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趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

Beowulf (17)

2008-05-29 22:27:00 | Tolkienその他関連本
あと2話と書きましたが,結局,最後は1つにまとまってしまいました。(^^;) (実は,半分位が,他国との戦争の危惧の話だったので。。。)

Beowulfは,宝を見ると,感謝の言葉を述べ,自分の墓を海辺に建立するよう,指示します。宝は残る者に任せます。そして,首飾りとシャツと兜をWiglafにプレゼント。

こうして,Beowulfの死という代償を払って,ドラゴンは滅び,宝が獲得されました。

逃げた仲間達が戻って来ました。
Wiglafは,彼らに向かって,助けてくれなかった事を責めます。これが他国に知れたら,侵略されるぞとも。

Beowulfの死は,メッセンジャーによって伝えられました。
しかし,そのうち,Frank王国やFrisian王国,あるいは,Swede王国も攻めてくるかもしれません。特にSwedeは,Hygelacの時代からの因縁があります。

ともあれ,葬儀をする事に。。

Wiglafは,皆にBeowulfの意志を伝えます。そして,国中から火葬台用の材木を集めてもらう事にして,7人の最良の騎士を集め,彼を含めて8人で,ドラゴンの宝をを運び出します。

火葬台が出来上がりました。Beowulfの意志により,兜や盾,鎧を置きました。そして愛された王を横たえます。いよいよ火が点けられると,炎が吠え,皆の泣き声を巻き込みます。女性が弔歌を歌い始めました。彼女の歌は,連綿と続く悪夢,国の侵略,累々と横たわる死体,奴隷化される事への恐怖を歌っていました。天が煙を飲み込みます。

Geatの人々は,岬に塚を作ります。船乗り達から見えるよう,高く作ります。墓に記念の品々を入れ,宝と金で埋め尽くし,周りで族長や英雄達が,別れを惜しみ,感謝の言葉を述べます。皆,彼は最も偉大で,公正で,親切で,名誉を重んじた王と,称えました。


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