”ホテルからの朝の中央アルプス”(8月26日)
今日は良く晴れたようです。山に日が当たってきました。
山には持って行かない400mmで。 中央が宝剣岳その下が千畳敷カール。 ゴンドラ山頂駅とホテル。 ゴンドラの赤い鉄塔が見えます。
”ゴンドラ山頂駅から” (カミサン作マーク)
バスターミナル駅で、シャトルバスに乗り換えて約30分。 ゴンドラで一気に950m上がる。
眼下に駒ケ根の街を見ながら、目線近くに南アルプスの山並みと雲。
テンションが上がります。
顔を暗くしたら、バックも暗くなってしまいましたが、ご勘弁。
”千畳敷カールから尾根線を望む”
私たちはここへ来るのは三度目だ。 でも前回は20年近く昔なのです。
カミサンは今でいう山ガールで、OL時代に宝剣の頂上まで登っている。
登山が、一部の金持ちや特殊な人のものでなくなって、
ダークダックスの「雪山賛歌」、や「山男の歌」がはやった時代だ。
若い人の登山志向は時代の波に押されるように、健全な趣味として定着していった時代であったと思う。
でも10年ほど前に、ツアーで行った登山で、胸が苦しくなったことがトラウマになって、
「私はもう高い山へは昇らない」と宣言していたのです。
ですから今日はこの千畳敷のお花畑を周遊するつもりで来ていました。
「登ろうか」。 カミサンが言い出した。 よっぽどテンション上がっているんだな。
最もここまで体力は何にも使っていない。 尾根線までは1時間もあれば上がれる。
”バイケイソウ”
そうなったら、お花畑は後からでも撮れる。
山の視界は早ければ早いほど良い。
よそ見はしないで登ることに専念しよう。
と思いながら、ちょくちょく花に足を止められながらの登りでした。
”チシマギキョウ”
尾根線に出ました。 左下が千畳敷カール。
目の前は宝剣岳。 駒ケ岳はここから右手にさらに1時間ほど歩くのですが、
この宝剣岳を含めた山群を一般的に駒ケ岳と呼んでいます。
「私あの頂上に登った」、とカミサン。
一人立つのがやっと位の広さしかないという。
下りる時が怖かったという。 私は見ているだけで体がムズムズしてしまう。
↓ 「あっ、人が立っている」。 命知らずめ。 ↓
”トウヤクリンドウ”
まだお昼には早かったが、休憩をかねて、お昼を半分だけ食べることにした。
食べていたら目の前に、トウヤクリンドウが咲いていた。
鳥レンズは置いてきたが、登っている最中から岩場にホシガラスが3羽ほど飛んでいた。
お昼を食べている時にも近くのハイマツにホシガラスがいた。
レンズは100mmまでしかない。
その内に尾根線を腰ほどの高さでスーと飛んで谷の向こうの岩場へとまった。
目の前を飛ばれた多くの登山者はびっくりしていた。
私たちはにやにやしながらお昼を食べていました。 ↓ 岩の上にホシガラス。