７月３０日（金） 都電各駅歩きの旅 （その２）

　　”すべり台の下で雨宿りするハト”（７月２９日）

　７月２９日、何回かに分けて行った、都電荒川線の全駅を歩き通した。
この日の後半は風と雨にたたられた。昨日の続きです。

　荒川二丁目駅のすぐ脇は公園と下水道局の敷地たになっている。
駅からは入り口はなく線路に沿って細い道を三ノ輪方面に歩く。
　雨が激しくなり、トイレに行きたくなった。
下水道局でトイレがあるかと思ったら入り口に工事中のガードマンがいる。
　隣の子供公園にトイレがあると教えてもらいそちらに行った。
ひときわ雨が強くなった。ハトがすべり台の下に雨宿り。
　私も屋根の下でしばし傘を下ろした。

都電各駅歩きの旅 （２－2）

　　”荒川区役所駅手前”

　スカイツリーが見えた。雨でかすんでいる。

都電各駅歩きの旅 （２－3）

　　”荒川一中前”

　荒川区役所前駅から先は線路に沿った道がない。三ノ輪橋に向かって左側を歩いたら
中学校を大きく迂回してアーケード商店街の入り口に着いた。
　カメラの右手は荒川第一中学校校門へ、左は一直線にアーケード商店街が続いている。
都電の踏み切りすぐ左が荒川一中前駅だ。
　雨が激しいのでこの商店街歩きは助かる。

都電各駅歩きの旅 （２－4）

　　”ジョイフル三ノ輪商店街”

　都電に平行して一直線に伸びるアーケード商店街。
こんな長い商店街は私は始めて体験する。

都電各駅歩きの旅 （２－5）

　　”ジョイフル三ノ輪商店街”

　すべての店が現役だ。
こんなにお店が必要かと店の種類ををしばらく見てみる。
　肉屋、八百屋、パン屋、クリーニング屋、美容室、はんこや、雑貨店、金物屋、お惣菜屋、
お茶屋、米屋、魚屋、薬局、洋品店、コーヒー店。（写真を見直しながら）

都電各駅歩きの旅 （２－6）

　”ジョイフル三ノ輪商店街”

　店を列挙してみても、なかなか店がダブりません。
人が生活を営むにはこんなにもお店が必要なんだ。
小学校の社会科の教科書を思い出す。人の営みが見える。
　私に限らず、今はこれらほとんどの買い物をスーパー一軒で済ますことも出来る。
ここには店の数だけ人のコミュニケーションがある。人情が育つわけだ。

都電各駅歩きの旅 （２－7）

　　”三ノ輪橋駅”

　商店街は直線で３００ｍ程はあったろう。
あまり商店街が長いので線路を確認しようと角を曲がったら、
ターミナル駅三ノ輪橋に出ていた。いや驚いた駅を過ぎている。
　一駅続いた商店街だった。

都電各駅歩きの旅 （２－8）

　　”三ノ輪橋駅前”

　駅前に、うなぎ、アサリの佃煮などと看板が出た店を見ると、
ここが大川（隅田川）に近いことを予感させる。

都電各駅歩きの旅 （２－9）

　”三ノ輪橋駅前”

　もう都電の線路はここでおしまいだ。しばし帰りがたい。
雨は上がったかと思うと風交じりで降ってくる。

都電各駅歩きの旅 （２－10）

　”三ノ輪橋駅”

　また一段と風交じりで降ってきた。
傘なんかさしていても膝から下は横殴りだ。
　一駅手前に銭湯があった。あれに入って帰ろうか。
この雨の強さに、このまま都電に乗ることにしたのでした。

　これで都電各駅歩きは終わるのですが、電車に乗ろうとしたら雨がピタリとやんだのです。
ここからだったらスカイツリーはどんな風に見えるかな。
歩き出してしまいました。明治通りへ出て隅田川にかかる白髭橋からスカイツリーを見ました。
橋の上は傘もさせない強風。橋を渡った交番で、池袋に帰りたいんですがと道を尋ねると、
たまたまそこにいた地元の奥さんが、おまわりさんより早く、
「明治道りから日暮里行きのバスが出てる」と教えられ無事帰宅。６キロ位歩いたかな。