルチにはあまりイジメられていないと思います。根は悪い人ではないのでしょうね。
ドビーが何故ハリー・ポッターを慕うのか今頃理解しました。彼らにとっては,ヴォルデモート時代の悲惨さから救ってくれた救世主に見えたのですね。しかし,屋敷しもべ妖精という種族の扱いは,このシリーズの重要なテーマの1つになるのですね。
意外に興味深かったのは,ファッジ氏,マルフォイ氏,ダンブルドア先生,ハグリッドの(当時の)関係がわかる所です。ファッジ大臣は,確かにダンブルドア先生とは「そりが合わない」所を見せますが,後の巻で見せるような「嫌らしさ」をまだ持っておりません。彼の,ダンブルドア先生へのちょっとした疑問を上手に膨らませ,後にハリーやダンブルドア先生を窮地に追い詰める事になったのは,マルフォイ氏の差し金っぽいです。
マルフォイ氏に対してはあれほど敵意むき出しなハグリッドが,スネイプ先生を完全に信頼している,というのもなかなか興味深い事です。しかも3巻~6巻の様子を見た感じでは,ジェームズ・ポッターの一の親友シリウスよりも,スネイプ先生を信頼していますよね。この態度の違いは一体何なのでしょうか? ちなみに,ハグリッドはロックハート先生のインチキを,早い時期から見抜いておりましたね。彼はなかなか的確に人を見抜いております。
50年前の話から,ハグリッドが何故今日までダンブルドア先生を尊敬するのか,読んだ当時以上によくわかりました。ダンブルドア先生は最初からトム・リドルを疑い,ハグリッドは無実と知っていたのですね。これも6巻を読んだお陰ですね。ダンブルドア先生のセリフ,
you will find that I will only truly have left this school when none here are loyal to me. You will also find that help will always given at Hogwarts to those who ask for it.も大変意味深いです。
ダンブルドア先生は,当然,元凶はヴォルデモートに決まっている,と,最初からわかってます。だから「Whoではなく,howじゃ」と言ったのですね。どこからどうやって忍び込んで「あの部屋」を開けられたのか,彼はハリー経由で来たのではないかと怪しんでいる節もあったようで(そうそう,彼が怪しんでいたのは,ハリーが「犯人」かどうかではなく,ハリーが「原因」だったのではないかという事!),何かあるか聞きだそうとして,失敗したのですね。(笑)
分霊箱に繋がる?と思える話も出てきました。トムの学生時代の表彰カップ?と見られるカップは,あのハッフルパフのカップではないかと噂されております。(まあ噂ですが)
ちょっと気になったのは,当時マルフォイ氏は,ウィーズリー家を陥れるのが狙いで日記を仕掛けたというのはわかりました。でも,分霊箱についてはどうなのでしょう? 分霊箱はデス・イーターには知られてないと言いますが,R.A.B.は知っていたわけですから。R.A.B.=レグルスならば,当時ホグワーツ卒業したてのペーペーです。そんな若僧が知っていた事を,後に級長になれる程優秀なドラコの父,ルシウス・マルフォイが全く知らないなんて,どうして保障できる? (そもそも,コイツはヴォ卿すら裏切るんではないか?という疑いもありますから。。)
ところで,ハリーは本物のグリフィンドールであるが故に,古い組分け帽子から,グリフィンドールの剣を出したと言われましたが,ひょっとして,本物のスリザリン,レイブンクロー,ハッフルパフである生徒は,この方法でそれぞれの遺品を呼び出せるという事なのでしょうか? しかしそれらの遺品の幾つかには,ヴォルデモートの霊が憑いて(汗)おりますね。(え? だから「Deathly Hallows」?(^^;))
6巻との関連とは全く別件ですが,2巻は笑えるシーンが多くて,楽しかったです。特にロックハート先生ね。"Celebrity is as celebrity does."は笑えました。
イギリスでは小説家と文通するケースが多いというのは,C.S.ルイスの伝記で学びましたが(笑),インチキで固められた人生とはねぇ。。(さすがにC.S.ルイスは違いますよね)
フィルチが,7巻でどうなってしまうのか,にわかに心配になってきました。彼は,今まで全然描かれていませんが,おそらく誰かの情けで拾ってもらったのでしょうね。ホグワーツでしか生きていけない人ですよね。魔法使いの世界でスクイブでは他の仕事はできないでしょうし,今更マグルの世界で就職は無理でしょう。ハリーはKwikspellを見つけて以来,フィルチにはあまりイジメられていないと思います。根は悪い人ではないのでしょうね。