７月２２日（木） 梅雨明けの信州へ（その１）

　”７月１９日中央自動車道上り線の渋滞（１１時３０分）”

　三日連休の高速代が安い内にと１９日、午前１１時頃家を出た。
目的地は乗鞍。翌早朝の御来光バスで畳平に上がろうという予定。
　だから今日は急ぐ旅ではない。
三日連休最終日の中央道は昼前にすでに渋滞が始まっていた。

　霧ヶ峰高原は二日目に行きましたが、今年はニッコウキスゲが全くの不作です。
私が体験した一番の不作年でした。

諏訪湖サービスエリア

　　”諏訪湖ＳＡ（１３時１５分）”

　お昼は双葉ＳＡあたりが時間的にはちょうどだが、混雑するからパス。
八ヶ岳ＰＡで食べようとしたがすごい人でパス。
諏訪湖ＳＡなら空いているかと思いきや、今度は名古屋方面の帰り客で座る場所もなくパス。
　長野道分岐で４分の３は名古屋方面に流れていく、
しめしめ空いたと思いきや名古屋方面から合流してくる車が抜けた分の半分くらい増えた。
　結局長野道のみどり湖ＰＡで遅いお昼にありつく。
連休中はじっとしていて、休みの終わる頃出かけるという我々と同じ考えと境遇の人はいっぱいいるんだ。
　我ら混雑予備軍。

松本電鉄 三溝（さみぞ）駅

　松本ＩＣで降りて、上高地、乗鞍方面へ向かう。
道路は野麦街道と呼ぶらしい。その道に併走する鉄道がある。
松本電気鉄道（松電）上高地線だ。
　この鉄道と周囲の風景をいつかゆっくり撮りたいと思っていた。
急がないから今日はうってつけだ。
　しかし何時もと何かが違う。何時もは晩夏に来ることが多かった。
背丈が伸びて線路方向に傾いた大きなヒマワリ。丈が伸びてそよぐコスモス。
あのイメージではない。
　梅雨明けすぐに来たのは初めてだった。
無人駅のホームに上がったカミサンが「次の電車は一時間後よ、待つの？」。
　待たない、待たない。

...

　　”三溝駅から松本方面　”

　

乗鞍高原 一之瀬園地

　　”一之瀬園地　”

　午後４時頃乗鞍高原に着いた。
明日の３時４０分初の御来光バスまで１２時間もある。
　先ず足元の明るいうちは散策しようと一之瀬園地へ。
もう昼間の人は皆帰ったあとだ。
　独り占めだと悦に入るほどこの場所は知っていない。
木道を歩き奥の水芭蕉群生地まで歩く。

一之瀬園地 ２

　　”クガイソウ　”（カミサンのカット）

　人にはほとんど会わない。
夫婦二人の庭園と言うにはあまりに広い。
乗鞍の山頂は夕方の雲が覆い始めている。

一之瀬園地 ３

　　”ヤマオダマキ”（カミサンのカット）

　途中キャンプ場を通り、奥の水芭蕉まで行った。
バナナの葉のように伸びた葉を笑い飛ばしてＵターン。
　

一之瀬園地 ４

　”乗鞍岳を望む”

　駐車場の隣の温泉は午後８時までという。
今日の汗を硫黄の強い温泉で流した。

観光センター前駐車場 １

　駐車場脇の店は午後５時には店じまいしてしまう。
湯から出てお店のウッドテラスで夕空から夜空に変わるのを眺めながら夕食にする。
　日が沈んで、一番星をみてしばらくしたら山際が赤く輝いている。
もう午後８時を回った夕焼けの名残にしてはおかしい。
　あとで地図を見たら畳平の方角だ。あの広場の明かりではないかと思っている。

観光センター前駐車場 ２

　”駐車場からの星空”

　南に半月を少し過ぎた月が雲間から出てきた。
私が星空を撮り始めたらカミサンは車に入ってしまった。
夜は長い。撮り放題と思ったが意外と良い闇の空が少ない。
　朝の３時に目覚ましで起きた空が一番星が多かった。
よし再チャレンジだ。
　あとから気がついたら流れ星が移っていた。
右のほうにも小さい流れ星が写っています。

観光センター前駐車場 ３

　地上の明かりは自動販売機の明かりがメインだ。
目が慣れてくると、何でこんなに明るいんだもったいない、という気になってくる。
　昔の小話に、親が子供に空に光っているものは何だと聞かれて、あれは雨が落ちてくる穴だ。
と答えた小話があるが、ガサツな親が言ったから笑えるが、
美女の話だったらなんと詩的な言葉と感激されるかも。
　天の川のラインがかすかに見える。