８月２１日（金） 信州へ（４） 霧ケ峰へ

　８/１７日。（信州シリーズ最終回）

　朝起きるとすばらしいお天気だ。
朝食を済ませてさっさと帰るのが昨日までの予定であった。
　「霧ケ峰、さっと見て行こうか」。言い出した相手を責めるくせに「行かない」とは言わない。
　早く帰らねばいけないことは分かっている。
いただいた車一杯の野菜たちが痛んでしまうから。
　高原はすっかり秋色だった。

　

マツムシソウ

　マツムシソウは真っ盛り。

マツムシソウ

アカバナシモツケ

　カミサンのこだわりは、アカバナシモツケをじっくり見ていきたいだった。
車山湿原を見下ろすと一番遠いところに群生しているのが見える。
　「あそこまで行くの？」。カミサンは歩き始めて自分でも気がついた。
「足だいぶ良くなった」。
昨夜は灯篭流しを見るにも足が動かないと言っていたのに。

アカバナシモツケ

　花が小振りの気がする。時季が早いのか、その年によるのか。
この花は小さな濃い赤の蕾のとき、蕾が開き始めたとき、
開いて大きく広がり明るいピンクの中に白く光る点々が見えるとき。
　ひとつの花にすべての時期が見られる時がベストだ。

アサギマダラ

アカモズ 初鳥だ

　７月に来た時に一度見たのですが、普通のモズと思って撮り逃してしまった。
自然保護センターで聞いたら、もう子育て済んで見つけにくいでしょうと言われた。
　でも見つけて撮りました。しかも親子で。

アカモズ

　逆光回避の場所で撮りたかったのですが、それはかないませんでした。

ノビタキ 親子

　大きな蛾をもらい誇らしげに食べる子。見守る母親。
見守る親の気持が分かるような気がするのです。

夏の元を取ったか

　今年の夏は夏らしいことしないで終わる、とついこの間まで嘆いていたのに、
１５日の朝の電話一本から、乗鞍の御来光と剣が峰登頂。諏訪湖の灯篭流しと翌日の霧ケ峰。
　それまでのうっぷんを一気に晴らしてきました。心は満杯、体はくたくた。
動けたことに感謝しよう。
　信州シリーズをこれで終わります。