日本経済新聞 電子版がJAがアリババと契約し中国で日本米を通販で販売するという。個人では、アジアに輸出してそれなりにうまくいっていることは色々報道されていた。今までJAは仲介料が高すぎて少なからずの農家はJAを経由しての販売は潔しとしない所が多かったが、今回の決定は遅すぎるが快挙である。アジアの人たちを鮓屋とか和食料理屋に連れて行くと、みなさん、日本のコメはおいしいという。だからこそ個人でのコメの輸出もうまくいっているのであろう。これを契機にアジア全般で日本米が売れればよい。
中国でもコシヒカリは高級ブランドとして人気がある。JA全農を経由し三重・石川両県のコメをアリババが買い取る。まず4トンを輸出し売れ行きに応じ追加する。
中国のECサイトでは、個人で日本産のコメを販売する例があるという。本当に日本産かどうかを心配する人が多いのが実情で、今回はアリババが買い取ることで信頼を積み上げ、ブランドイメージの向上につなげる。
価格は2キロの袋詰めで、日本円で3000円程度に設定する。高所得層を中心に贈答品などとしての需要を見込む。流通のコストがかかるため、中国の一般家庭で消費されるコメより8倍以上高いが、ネット通販によって百貨店などで販売するものよりは安い。
中国は東京電力福島第1原子力発電所の事故を受け、新潟県や宮城県など10都県からのコメの輸入を停止。このためJA全農は産地として三重・石川両県を選んだ。
2016年に日本から中国本土へ輸出したコメは375トンで、輸出数量全体の4%未満にとどまる。JA全農は17年に香港のEC市場を通じコメ輸出を始めたが、中国本土で大手ネット通販企業と組むのは初めて。中国のEC市場は世界トップで、市場規模は米国の2倍以上ある。中国でシェア5割を超えるアリババのネットワークをいかし、輸出拡大をねらう。
中国はコメ以外でも、日本産の野菜や果物などの輸入も厳しく制限している。中国からの訪日客の増加に伴い日本の農産物の評価は高まっているものの、輸出のハードルは高い。日中の政府間交渉の経過を見極めつつ、コメ以外の輸出促進も探る。
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