２月４日（金） 冬の北陸へ（４）－１

　　”船が内川に帰ってきた”（１月２９日）

　旅の２日目後半です。
富山県射水市新湊、内川の風景に会うことが旅の目的だ。
昨日はロケハンで２日目が本番、なんて考えていたが、
写真は一期一会だ。
晴れの写真はもう撮れず、今日は雪降りに付き合うしかない。

冬の北陸へ（４）－２

　大きな船が帰ってきて方向転換して着岸した。
全て船は、この方向に海に出ていく。
帰ってきた船はこの川でターンする。
川に横向きになると船と岸の隙間が２ｍ位しかない。

冬の北陸へ（４）－３

　ほっかむりは懐かしい。
撮らせてもらおうとしたら
幼稚園か小学生の子供みたいに
ふざけたポーズばっかりして全然言うことを聞いてくれない。
　カミサンと肩組んで撮るという。
二三枚好きなようにしてもらってようやく撮れた。
カミサンいわく「酒臭かった」。
　そっか！

冬の北陸へ（４）－４

　今日は氷見に移動する日だ。
内川の周りも広く見なくてはいけない。
海辺も見に行こう。

冬の北陸へ（４）－５

　カモメとの距離が詰められるのは、間に雪があるからだろうか。
１００ｍｍレンズで。

冬の北陸へ（４）－６

　本来内川の船はこの港に係留するのがほんとうだそうだ。
しかし内川の方がはるかに自宅に近いのだろう。
この船は大きすぎて橋が通れないからここに止めているのだろう。

冬の北陸へ（４）－７

　橋の下に車を止めて釣りをする人。
聞いたらメジナとチヌだと言う。
　釣れれば小物ではなさそうだ。

冬の北陸へ（４）－８

　慣れているからあんなところで釣りができるのだろう。
あそこまでは、雪の積もった堤防をかなり歩く。

冬の北陸へ（４）－９

　漁港で。
この港は１日に２回セリがあるという。
午後１時から２回目のセリがあると川の駅で教えてもらった。
　この老夫婦セリに備えてイカを船から降ろしている。
朝出航したのだそうだ。
　船と岸壁の隙間が２～３０Ｃｍ動く。
船が岸に寄るリズムを図って荷揚げしている。

冬の北陸へ（４）－10

　ズワイガニ。
遠くから見たら、漁網を広げてあるのかと思った。

冬の北陸へ（４）－11

　太刀魚

冬の北陸へ（４）－12

　セリの風景。
何をしゃべっているのかさっぱり分からない。
さっと手を挙げる人がいるが、それを誰が見ているのかも分からない。
分からないずくしでセリがどんどん進んでいく。

冬の北陸へ（４）－13

　漁港でセリを見て昼食。
今日の泊、氷見へ移動。
　雪降り止まず。
　海の景色が見えた。
「雨晴らし海岸」。
晴れていれば立山連峰が見えるビューポイントらしい。

冬の北陸へ（４）－14

　景色の見られなかった人のために。
近くの駅前で。

冬の北陸へ（４）－15

　　”民宿の夕食”

　旅慣れた義兄から「食事は最低でも十分だから」と聞いていたのでそうした。
この写真にプラス茶碗蒸しとブリの塩焼きが出た。
期待してなかったがブリシャブがちょこっと出た。
　ところが、年のせいか全然食べきれないのだ。
右の鍋にタラとうどんが入っていて、それで満タン。
ご飯は一口も食べられなかった。
ビールは半分残し、刺身は３分の１は残した。
ブリシャブの鍋で刺身をしゃぶしゃぶしたがやっぱり食べきれない。
　ところが朝食は和紙に一筆書きの水墨画の様なシンプルさ。
　あれとっといてくれたらと言いたくなりそう。

　この晩、サッカーアジアカップの決勝戦だった。
しかし旅の身には見るのは無理な時間だ。
ところが、夕食後テレビの「ダーウィンが来た」を見終わらないうちに寝てしまった。
　夜中の２時にトイレに目が覚めた。
サッカーは終わったろうな、とテレビをつけたら延長戦の始まるところ。
　なんと無駄のない観戦。
外は排水溝に水が吸い込まれるような不気味な風音を立てて雪が舞っている。