”昼の日ざし”
昨夜遅くにカミサンは旅行から帰ってきた。
台所に立って翌朝の準備。
「ご飯は?」。「一人分位あるよ」。
あとから台所に行ったら、残飯置き場にご飯が捨ててある。
「あっ捨てちゃったの」。「ダメ、カビが生えてる」。
「今朝炊いたんだよ」。「ダメ、カビてる」。
カミサンは言い切っている。
私が精魂込めて炊いたご飯のことは知る由もない。
初めて炊飯したフライパンは、多少は米にフライパンの色移りがし、
おこげまで出来ていて、銀シャリとは程遠い色だ。
明りを落とした台所のお櫃の中ではおこげがカビに見えたのだろう。
それにしても、カミサンが出かける前からのご飯を
そのまんまカビを生やすほど私はずぼらではない。
でもカミサンにしてみれば、それほど信用ならぬのだろう。
朝早くからの洗濯機の音を聞きながら、いいよ元のぐうたら亭主に戻ってやるから。
昨夜遅くにカミサンは旅行から帰ってきた。
台所に立って翌朝の準備。
「ご飯は?」。「一人分位あるよ」。
あとから台所に行ったら、残飯置き場にご飯が捨ててある。
「あっ捨てちゃったの」。「ダメ、カビが生えてる」。
「今朝炊いたんだよ」。「ダメ、カビてる」。
カミサンは言い切っている。
私が精魂込めて炊いたご飯のことは知る由もない。
初めて炊飯したフライパンは、多少は米にフライパンの色移りがし、
おこげまで出来ていて、銀シャリとは程遠い色だ。
明りを落とした台所のお櫃の中ではおこげがカビに見えたのだろう。
それにしても、カミサンが出かける前からのご飯を
そのまんまカビを生やすほど私はずぼらではない。
でもカミサンにしてみれば、それほど信用ならぬのだろう。
朝早くからの洗濯機の音を聞きながら、いいよ元のぐうたら亭主に戻ってやるから。