”杖突峠を越えて高遠町へ。峠を越えて最初の集落” (8月25日)
(高遠町へのこだわり)
旧・高遠町(現・伊那市)は伊那市街からは10キロほど天竜川の支流の谷へ入る。
諏訪盆地からは、杖突峠を越えて30キロ以上ある。アクセス道路はこの二本。鉄道は通っていません。
歴史のある街ですが、山の中の信州でもさらに奥まっている街なのです。
二十歳代の夏、一度だけ父の軽三輪車でここへ来たことがある。
その時撮った写真はたった一枚。
縦位置で、細い道が下りかかって高遠の街並みが少し見える。
画面右半分ほどは胸ほどの高さの石垣の上に土蔵が写っている。
私は高遠町をのぞいたようなその一枚を撮っただけで、
深入りを避けるように帰ってきたのでした。
その後、何度か行って見ようと思ったのですが、
コヒガンザクラの名所で、シーズンは混雑して地元民でも行くのが大変。
そんなことで、ずっと行かずじまいの場所でした。
せめて昔写真を撮った場所が確認できればと思っていたのです。
カーナビではほとんど情報が分からない。 ここへ寄って話を聞きます。 農業関係の人とカミサンはコミュニケーションが実にうまい。
教えられたとおりに行ったら、ごく自然に高遠城址公園の駐車場に入ってしまった。
グランド並みに広い駐車場に、私の車も入れて3台ほどだ。
とりあえず、どんな場所か歩き回ることに。
高遠の街は思っていたより広かった。 20代のころ撮った写真の場所はどこだったのだろう。 全く確かめるすべもない。
高遠湖と美和湖の位置関係も見ておこう。 美和ダムまで行ってお昼にしようとした時、雨が土砂降りになってきました。
お昼はここでは食べず、駒ケ根市まで南下して明日に備えることにしました。
明日の天気は保証されているみたいです。
駒ケ根市内のホテルの部屋から、明日上る木曾駒ヶ岳が見えています。
↓ 右手雲の切れ間から遠くに尖って見えているのは宝剣岳のピーク。 千畳敷カールはあの下です。
明日の天気は良いみたいです。 明日は楽しむぞ。