志村さんの個展の後片付けをして、コーヒーを飲みながらしばし談笑。
本人は大仕事をやり終えた安堵感と充実感に包まれている。
私は氏がうらやましくて、まぶしくて仕方ない。
私は、好きな写真に何時どんなふうに節目をつけることが出来るのだろう。
先の事を考えずにはいられなかった。
展覧会場からの帰り道、上空を覆う厚い雲が西の方だけ切れて夕日がドラマチックにさしてきた。
「撮ってやる!」。 テンション高くノーファインダーでシャッターを押し続けた。
新しくなった阿岩橋は歩道が大変広い。
下校の中学生が橋の上でたむろしている。車を橋のたもとの駐車場に入れた。
川をのぞき込んでいて誰かが胸の名札を川に落としたようだ。
流れてしまう様な川の流れではない、
三人が下に拾いに行って上から皆が見ている。
夕日をバックにシルエットで撮ろうと近づいた。
「えっ、撮ってくれるの。 ポーズしようぜ」。
ワンカット切って見せてやったら、「わー、カッコいい」。とノリノリ。
「ちょっと手を上げてみて」。