詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

官房機密費の威力<本澤二郎の「日本の風景」(3477)

2019年10月27日 | 犯罪
<「無派閥の派閥」を操る悪役・官房長官の菅義偉?>
 「菅原のように地元、国会議員に金品を配る国会議員は、佐藤内閣から今までの間に一人もいなかった。選挙区にうちわを配ったりしたオバちゃんは、それで大臣を首になった。公職選挙法をとことん無視した菅原一秀の金の出どころはどこか。菅の官房機密費が怪しい。検察は捜査する責任がある」とは官邸と自民党本部の裏事情に明るい人物の指摘だ。イカサマだらけの政治評論家顔負けの鋭い分析である。

 先の1か月前の自民党と内閣の人事は、戦後最悪の政治リーダー・安倍晋三を出し抜いた菅人事とも。幹事長の二階を引きずって、強行したものだ。昨今の安倍は「裸の王様」というのである。「悪党である安倍の株を、菅が分捕ってしまったものだ。そこに二人の確執が生まれている。菅人事で首にした後任は、またしても菅の子分。あきれてモノもいう気がしない」とも。
 7年間の官房機密費の威力を物語っている。

<「犯罪首相」の外遊を利用して勢力拡大>
 「確か秋田県のイチゴ農家の出身。法政大学夜間部を出て、神奈川の小此木彦三郎の地元秘書。そこで悪賢い手練手管を覚えて、横浜市議から政界入りした菅。彼を面接した人物は、小此木の秘書をしていた材木屋の娘・コヤマ女史」「角さんはよく地方議員出身の議員に大物は生まれない。手練手管を覚えてしまって平気で悪の道にはまってしまうためだ」などとは、田中角栄にも近かった人物の指摘である。

 小此木彦三郎のことは、よく知っている。コヤマ女史とも。彼女今どうしているか。1995年の戦後50年に南京と盧溝橋の旅を計画した際、彼女にも参加するように声をかけた。残念ながら、当時は両親の介護で動けず、参加できなかった。

 菅は、この間、小此木の所属した中曽根派ではなく、自民党の名門・宏池会に所属したのだが、気が付いてみると、安倍側近に鞍替えして、極右の道に飛び込んでいた。融通無碍の政治屋なのだ。

 まんまと官邸入りに成功すると、官房機密費を扱う金庫番になった。幸い、事件ばかり起こす安倍は、年中、外遊にうつつを抜かしてきた。その間、60兆円の血税をばらまいて、中国封じに徹してきた。

 菅の方は、してやったりとばかり政府の機密費を独占して、無派閥の兵を養っていた。そのほか「安倍の腰ぎんちゃくのNHK記者を操って、まともな記者を排除するNHK改革を成功させて、いまやNHKを自由自在に駆使、政府広報テレビに変質させてしまった。電通を使っては、新聞テレビも掌握するなど、マスコミを使って、安倍の泥被りを独占、安倍の忠犬ハチ公に徹した。この間、TBS強姦魔の山口を救済したりとやりたい放題。徳洲会疑獄事件にも手を出して、官邸の悪を一身に引き受けての暴走、ついには閣僚人事にも手を回し、安倍と激突している」など官邸の監視人も厳しく採点している。

<政界毒饅頭=永田町の金庫の官邸=平河町の自民党本部>
「政治は夜動く」とは、その意味するところ「金で動く」である。
 ちなみに金の本山は、共産党の言う大企業ではなく、財閥である。戦後に、瞬く間に復活、巨大化した財閥である。その懐には400兆どころか500兆円前後も。実際は之の数倍かもしれない。

 財閥にひれ伏す日本政治は、戦前と変わるところがない。いわば毒饅頭に自民党議員のみならず、野党議員も手を出して、政治を翻弄して、混乱を招いている。9条解体の大元は、財閥である。改憲を吹聴する輩は、多かれ少なかれ、財閥に「金をくれ」と叫んでいることになる。恥さらしもいいところだ。

 続く資金は、官邸の官房機密費と自民党本部の国会対策費という毒饅頭倉庫ということになろう。

 「二つの金庫を合計すると、500億円ていどか」と推測する専門家もいる。一般に毒饅頭という。相手次第で、その価格は100万円とか200、300万円であるが、重要法案成立に貢献した野党などには、10億円以上の金額に跳ね上がる。

 いってみれば、関電疑獄のような場面が、永田町や平河町では日常茶飯事といってよい。自民党幹事長や官房長官の経験者は、それぞれ自ら体験している。彼らを凡人は「売国奴」と呼んでいる。尊敬する対象ではない。

<安倍も武器弾薬利権とひも付き融資利権>
 首相の意向で機密費の金庫は開けるはずなのだが、7年も金庫番をやっていると、自分で自由に開けて、好みの人物に配分、比例して毒饅頭の効果が出てくる。

 これに食らいつくマスコミ人間もいる。彼らの言動から、そのことを証明することができる。金はたまるが、言論人失格者を演じるため、悲しい末路が待っている。因果は応報である。

 安倍利権といえば、自民党関係者の中でも一部の有能な秘書は知悉している。武器弾薬利権は巨額である。

 この7年間で、世界にばらまいた、ひも付き援助60兆円利権も巨大である。政府専用機に乗り込む財閥の面々は、タダで乗っているのではない。必ずツケを払わされる。ただし、領収書のない闇献金として。
 これらの秘密事項は、権力の中枢を歩いてきた人にとって、驚くような話ではない。

<長期政権の腐敗の闇は深く、深く>
 長期政権は腐敗する、確実に腐敗する。底なし沼のように腐敗する。腐敗が当たり前となる。恐ろしい世界で、悪魔が住み着いている。

 菅が安倍の後継者の一人だと、確か幹事長の二階が公言した。「小泉進次郎も」は、出まかせのたぐいだ。誰も信じないが、菅の場合は、安倍に対抗できるような「無派閥の派閥」を養ってきた。

 ただし、菅の子分は、言ってみれば傭兵である。政治家は一人もいない。質の悪い政治屋ばかりだ。武器を持たせても、生死をかけて戦える人材はいない。鎧兜は立派でも、精神が狂っていて、実際は使い物にならない。

 同じようなレベルの高くない派閥は、二階派にもいえる。「落穂ひろい」派閥と称される所以である。ともあれ「政局の秋」である。

<菅会見のいい加減さを初めて目撃>
 昨日、初めて民放で菅会見を見てしまった。

 官房長官は政府を代表して、政府の立場を国民に知らせるスポークスマンであるが、菅は不合格である。安倍同様に逃げることが上手だ。まともに答えない。はぐらかして、即座に「次は」といって、別の記者を指して、体をかわすのが得意である。

 記者もそれに便乗して質問している。ともかく菅も記者らもいい加減なのだ。毒饅頭は、永田クラブ・内閣記者会にもばらまかれているのだろうか。
 新聞が腐ると、政府もとことん腐るものである。

2019年10月26日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)

北風の街からの手紙

2019年10月27日 | 犯罪
冬の時代には
なにかしら暖房が必要だ
孤独なこころに
たったひとつの希望が必要なように

いつか北風の街から
懐かしい幼馴染の手紙が届く

廃線と郵便局の消滅で
人間よりも熊の方が多くなっちまい
どこもかしこもリストラの風が吹いて
とうとう鬱病になってしまったよ
どうしてこんなにもぼくらは
臆病者になっちまったんだろう

「政権交代」という新しい時代の風が
どんな香りがするのか
胸いっぱい嗅いでみたい気がする

ぼくらの誰ひとりだって
誰かの奴隷じゃなくて
この世に生まれてきたからには
誰にも平等に生きる権利がある
やっとそう書いて
北風の街の友達に久し振りの手紙を送った