９月６日（火） ブログ４周年に

　　”朝　”

　今日でブログが４周年となりました。
　あすから５年目に入ります。

　台風が過ぎても相変わらずゲリラ雨が来たりしてますが、
　朝日が気持ち良かったので、そのままパチリ。

　画像のカウンターは始めてから、１０，２３３枚を示しています。

　

ブログ４周年に

　　”朝　”

（ブログ４周年に）

　　昔は写真は特別な時に撮るものでした。
　私たちの一生は、日々起きては記憶から消えていく、
　限りなく特別ではない日の連続です。

　なんでもない日の記録こそ、
　その人にとっての生きてきた記録ではないか。
　そのことに妙に納得して、写真ブログを続けています。

　独り言に近い私のブログを、見守っていただいている方々。
　コメントをお寄せ下さる方々。

　これからも飽きるまで続けますので、よろしくお願いいたします。
　


　

私の写真のルーツ （１）－1

　”私が初めて撮った、中二の夏の八ヶ岳登山の写真”

　こんな機会に、自分が写真を撮り始めたルーツを
　振り返りたい気になりました。

　アルバムには、自分にしか説明できない写真が沢山ある。
　私が居なくなったら誰もその意味も分からず価値もなくなる。
　当たり前のことにいまさら気づいた。へその緒みたいなものだ。
　

　私の写真を撮るということが、このページから始まりました。
　左ページの真ん中の、麦わら帽を持っているのが私。

　当時、フジペットというトイカメラがありましたが、
　もっとマイナーなトイカメラ。しかも借り物。
　シャッターは約１/１００秒と、バルブがあった。

私の写真のルーツ （１）－2

　アルバムはコーナーを使って貼り付けていた。
縁が無い方が格好いいと縁をカットしてある。

　本に書いてある長時間露光で光跡が流れる写真を撮りたかった。
実家前のＪＲ中央本線、天竜川に架かる鉄橋。その向こうは岡谷駅。
　カメラは二眼レフ。１７歳の写真。

私の写真のルーツ （１）－3

　韓国のアイドル写真ではありません。
写真の肖像権は私にあります。

故郷を離れて東京に出てきた。
葛飾区新小岩。二十歳頃だろうか、
賄い付の下宿アパートで。

　この人、
自分の将来がどうなっていくのか全然知りません。
どんな事で身を立て、どんな人と結婚し、どれだけ財産を蓄えるか。
どんな幸せとどんな不幸が訪れるかも。

無限の時間があって、無限の可能性と不安を持っていたな。
「あんたの将来みんな知ってるよ」と今この人に言ったら、
「ありえねー」と言われるだろうな。

「それで、あんた今どうなってるの？」、と聞かれるだろうな。

「ウン、まだこれから」と答えるしかないな。

　私はナルシストか。

私の写真のルーツ （１）－4

　　”荒川放水路”

　総武線、新小岩駅寄りの荒川放水路左岸。
　東京オリンピックの前年あたりか。

　信州から出てきた者には、
このあたりの風景は詩情を掻き立てる風景だった。
　二十歳。

　このころカメラはアサヒペンタックスＳＶだったと思う。

私の写真のルーツ （１）－5

　もうこの頃は深川木場の移転が始まっていた。
雑誌で見た、木村伊兵衛や土門拳が撮った
写真の舞台に居るんだと思うだけで心が高鳴った。

私の写真のルーツ （１）－6

　東京オリンピックの翌月だ。
荒川放水路右岸。バックの橋は小松川橋。

土門拳の「江東のこども」と、白黒であることは似てるでしょう。

　あの橋の向こうは、すぐ海に違いない。
そう決めつけて地図も見ずに、
歩いても歩いても海に出なかった若き思い出。
　２１歳。

　（明日も続きます）