ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

スウィニー・トッド

2008-02-03 22:14:57 | 映画
ネタバレです。
普段は,「決して観ないジャンル」(汗)で,ジョニデが出ているというだけでは動くつもりはありませんでしたが,ヘレナ・ボナム・カーター,アラン・リックマン,ティモシー・スポール,いずれもハリポタ映画で強烈なキャラクタを演じるお面々,思い切って,挑戦しました。

R15というだけあって,ひぇ~~~なシーン満載。お子様にはち~~とお勧めできる代物ではございません。映画が終わった後,お客さん方は殆ど凍りついていて,なかなか誰も立ち上がることはおろか,声も出しませんでしたよ。

・・・という事で,結構,覚悟は必要。白塗りキャプテン・スパロウだと思って観ていると,と~んでもない恐ろしい目に遭いますが,主要キャラクタ達の,大人の演技は,スゴイ良かったですよ~。(皆さん,とっても楽しんで演じられているようで。。。(^^;)) ホラー苦手な方でも,恐ろしいシーンを頑張って乗り越えるなら。。。超おすすめ!

もともと,ホラーのクラシック的存在? 今まで何度も映画化ドラマ化はされたようです。でも,今回は,元々音楽キャリアのない主要キャラクタ(それって,つまりハリポタ俳優さん達の事)も,皆歌に挑戦するという所が,ツボでした。たまたま,直前に,1年位前に衛星映画劇場で録画しておいたムーラン・ルージュを鑑賞していて,何か全然話も雰囲気も違いますが,ついつい,これもまた同じジャンルと言えるのかなあ,と,みょーな事を考えてしまいました。(笑)

ちなみに,ヘレナさんもアランさんも,歌は初めてとは思えない位,上手でした。俳優さんとしての表現力が,そのまま歌にも伝わっていましたよ。殺気立ったジョニデと,全然気付いてない恋に狂ったアランオヤジの,何故か「愛のデュエット」になってしまったシーンは,特に大ウケ,周りはハラハラしながら観ていて,誰も笑ってなかったのですが,私は椅子で転げそうになる位,お腹が痛かったよ~~(爆)

そして,ハリポタの,‥そうそう,ハリポタブログでないので,念のため伏字にしておきますが,次のハリポタ6映画の,おそらく冒頭で,スネイプ先生とワームテールの絡みがあると思われるのですが,まるでわざとそのコンビの雰囲気を醸し出しているんでないの?(笑)とも受け取りかねないような,アランオヤジとティモシーオヤジの息の合った演技も,おかしくておかしくて,ツボでした。

ヘレナさんもよかったですねぇ。ベラ姐とはちょっと違うタイプの悪女を,かわいく切なく演じてました。(ベラ姐もかわいいですが(笑)) ゴキブリを叩きながらパイを作っている所で,ベラ姐とのギャップを楽しみました。(すみません,全てハリポタベースでウケてしまって。。。(汗))衣装は,パン屋のおかみらしい,安っぽいロングドレスですが,胸を大きく開けたり,背中が黒レースの服を,カッコよく着くずし,似合ってましたよ。実は,彼女は撮影当時,2人目のお子さんをお腹に宿し,ドレスはゆる目にしていたそうなのですが,そんな事は言われなければ全然気付かないし,気にもならないですね。

で,ジョニデ,ですよね。かつてクリストファー・リー様も絶賛した才能。セリフの間合いの取り方も,ホントにうまいですね。最近,爽やかな役どころが多かったんで,うっかり彼の元々のテイストをすっかり忘れてしまいがちですが,やはりお客さんを凍り付かせる迫力ありますね。

Blades of Glory

2007-10-13 13:46:38 | 映画
夏休みのカナダ旅行のおこぼれ話題です。

行きの飛行機は結構豪華で,いろいろ映画を選ぶ事ができましたので,かねてから興味のあったフィギュアスケート映画(私はフィギュアスケート好きです(笑)),Blades of Gloryを選びました。これが,もうトレーラーを観たらすぐわかると思いますが,全く期待を裏切らず。めっちゃ面白かったんですよ。

で,帰りの飛行機は,かなりボロで,私達は,選択の余地なく,その同じ「Blades of Glory」を全員で観るハメに(爆) しかし2度観てもまだまだ面白かったです~。

この映画,この頃のフィギュアスケート人気で,日本でも結構ウケるんじゃないかなあと思ってましたが,公開される気配がなく残念,‥‥と思っていたら,何と。

来ました!

12月に公開される事が決まったようです。俺たちフィギュアスケーターという邦題で。

ダーリンは,先週の日米対抗に出ていたジョニー・ウィアー選手を見て,「映画に出ていた人だ!」(←これは大間違いです(爆))と喜んでいました。(髪の毛の色が違うだろ!) でも,映画の中で,本物の佐藤有香さんやサーシャ・コーエンさんを見る事ができますよ!

ミス・ポター

2007-09-29 00:05:08 | 映画
結論から言うと,すご~~~~~く好きです。久しぶりに,上質な映画を楽しみました。
レニー・ゼルウィガー,エミリー・ワトソンのお姐,じゃなくて,お姉様方の熱演,ユアン・マクレガーの可愛い(笑)紳士ぶり,アップが多くてドキドキでした♪ そして,湖水地方のため息の出るような美しい風景。。。

非常に珍しく(笑),ヤフーの評価とも意見が合いました。

言わずと知れた「ピーターラビットのおはなし」を書いた,Beatrix Potter(1866-1943)のお話。例の箒少年と同じ苗字なのに,邦題が「ポター」なのは,その箒少年物語と混同されないようにという配慮か?と思っていたら,日本では,元々,ポッターではなく,ビアトリクス・ポターと表記される事が多いんですね。

ベラトリックス(Bellatrix)ではないので,くれぐれも間違えないように。(笑)窓口でうっかり「ハリー,じゃなくて,ミス・ポター」などと言わないように集中して臨んだのはもちろんです。(爆)

お話は,ほぼこちらに載っているそのままです。

実は,私,ピーターラビットの絵はかわいくて好きですが,ピーターラビットシリーズ自体は,怖い話,残酷で暗い話が多くて,あんまり好きではないんですよね。(汗) ちょっと心配だったのですが,この映画は,ピーターラビットのおはなしの好き嫌いは全く関係なく,楽しめました。

ミス・ポターは,身の回りの世話をする人があんなにたくさんいる,すごいお嬢さんだったのですね。これには大変びっくりしました。

ビアトリクスが生まれたのは,ルイス・キャロルが「不思議の国のアリス」を出版した翌年,という事で,少女時代の描写が,まるで「不思議の国のアリス」の世界そのものな所がありました。で,さすがヴィクトリア王朝時代です。お母さんがまるでヴィクトリア女王(笑)に見えたのも,ツッコミ処でした。

また,娘の結婚の事でやたらと騒ぐお母さんは,「高慢と偏見」を思い出させました。クリスマスパーティのシーンなんか「そのもの」。

まあ,その辺りも含め?(^^;) 私的には,すんご~~く,気に入りました。

レニー・ゼルウィガーは,テキサス生まれとは思えないほど,見事に英国アクセントしてましたよ。

湖水地方の風景がとても美しく,観ているだけで癒されました。そんな場所に住める人は本当に幸せだなあと思いました。イギリスにはまだ行った事もないのに,行きたい場所がまた1つ増えちゃいましたよ。(笑)

そうそう,ユアン・マクレガーも良かったですが,物語の後半で,ビアトリクスの心の支えになっていく幼馴染の男性の描き方が,またしっとり落ち着いた大人の恋で,最後に字幕で,彼女は8年後に彼と結婚したとあっただけですが,こんな終わり方もなかなか良いです。

エンドロールでは,誰も立ち上がらず,皆余韻を楽しんでいたのが,また印象的でした。

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 3回目(ネタバレ)

2007-08-18 00:58:07 | 映画
ついに,3回目,行って参りました!(笑)
今回は,サントラを結構聴いた後だったので,音楽がとてもよく聞こえました。

そう言えば,ついつい書き忘れていたのですが,ペチュニアおばさんのファッションがまた斬新でしたね。かわいくてセクシーなミニのドレス。これをあの年代の人が着るって所が。。でもスタイルもよくて,バッチリでしたよ。

ハリーがムーディ,トンクス,キングスレー達と箒でロンドンの空を飛ぶシーンで流れる,「Flight of the Order of the Phoenix」はお気に入りな曲です。何かこの風景を見ていると,V for Vendettaやら,ドクター・フーやら,本で読んでる14世紀のロンドンの修道僧探偵Athelstanシリーズさえも思い出してしまいます。イギリスを語る上では必須の風景?なんですね。

よく見ると見知らぬ年配の魔法使いと魔女が同行していますが,エルフィアス・ドージさんとエメリン・ヴァンスさんなのでしょうか?‥‥と思ってIMDBのクレジットを確認したら,ほほ~,どうやら,そのようです。でもドージさんとヴァンスさんはいるのに,何故ルーピンがいないんだ?という疑問はありますが。。

私は,てっきりGrimmauld Placeは一軒家のお屋敷なのかと思っていましたが,それはマルフォイ家でしたねぇ。ブラック家は(高級?)アパートだったのですね。家具の趣味などは結構好きです。(もっと趣味悪いと思ってました(笑))

サントラの「The Ministry of Magic」の最初のコミカルな部分は,マグルの地下鉄で大はしゃぎのウィーズリーおじさんのシーンだったんですね。(笑) 周りの風景から浮いている真っ赤な電話ボックスがまた素敵です。私としては,何故かドクター・フーの青い箱(Tardis)を思い出してしょうがなかったのですが。(笑)『M』はMinistryのMというのは笑えました。(それこそV for Vendettaをもじっているのかと)それにしても,すごい人の波! それと姿現し処とでも言うような,ちょうどトイレ位の大きさの,壁に仕切られたスペースが一杯付いているのも何かウケましたよ。人ごみの中に,いきなり現れちゃ,迷惑なのでしょうねぇ。(笑)

蛙がハンドバッグを持って新聞記事の中で微笑んでいる写真,ちょっと女王陛下(お目通りの時など,いつもハンドバッグをお持ちですよね)をからかってないか? とウケてしまいました。

ハリーとチョウのXXのシーンのヤドリギ,本当にナーグルがいそうでした。(笑) ハリーがチョウに近付いて行った時,ジニーがちょっと睨んでいましたね。でも原作ではこの時は,6巻でああいう展開になるとは予想もしていませんでしたよ。チョウはとてもかわいかったのに,ハリーが彼女を捨ててしまう事になるのが,ちょっとかわいそうでした。

「A Jouney to Hogwarts」は,9月のホグワーツ特急の曲かと思っていたら,クリスマス休暇明けの曲なんですね。どうりで,深い悲しみの予感に満ちていたわけですね。映画では家系図のシリウスの黒こげがクローズアップされていて,さすが映像,上手な伏線だなあと思いました。

「Fireworks」はまさに双子のテーマ曲ですね。2回目までは「2番目に好きなシーン」だったのですが,3回目にしてついに「1番好きなシーン」になりました。(もちろんロンドン上空シーンも好きな事には変りありませんが。。)フリットウィック先生が,2回目に写った時にかわいいガッツポーズをしていましたね。しっかりチェック。(笑)

スネイプ先生が,ハリーの「Padfoot」の訴えに,「No idea」とすっとぼけている表情がまた何ともおかしかったです。映画では何の説明もありませんでしたが,原作未読の人は,オーダーメンバーを魔法省に送ったのは実は彼だってわかったかな(汗)

ルシウス・マルフォイが,Prophecyの間に現れ,杖をまるで剣のように抜く所がカッコいいですが,実は映画2巻の終りでも,全く同じ事をやっているんですよ。こだわってますね。で,ベラトリックスが,まぁ~何度観ても,最高! 演じている女優さんは原作ファンだそうで,よ~く役を理解してますね。欲を言えば,磔の呪いの「正しいかけ方」を原作のようにハリーにレクチャして欲しかったですが,でも,Sの女王様(笑)みたいな衣装に,髪型やメークもばっちり決めて戦いに臨む所も,名前通りのプロの女戦士らしくて,カッコいいですねぇ。次の映画は例のSpinners Endで,スネイプに毒付くシーンがまたお楽しみですね。今後の活躍が楽しみです。

何度も書いているかもしれませんが,クライマックスでの大人同士の戦い,とりわけ,ダンブルドア先生,とてもカッコよかったです。ヴォルデモートの火の玉攻撃に対して,「洗濯機」だ,「乾燥機」だ,「天日干し」だ,と言っていたら,おかしくてたまりませんでしたが(^o^)

ただ,よく考えてみると,『予言』の内容がよく紹介されてなかったように思えます。これは原作未読の人は大丈夫でしょうかねぇ。それと,あの鏡は出て来ないんですねぇ。

トンクスは原作のイメージとちょっと違うけど好みの美女だし,ベラ姐さんもピッタリでしたが,ルナはまた新人なのに役がピッタリはまってましたね。何かこの映画をきっかけに,トンクス,ベラ,ルナが,すごく好きなキャラクタになって参りました。

エンドロールの最後を,「Fireworks」,「Flight of the Order of the Phoenix」,「The Kiss」で締めくくってくれたのは,粋で嬉しかったです。

追記:7巻読了前提のウラ感想をこちらに書きました。お手数で申し訳ありませんですが,ユーザ名,パスワードの入力が必要です。ヒントはこちらをどうぞ。

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(ネタバレ)

2007-07-21 22:22:44 | 映画
(ご注意)こちらには,特にハリポタのファンでない,または翻訳版しかお読みにならない方も,たくさんいらっしゃいますので,7巻に関する万が一のネタバレ防止の為,この記事に限り,コメントを許可しておりません。何卒ご了承下さい。

前売り券3枚買いました。
ポタ映画の感想を置けるブログは,普通に映画カテゴリのあるここと,ハリポタだけと限らずいろいろな原書読書日記を書いているブログと,ネタバレブログと,ちょうど3つある(爆)ので,それぞれの特徴を生かした感想を書こうと思います。

という事で,まず1回目は,普通に映画としての感想を,ここに書きます。

私は,もちろん言わずと知れた(爆)原作ファンです。
ハリポタ映画の場合,映画の直前に原作を復習すると,原作のイメージがチラついて,ガッカリする事があります。今回は,たまたま7巻の予習の為に,つい最近5巻を「聴いた」ので,ちょっと不安だったのですが。。。。

。。。蓋を開けてみたら,5つの映画の中では,最高傑作でした。(私はそう思いました) いつも長い原作を無理矢理詰め込み,何かイマイチだった「つなぎ」ですが,今までで,1番上手に話がつながっていました。また,こうやってエッセンスだけを取り出せば,読み難いと言われた5巻が,結構,傑作だったんだなあと思います。

改変も幾つかありました。DAの面子が違っていたり,Kreacherは出てきたのにドビーはいなかったり(だからRoom Of Requirementを見つけたのは,ネビルでした)ネビルと言えば,彼は原作よりずっと積極的で,両親については,彼が自分で説明していましたね。Grawpは原作より穏やかで話もわかるし,可愛かったです♪ 1番痛い改変はチョウでした。チクったのが彼女になっておりましたね。しかもベリタセラムで,です。だったら彼女には全然罪はないのに,ハリー,冷た過ぎ!(汗) その他,セリフを言う人物が違っている事が多かったですが,今回の映画は,原作のセリフがほとんどそのまま使われている所が以前よりずっと多くて,やはり原作ファンとしては,嬉しかったです。

特に好きだった所と言うと,「きれいどころ」ですね!
今回,女性陣は大満足です。ルナちゃんは私のイメージと随分違うのですが,声がよくて,いい感じが出ておりました。イメージが違ったというと,オルブライト元米国務長官をイメージしていた(!)ボーンズさん,聡明そうな美人だったのでびっくりしました。(笑) ブラック家ゆかりの美女軍団,ベラ姐,トンクス共も,大変いい感じでしたよ。特に,いかにも「S系」の戦闘服(爆)に身を包んで大活躍のベラ姐さんは,1つ1つの動作も表情も,ピッタリハマっていて,これはもう,今後の映画もとても楽しみです!
で,蛙! 可愛かったですねぇ!(爆) 普通なら,人気者になりそうですよ。(笑)
ハーの美しさも眩しく,印象的でした。今回は,ロンといい雰囲気でした。

男子では,まず目に付いたのが,凛々しいShackleboltさん。原作から好きでしたけどね(笑)6巻の時の彼の上司(マグルの首相)はぜひ「例のあの人に」‥なんて変な妄想を考えちゃいます!(笑) 出番が多くないのに(^^)目立っていたルシウス・マルフォイもいいですねぇ。Prophecyの棚の前で杖を抜く所がカッコよかったですね。ムーディ先生も4巻の時と全然変ってなくて,素敵でした。シリウスは,全然ゲイリー・オールドマンらしくない(^^;)。。。犬シリウスが見れたのもよかったですが,ハリーに「抱き付く」のやって欲しかったなあ。(笑) スネイプ先生も今回何気にカッコよさアップです。しかし中で1番のツボが,ダンブルドア先生でした。原作の飄々とした所があまりなくて,もちょっと真面目なのですが,今回は,めちゃくちゃカッコ良かったです~。戦う所なども良かったですが,中でも1番気に入ったのは,ハリーに,(予言によれば自分かヴォルデモートか)どちらかが他方を殺さなくてはならないのですが,と訊かれ,「Yes」と言う所。マイケル・ガンボンさんのその「Yes」はハリーへの愛情が感じられて好きです。

6巻の映画は,スネイプ先生とダンブルドア先生がキーになりますが,この2人ならお任せできる,と確信が持てました。

やや気に入らなかった所は,双子の花火シーン,いやコレ自体はすごくよかったのですが,余韻醒めぬうちに,ハリーがクラクラっとしてしまった所。。。。その後の彼らの行き先を言って欲しかったし,‥そう言えば,トレローニー先生がクビになって占い学がどうなったのか,説明なかったですねぇ。で,上にも書きましたが,チョウがかわいそうでした。

で,細かい事ウダウダいろいろ書きましたが,個人的に1番ウケたのは,ホッグス・ヘッドに「生ヤギ」がいた事です! それ見れただけで,もう,映画観た甲斐があったと思いました!(笑)

ダイ・ハード4.0(ネタバレ)

2007-07-08 23:31:33 | 映画
そもそも,このタイトルの付け方何? ソフトウェアみたい。って,職業柄,つい,反応してしまいました~(笑) 
(ホントのタイトルは「Live Free or Die Hard」だそうですが,アチラでも「Die Hard 4.0」と表記する事はあるようですよ)
中を見たら,何故4.0なのか,わかりました。今回のテーマは,ハッカーなんですね。

でも,困るんですよ。こういう映画で,ハッカーが,パタパタとキーボード叩けば,何でも解決するのを見て,周りの人は,プログラマーは当然皆そんな事ができると思うのよ。めーわくだわっ!! あのねぇ~,自分で作った認証システムだからって,そう簡単に,自分で破れるワケないって。。。。(by 三流プログラマー(笑))

「すぐ蹴る」女(役名が,今をときめく姉妹フィギュアスケーターの姉とおんなじ名前だったので,大ウケしましたが)マギーQって,どうもどこかで見た顔だと思ったら,M:i:III に出ていた人なんですね。その時もカッコよかったですが,今回は,思いっきり冷徹な(で,超しつこい(笑))悪役で,さらにカッコよかったです。

ハッカーの青年マット君,そのキャラクタにしても,演じていた俳優さんにしても,この手の映画でメインキャラになる事が奇跡のような人でしたが,私は,このハッカー,結構気に入りました。どこかのうじうじしているワンピース糸出し男なんかより,よっぽど良いです。

ワーロックって一瞬PJかと思ったのは私だけ?(笑。。もっとも,今のPJはこうではないようですが。。)

マクレーン刑事は,予告編を見ていた時はあまり気付きませんでしたが,最近テレビで「1」を観た時「若~~~い!」。やっぱり歳月を感じますね。できれば,離婚した元妻も顔を出してくれれば,感動的でしたが。。。

話は,例によって,ありえねー系で,しかも映画の終わった後,一体どうやってインフラやら,ライフラインやら復旧する気なの~~~!?と,すごく心配になる設定です。でも,(私は「映画をちゃんと観ている」と自負する方々とは全くかけ離れた趣味を持っていますので,多くの方と意見が合うかどうかはわかりませんが,)とりあえず,今年映画館で観た映画としては,カジノ・ロワイヤル以来の面白い映画でした。また,ダイ・ハードシリーズの中でも,1番最初のやつと並んで好きな作品でした。

300(ネタバレ)

2007-06-16 03:28:31 | 映画
私は生来のブラシ兜好き(笑)でありますが,グラフィックノベルというのは全く馴染みのないジャンルです。マンガを実写映画やドラマにするというのは珍しくありませんが,現実の世界に合わせてリアリティを付けるのが普通です。ところがこの映画は,勇敢にも,原作のグラフィックノベルの雰囲気をそのまま映画に持ち込みました。

ブラシ兜は好きだと書きましたが,古くはベン・ハー,最近はトロイ等,「普通」のブラシ兜映画で感じられる,汗とか体臭とかは感じられず,首が飛んでも血しぶきが上がっても,生々しさを感じず,表現は独特で,不必要な物は全てカット。まるでドッグヴィル‥‥,いやさすがに,あそこまで,大道具抜きにしてまでではないかもですが,結構近いのでは?と思います。

神官達は,まるでナズグルかディメンターかRa'zacか,のような気味悪さでした。ペルシャ軍の描き方も,何ともなあな所がありましたね。ただ,ペルシャの王様クセルクセスは,とても美しかったです♪ ラブ・アクチュアリーやロストにも出演している俳優さんですね。素顔には見覚えあります。

スパルタの王様は,いつぞやかは,劇場の舞台裏に隠れる幽霊をやっておりましたが,実は私は仮面に半分隠れた,女々しい悩み深い表情があまり好きではありませんでした。しかし,この体育会一直線の王様は,ひたすらカッコよくて,こっちの方が全然お似合いです。兜のブラシも見事で‥(やっぱし私はブラシ兜好き(笑))

そして王の語り部さんは,戦士系の役はLOTR以来? 素直にカッコいい役もアレ以来,完全体育会系に至っては,ひょっとして初めてではないでしょうか? LOTRの時より,年齢を重ねているなと感じました。(無理もない,PJがプロジェクトを立ち上げてから,もう10年位になるでしょう)これからは渋い役回りも増えてきそうで,楽しみです。それにしても,あんなに,映画の最初から最後まで,ほとんど出ずっぱり,しかも最後は雄叫びを挙げ,先陣を切って走るとは,期待以上だったので,超嬉しいです。しかも,トロイでの語り部は兄貴でしたから,何か2つの映画につながりを感じますね。トロイが陽で300が陰,みたいな。

DVDは買おうと思います!
‥‥こういう表現手法の映画って,これからも出てくるのでしょうね。

蒼き狼 地果て海尽きるまで(ネタバレ)

2007-04-07 23:38:27 | 映画
評判イマイチでしたが,前売り券を買ったので,とにかく,消化するつもりで行きました~(汗)

特に出だしが何か学芸会っぽく,日本人のキャストには,馬で大平原を駆け抜けるというのは似合いませんねぇ。いい映画だったかと聞かれると,微妙(汗)ですが,そんなに損をしたという事はなかったです。まあまあ楽しかったです。馬がかわいかったですよ。ちょっと小ぶりなので,見た目もかわいいですが,大きな戦いに臨む緊張のシーンで,何故か馬が皆首を縦に振っているんですよ。かわいくて,思わず笑っちゃいました。隣を見るとダーリンも馬に合わせて首を縦に振ってました。(爆)

1つこの映画の良かった所を挙げるなら,モンゴルの景色が,圧倒的に美しかった事でしょう。まるで別世界でした。

今や時代劇の女王?(す,すみません無礼な言い方で‥)若村真由美が貫禄でカッコよかったです。テンジン(チンギス)の息子さんは,ヘタするとお父さんより偉大だったかもしれないフビライではなかったんですね。。

で,また無理矢理女戦士ですか? 私は時々女戦士には怒る事がありますが(笑)この話に関してはOkです。ちなみに,誤解のないように。私は,必ずしも女戦士NGというわけではありません。エオウィンは好きだし,アルウェンについても剣を振り回したというだけで怒ったのではありません。剣持っただけで眉をひそめる人もいますが,中つ国という世界のあの設定で,そこを長い時間生きているエルフならば,女性でも剣を身に付けるのは,むしろ自然な事だと思いますので。私が怒ったのはそういう所ではなく,原作にない変なシーンをくっつけて違和感を感じたからです。墨攻の女戦士に怒ったのも同じ理由で。

で,話が全く別の映画に行ってしまいましたが(汗),今回の女戦士が気に入ったのは,うだうだくだらない御託を並べず,「私をやる!」とシンプルに言ってくれたのと,テンジンを殺そうとしたスパイを,クールにぶっ殺したから(物騒ですみません;),ですかね。

チンギス・ハーンが征服したモンゴルというのは,とてつもなく大きな国だったと思いますが,現在のモンゴルの平和な暮らしからは,なかなか想像がつかないです。今回この映画を観てもあまりピンと来ませんでしたので,これを機会に,もうちょっといい映画ができてくれたらいいですね。なにせ,生きているうちに,日中韓香合作「三国志」を夢見ていますから。。(笑)

ベン・ハー(ネタバレ)

2007-02-25 23:46:57 | 映画
50年近くも前の映画にいまさらネタバレもないだろうと思いますが,もう,筋も知らない方が多いと思いますので(笑),とりあえず。

近所の映画館で,クラシック特集とかいう奴で上映していたので,観に行きました。こんなの観る人いるのかなあ?と思っていたら,とんでもない思い違いで,スゴイ混雑! ハリポタ映画の初日より混んでました。(笑)

私の記憶では,LOTR,SWと並ぶ映画史上の名作,と映っていましたが,なにせ,観たのは小さかった時の事,話は,覚えてないって言うより,もう全然,知らない,と言った方が正解でした。(笑) 実は,私は,この話は,キリストの生涯とも重ね合わされていた事を知らなかった不届き者でございます。(^^;)

チャールトン・ヘストンがカッコいいですねぇ。子供の時,彼の出る大河映画が好きでした。猿の惑星は覚えているし,十戒もきっとテレビで観た事あります。オジサマのイメージだったので,ユダヤのプリンス役ができるほど若い時代もあったんだ~と新鮮でした。驚いた事に?,彼はまだ存命だったんですね? す,すみません,超失礼な奴で(汗) 他の亡くなった大物俳優と何か混同しておりました。ゆっくりですが,新しい映画にも出演しているようですね。。

50年前の映画なので,CGどころか特撮と言えるものもあまり使ってないのでしょうが,逆に,本物だからこそ,の迫力もありました。さすがに,ローマ帝国のパレードのシーンや,馬車レースの背景は,CG特撮(追記:50年前の映画にCGはないですよね)なのでしょうが,SWやLOTRと比べても,大画面で観る限りちっとも見劣りはしません。

ジュダ・ベン・ハーというユダヤのプリンスが,幼馴染のメッサーラに会う所から話が始まるのですが,ローマ軍で出世するうち,メッサーラは冷酷な軍人に変ってしまい,ついにお互い敵となってしまいます。。。。話の前半は,なかなかいい感じに因果応報を積み重ね,ついこの間,墨攻の主役,アンディ・ラウがハリウッドは因果応報を知らん云々と言ったのは,果たして本当なんだろか?結構やるじゃん,ハリウッド。。。。という感じで観ておりました。

後半,何と言っても圧巻は,四頭立て馬車レースです。私が唯一覚えていたのはそのシーンで,それ1つで,SW,LOTRと肩を並べる映画だと思っていたんだと,初めて知りました。(笑) 話の筋すら全然覚えてないのに,メッサーラの戦車の車軸が不気味に飛び出して武器になっている所は鮮明に覚えておりました。で,このシーン,実際すごかったです。お金払って映画館で観る価値十分でした。ROTKのCGなんかぶっ飛びますよ。(笑)

そう言えば,馬! すごくかわいかったです。チャールトン・ヘストンは,馬好きですね。ヴィゴ・モーテンセンにも負けてません。(笑) 4頭の白馬がほんっとうにかわいくて,思わずニコニコしてしまいました。

しかし,馬車レースにはすっかり満足でしたが,どうもその後がいけません。不朽の名作に対して失礼ですが。。(汗) 前半でジュダの母と妹が牢に入れられ,業病を患って牢から追い出され,レース以降にジュダが彼女達を探しに行き,最後にキリストの処刑を見るのですが,どうもこのくだりが,「ええ?まさかそれはないよね?」という方向ばかりに次々進んで行くんですよね。(滝汗)
ちなみに業病(leprosy)を扱った映画と言えば,私の知る限りではMolokaiと,キングダム・オブ・ヘブンがあり,どちらもとてもよいのですが,ベン・ハーでの扱いは,この2つの映画にはとてもとても及ばず,気になってしまいました。最後のあのオチは,きっと2人は,長い間牢に閉じ込められ,食べ物がよくなかったから,お肌が荒れていただけだったんだと信じたくなりました。(汗)
キリストの扱いも,最近は顔をバッチリ出して正面から描く映画もあったので,ちょっと物足りなかったかな。。。

う~~む,そういう所は,時代的にしょうがないのでしょうかね。

墨攻その2(さらにネタバレ)

2007-02-12 12:20:34 | 映画
私はどうも最近なるべく字幕を見ないようにしていたので,今回中国語がわからないのにそのクセが抜けず,慣れるのに苦労しました。(笑) ただ,中国語のセリフの長さと,字幕が何か一致してなくて,中国語のわかる人が見たら,この字幕大丈夫なんだろうか?と心配になりましたが,案の定,字幕が悪いかどうかはわからないのですが,脚本がヒドイというレビューがありました。

主人公と,趙の将軍と,弓隊のリーダーには惹かれましたが,逸悦というヒロインを見ていて,普通に戦っている間はまあまあ許せたけど,いきなり革離の前で脱ぎ始めて,緊張感で満ちた男の戦場に一体何だコイツ!?ってな違和感を感じたし,イライラさせられるし,何故革離がこんな変な女に惹かれるのかわからず,何故馬裂き死刑執行の途中で敵が来たからって牢に戻されるのかもわからず(放置するのが自然では?),最後はかわいそうだなあとは思いましたが,概ね感情移入できませんでした。舌を抜いたのは無理矢理伏線を効かせる為とわかったのは,一夜経ってから。こちらも案の定,映画限定ヒロインだったのですね。せっかく「ハリウッドには表現できない因果応報」をわかり易く描けていたのに,ヘンな所でハリウッドのマネをして「無理矢理ヒロイン」を作る必要は全然ないと思います。(いや~過激な批判ですみません。どうもロード・オブ・ザ・リング以来のうらみつらみで(笑))

私は映画を観る前に,某テレビ番組を見て,墨家とは何かをほんのちょっと勉強できてよかったと思いますが,映画の中では全く説明がなく,何の予備知識もなしにこの映画を観たら,テーマがよくわからなかったかもしれません。公式HPなどを見て勉強してから映画を観るのがよいと思います。

この映画は,中国/日本/香港/韓国の合作映画ですが,どこかのレビューに,そのうち漢字圏諸国の精鋭を集めた「三国志」が観てみたいもんだ,とありました。そのアイディア,大賛成です。「映画としては」ロード・オブ・ザ・リングどころではないすごい傑作になりそうです。

ただし,変なヒロイン入れるなよっ! もううんざりでございますよ。

Run!Run!Run!