詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

スミレの花咲く頃には

2019年10月09日 | 犯罪
スミレの花咲く頃には
決まって思い出す
夢のような町がある

あれが初恋だったと
今ごろになって思いだす
振り返る君の戸惑いの表情

「詩を作ってるんだ」という僕に
「こんど見せてね」と微笑んだ君

スミレの花咲く頃には
決まって思いだす君がいる
もはや鎮魂歌となってしまった
あの頃の詩といっしょに



古代の貝の装身具(イモガイ製貝輪は北海道伊達市の遺跡からも発掘されているし、それ以前の縄文時代には黒曜石矢尻と共にシベリアとの貴重な交易品)が太陽信仰に関係しているのではないかという書き込みを読んでふと思ったが・・

天皇制の三種の神器の鏡・勾玉・剣等は、それ以前の縄文時代の信仰の換骨奪胎や変形なのかもしれないと思う。
蛇信仰を受け継ぐ・・神奈備という蛇がとぐろを巻いた形の山への信仰もまた。銅鐸もたぶんシャーマンの儀式の際に使われたものだろう。

そしてそれはズバリ言ってー
シベリアのシャーマンが光り輝き、音の鳴るものを体中につけて踊るのを見るにつけても、シャーマンの儀式に起源があるのではないかと思う。

全くの独断と偏見で言うと、勾玉は再生のイメージが強い蛇や胎児を連想させられるし・・鏡は、沖縄での太陽信仰や東北・北海道での日高見国や伊勢等の冬至の太陽を弓で射て太陽の再生を祝う祭を連想させられる。
鏡もまた吉野裕子氏の本にあったように、蛇や蛇の光り輝く目を「カガミ」と呼んだ例から推測するに、蛇信仰の名残なのかもしれない。

剣についてはー台湾先住民や東南アジアの蛇をかたどったという蛇行剣や、沖縄のシャーマンのユタ等が持って歩き霊がそこに降臨するというススキや、同様に神が天から降臨するという御柱等の神聖な柱や、東北や古代日本のシャーマンのイタコの梓弓や・・古代の金属加工者たちの信仰もまた連想させられる。


米国で民主党が議会での多数派になってから、米国での追求が厳しいようだ。
戦犯の中の戦犯ー祖父岸信介を尊敬し、戦前の日本を「美しい国」の理想としているらしい安倍首相はその否定に躍起みたいだけど・・
アメリカにとってのかつての位置に中国が取って代わったということを、安倍首相は完全に認識誤認していたようだ。
日本はもはやアメリカにとって、英国やイスラエルのように
利用し尽くしたらポイ捨てする多くの国のひとつでしかない。

上記の議論の前提として、戦前の日本がどのような国だったの知識が不可欠なのではないかと思う。
僕が重要と考えるのはー
日露戦争後の軍人による強姦等で軍にの性病が蔓延したことへの対策として(日清戦争までの日本軍は欧米軍とは一線を画していたらしが)・・
そのころの日本を支配していた陸軍では、軍自らが「従軍慰安婦」を奨励したという歴史的事実があり、「慰安所」が軍隊とともに移動したという多くの歴史的事実がある。

また民衆レベルでは、江戸時代以来の娘を売るというような事が日常茶飯事だったという。
その頃日本の植民地だった朝鮮半島に関してはー
関東大震災直後に、国家権力の側から流された流言蜚語(「朝鮮人が井戸に毒を投げ入れた」「武装蜂起した」・・)のために、自警団の検問等で殴り殺された朝鮮半島人や中国人やドモリや方言方言のきつさで彼らに間違われて虐殺された約一万人という近代日本史上最大の汚点というべき事実がある。

さらに僕の故郷の北海道ではー
「タコ」(騙されて強制労働の飯場に連れてこられた日本人)のように騙されて来た朝鮮半島人や強制的に連行されてきた朝鮮半島人や中国人も多かったという。
彼らが脱走すると・・犬を使って追いかけ、見せしめのために嬲り殺しにしたという。
祖母の話では、ほとんどの道産子は脱走した彼らを助けたという。
祖母自身も、戦後逃亡してきた朝鮮半島人に食料をあげたといっていた。すぐ後に、捕まって素っ裸にされて数珠繋ぎに縄で縛られて、町中を引きずりまわされて暴力を振るわれていたのは・・あまりにもむごかったという話を祖母から聞いたことがある。

いくら自分達が生まれる前の戦前や、戦後直後の話なんだといっても・・被害者の側にとっては、とうてい納得がいかないのではないかと思う。
僕を含めて戦前の日本がどんな国であり、日本人がどんな事をやってきたのかは、現在では本を読んだり、体験者の話に謙虚に耳を傾けるしかないのではないかと思う。

氷の上に似てる

2019年10月09日 | 犯罪
もうじき真夏だというのに
水がひやっと冷たかったので
ふっと母を思い出した

寝たきりになったベッドの上から
しょっちゅう
「お湯をつかいなよ」と言っていた母

まだ暗い道のあちこちの
凍った水溜りのなかの
冬の星座をひとつずつ
壊して歩かずにはいられなかったあの頃

人を愛する気持ちは
氷の上に似てる

重すぎると
こなごなに落下してゆく
殺したあとには
すっかり溶けてしまって跡形もない

アイヌ 知里幸恵 大本教 天津アヘン密輸事件

2019年10月09日 | 犯罪
暑いのかそれとも寒いのかが
わからない季節のなかにずっといる

息もできない吹雪のなかではないかと
思わず草むらに倒れこんだ焦熱の真夏
その境界がついにわからなくなる

哀しいのだか嬉しいのだか
戸惑ってる自分がいる

殺したいのか愛したいのか
ついにわからなかった君がいる

残るのは夢のまた夢
厳然としてあるものは未来だけ



◆これらに興味のある人は以下記事「Re: 松本清張と肩を並べる藤原肇博士の推理力の秘めている謎と驚異」参照をーhttp://www.asyura2.com/10/hasan68/msg/653.html

◆登別生まれの知里姉弟によって、アイヌ語は死語となっても後世に残る事ができた◆アイヌ民族の最後戦いともいうべき、二十歳で亡くなった知里幸恵の作品はーhttp://www.aozora.gr.jp/index_pages/person276.html#sakuhin_list_1

◆何故大本教や高橋和己に関心がというと・・高校時代生まれて初めて買った本が大本教についてで、教団本部が警察のダイナマイトで跡形もなく破壊され、大陸へと逃亡・・↓の『神々の乱心』についてはーhttp://www.asyura2.com/10/hasan68/msg/653.html

◆松本清張の絶筆(平成四年死去)『神々の乱心』を読書中。
戦前、警察に徹底的に弾圧され、ダイナマイトでその本部を跡形なく爆破された大本教を題材にした高橋和己『邪宗門』に似ているなという印象をー

天津アヘン密輸事件の密輸犯が、三島由紀夫の祖父の平岡錠太郎(三島が芥川賞の選者だった時「松本清張作品が受賞なら選者を降りる!」と言ったとかで)は二人に分割されて登場してきたが・・麻薬売人だったいう創価学会創始者はまだ登場していないらしい・・

◆これらに興味のある人は以下記事「Re: 松本清張と肩を並べる藤原肇博士の推理力の秘めている謎と驚異」参照をーhttp://www.asyura2.com/10/hasan68/msg/653.html

◆↓の不思議さを説明するのはー①13世紀に沖縄と同様に・・樺太への元寇に敗北したアイヌ民族が朝貢で黒龍江中流へとの様子は、間宮林蔵や司馬遼太郎「ダッタン風雲録」参照・・で成立したアイヌ民族は、この列島先住民で一万年以上も黒曜石等の交易で交流のあった縄文人やその後継の蝦夷を主体に成立

◆その根拠としてはー①本州中部以北のアイヌ語地名 ②アイヌ民族の言い伝え(本州からの人々と大陸から南下の人々との混血でアイヌ民族成立) ③これは、氷河時代にベーリング海峡が塞がってて寒流が来ることなく温暖だったシベリアでの数万年間の約百もの遺跡が証明 ④ここから新大陸へや列島へ南下

月が昇るまでは

2019年10月09日 | 犯罪
月が昇るまでは
君のベットで待っていたい
そんな季節もあった

月が昇るまでには
死ななければと
断崖絶壁で待っていたことも

けれどももう
ぼくの月は
死んでしまった

風のなかで
マッチに火をつけて
最後の煙草を吸っていた日々は
はるか遠い思い出


■そうなんだ・・
今日は僕だけの「天国」へ言って来たんだっけ。人間の人口物が一切目にはいらないのがぼくの「天国」。
刻々と「色を変える夕焼けと、泳ぐ小魚、寝転ぶと同じ水平線の水平線でぽちゃりぽちゃりという波音。
だれにもそんな「天国」
誰にも必要だ。
生きる勇気の源、自分に還り場所が・・