EVがCO2削減に大きく貢献するということで、世界的なモーブメントになっているが、では、どの程度CO2削減になるかは、屋借りやすい説明は見たことがない。それで、乱暴な検討をしてみた。
日産のLeafは40kWhの電池を積んで、一回の充電で、400Km走れると公表している。一回の充電の要する費用は、大雑把な計算では、(21円/Kwh)*40kwh=840円。ガソリンに置きかえると6Lに相当。一方、ガソリン車は、400Km]hasirutokini, ガスマイレッジが8Kmとすると、400Km/8Kmx130円=6,500円で、ガソリン50L使うことになる。乱暴な議論では、充電効率が悪いとしても、EVが圧倒的に経済的でCO2発生が少ないことになる。
2015年に経済産業省が発表したエネルギー政策をみても、仮に自動車がすべてEVになったときの考慮はされていない。水素社会を提言していて、水素燃料自動車(FCV)を後押しいている手前もあって、車がEV化もしくはFCV化した場合のエネルギー要求の話はしていない。
一方、下記の図は、一日の中での日本全体の電力使用量の推移を表し、日中に向けて電気使用量は大きくなり、夜に向けて少なくなっており、深夜料金なるものがあって昼間より安く電気を使える。これを利用すれば、EVの充電費用はさらに安くなり、より経済的かつ環境にやさしいということになる。
表を見てもわかるように、日本全体の電気の使用量は日中多くなり、夜間は少なくなります。日本の電力会社の発電施設は、日中の電気使用量が一番多い時間帯(ピーク)に電力をきちんと供給できる規模に合わせて設備が設けられているため、日本全体の電気使用量が少なくなる夜間は発電所の能力に余剰が出ます。その余裕がある時間帯に作った電気を活用し、その分日中の電力消費を減らしてもらうことで一日の電力供給量をできるだけ一定にするために、深夜時間帯に限って電気を使う契約をした回線に対して、この時間の電気を安く供給しています。
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