大型の台風11号が今夜には四国に上陸しそうだ。
今朝はすごい雨音で目が覚めた。
コーラス練習に送ってくれとアッシー君に。
この雨撮っておこう。
(空襲マンマ)
今日国会で「安全保障法案」が衆議院で可決採決されるだろうという。
今年は戦後70年の年である。
私が幼少の頃、田舎でお昼にサイレンが鳴った時、
「母ちゃん空襲?」、と聞いたそうである。
「ちがうよ、あれはお昼の合図だよ」。
「ふーん、空襲マンマ」。
このことをいつまでも母から聞かされた。
(火の見の脚 いまも踏ん張る 敗戦忌) 母の句だ。
私はそんな年代である。戦後の民主教育を受けてこの齢に至っている。
だから昨今の政治の動きを目を疑うような気持ちで見ている。
主権在民・民主主義は敗戦の結果日本にもたらされた。
皆が意見を言って皆で決めて、多数で決めたことには皆が従う。
しかし少数意見に配慮して、何が何でも決めないという選択肢もある。
学級会で、たった一人でもそのことに困っている人がいれば
多数決で決めてしまわない配慮は子供たちにもある。
自治会にだってある。
ある面、民主主義はまだるっこいし非効率でもある。
でもその過程こそが大切であると思っている。
いかに名医と言えども、「あなたの命を守るため」、と言って患者の同意なしに手術はできない。
「国民を守るため」、と言えば時の政府に憲法を超えた権限があるとは思わない。
「みなさんを守る為」、と言う言葉にむしろ胡散臭さを感じてしまう。
何時の世も、国家の犠牲となるのは、決めた政治家ではなく庶民だから。