三丁目の飛行機屋

飛行機マニアのオヤジが
撮影遠征記やマル秘コレクションの公開などをしていきます。

古い写真ですが YS-11ネタを 前編

2009年03月06日 | ノスタルジック航空写真館
先日、信州の浅間山が小噴火しました

うちの祖父さんが言うには「昔はよく噴火してここでも噴煙が見えたぞ!」
(私の住処は同じ信州でも浅間山とは南西に55kmほど離れ
  その方角には小高い山もあるから、噴煙は1万メートル近かったかも)

それ以後も警戒状態が続いていますが、降灰は遠く千葉でも確認されたとか

~降灰と聞いて一つ思い出した秘蔵画像を紹介~
(ネガのキズ等は極力修正してありますが、一部修正できない部分もあることをご了承下さい)

長野県内には他にも活火山がいくつかありますが
1979年10月28日、御嶽山が有史以来初めて噴火しました
御岳の東側にある地域(我が家も含めて)には降灰があり
松本地域にも(2cmだったけな?)降灰というニュースを聞き
なにを思ったのか翌29日に松本空港へ出掛けてみた

滑走路脇の道路には申し訳程度のフェンスしかない時代
アプローチ・コースの真下で降りてくる唯一の機体 YS-11を待った

当時は大阪便が一日一便のみの空港だったので、こんな光景が見れるとは
機体が降りてくるまでわからなかった

機体後部に写り込むスレッショルドがいいね~ぇ なんて事は今回おいといて・・・


頭上を通り過ぎた機体がRWYに近づくと、積もった火山灰が巻き上げられ始めた

その量たるや凄いもので~


機体を完全に隠してしまうほど

YS-11もターボプロップのジェット・エンジンです
(ジェットエンジンでプロペラ回すといえば素人さんもわかるかな)
火山灰が直接エンジンにかかればトラブルになる可能性もあるでしょうが
巻き上げられた火山灰は機体後方のみで、続く機体もなく事なきでした

事実BAのB747機がフライト中、火山灰でエンジン全てが停止した事故もあったが
それは1982年のことだからまだ危険性も認識されなかった時代なのかも

 ※ 先日の浅間山噴火の時も降灰の為、横田基地は完全クローズになり
   エンジン始動も禁止措置がとられたとのこと

これは凄い光景が見れたものだと自分でも驚いたが
当然、離陸する時はどうだろう? ・・・ という話は次回ということで
コメント (2)
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