三丁目の飛行機屋

飛行機マニアのオヤジが
撮影遠征記やマル秘コレクションの公開などをしていきます。

茸山で空港を思う 

2022年10月28日 | Weblog
先週末、年寄りのショートステイを入れようと
一ヶ月以上前に予約を入れたら満杯でキャンセル待ちに

 連休でもないのに混んでるの ?

コロナの在宅気分も薄れ
週末は年寄りを預けて出かける家庭も多く
ショートステイ先は大混雑なんだそう

しばらくはキャンセルに期待したが~ 無理みたいで・・・
ならば、今季のラストチャンスに賭けるか

そんなわけで、一ヶ月前にボーズだった茸山に再訪することに

日曜の朝は、この地では珍しく
超が付くくらいの濃霧で周囲は真っ白け
でも、濃霧ということは晴れ! の合図なんだよね

今回も前回と同じメンバーで先ずは山頂へ


すでに霧も晴れ、周囲は秋晴れの行楽日和
遠くに東駒ケ岳(甲斐駒)や仙丈ケ岳も霞んでる


ここでふと~
 でもなぁ、この日は「まつもと空港」に
 饒舌な自衛隊機が飛来するんだよ~
 正直、茸なんか採ってる場合じゃないんだが(笑

山の頂から松本方面は、木が邪魔で見えないのは幸い?
しばらくは茸に全集中しないと、滑落だって人事じゃない
茸山の規制ロープをくぐり藪を下り始める

気温の下がる山の上部にあるだろうという事で
初っ端を期待したが、茸の影も容もなく 今回もボーズかも


森林浴 なんて余裕はなく
手入れされてない斜面は、枯れ枝や葉で覆われ足を取られてしまう

時に滑り落ちそうになり、掴んだ枝は枯れ枝でパキッ
 ~なんとか凌いだが危ないところだった

中腹まで降りると、茸を偶に見られるようになってきたが
どれも虫食い等で、さらに自分の薄い茸 知識では
食用とわかる茸がない

更に下ると、地域での呼称「コムソウ」がいくつか
秋の終盤の特徴的な茸で判別しやすい

茸山の麓までいったん下り、別ルートで再び山頂を目指す
ハイキングコースが近いのか、家族連れ? の声が響いてくる

登りの方が茸は見つけやすいハズ
時々、雉の鳴き声も聞こえる

再び山の中腹まで来たところで
松茸の強い匂いを感じ、周囲に目を凝らす
前回 茸山に来た時に、匂いを感じた場所とは違う

 すると~ あった!
 もう傘が開ききって、かなり大きめ
 でも匂いは最高、こんなに松茸臭って強かったの?
 大きな虫食いがあるのは仕方ない

その周囲で5本ほど見つけ 籠に
どれも大きく、完全な虫食いだが~ 腐っても松茸だ(笑
1本は下部がすでに腐り? 始めていて鎌で切り落とす

さらに登りながら、コムソウを幾つも採集
籠は2/3ほど茸で埋まる

これに気をよくし
周囲の地面に気配りしながら斜面を登るが
頂上ってこんなに遠かった? と思うほど一向にたどり着けない

茸採りで遭難する人の気持ちがわかり始めてきた
必死に枝を掴みながら、手にする鎌も使いよじ登る感じ
これで遭難したら、この日に行われてる防災演習会場から
ヘリの実出動になっちゃうぞ(大汗  笑い事では無い気分に

籠からのマツタケ臭が強く咽そうになる
もう茸はどうでもよく、必死に急斜面を登る

なんとか、斜面の頂にある木々の隙間から
青空が見え始め ホッ、もう少し

茸山の規制ロープをくぐり抜けると
目の前に他の仲間がいた 一気に気が抜ける

遅かったので心配し始めたところだったという

でも、「松茸」報告で一気に皆が籠を覗く

 「こりゃデカイ、虫食いだって大丈夫だ」
 他の仲間は、松茸1本 と ボーズだったそう
その松茸も傘が開いて巨大なもの、今季 終了の証だね

その場で、自分の採った茸を鑑別してもらう
全て食用とはなったが、初心者の自分は半信半疑な気持ち

わからない茸は「売らない、あげない、食べない」が大原則

 松茸は皆で分け持ち帰りに

 今回も、仲間が数日前に地元区民の山で採った
 「松茸ごはん」のオニギリでお疲れさん

 先週までは、ナイショの場所でかなり採れたんだ~
 と画像を見せてくれた



いやぁ、目的の茸は一応採れたけど
 自分は心底疲れてしまったよ 


最後に見えるわけもない松本方面を眺め
今頃、空自のスペマなライジン機が滑走路を転がってるかも
 空港の様子が気になって仕方ない
どうも次第に飛行機と縁が薄れていくような・・・


山を下る道路沿いで
猿が小猿を背中に、山へ逃げ登るのを見つけた
猿自体は珍しくないが、この山では初見だ

さらに、仲間から
先の区民山へ茸採りに向かう途中、小熊に遭遇したと
エッ、木曽方面に繋がらないこの山間地に熊はいないと思ってた



この日の収穫を一応種別にしてみた
やはり先週までがピークだったよう
最初で最後の収穫を楽しませていただきました


※ オマケです
 採れた大虫食いの松茸、早く食べないと残った虫に更に食べられちゃう~
 ということで急いで炊いちゃいました
 一応 下処理しましたが、見える虫はいなかった? と思います
 蜂の子大好きな自分は全く気にしませんが・・・

 この油下が決め手なのかも
 コレ、松茸専門の茸山をもっている方からの直伝で
 味付けは基本薄めなんですが
 香りや旨味を殺さない程度に濃くするという難しい按配


出来上がりは、おかわりもいただいて
コレって、自分が山で香りにむせた松茸さんなんだね(笑
 遭難直前だったけど・・・

自分の採った 松茸ご飯は、人生初めてなんです
 一応 デメタシ・デメタシ
コメント (4)
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