日経の報道に依るとGEが2018年四半期での1兆円を超える赤字をだし、2015年1~3月期に金融事業縮小に伴う費用を計上して以来。電力の落ち込みが激しい。当面、厳しい市場の状況が続くいる。
電力関連の事業と金融(保険)事業で赤字を出している。
電力事業では10~12月期の売上高は5%減の314億200万ドル。ガスタービンなど火力発電関連の機器販売の低迷が続き、電力部門の受注も前年同期比で25%減と落ち込みが厳しい。成長分野の再生エネルギーも競争激化で受注は2%減と振るわない。
金融では 1月16日に発表した保険事業見直しによる62億ドルの特別費用計上も響き、税引き前損益(継続事業ベース)は126億300万ドルの大幅な赤字(前年同期は28億9300万ドルの黒字)に転落した。
一方、航空機エンジンや医療機器部門は拡大傾向が続き、売上高営業利益率は20%台と高い収益力を確保している。不振が続いていたオイル&ガス部門も原油価格の回復基調を受け、受注が73%増と急拡大した。
結局、GEのコングリマット経営が効率的でなくなっており、航空機エンジンなど中核事業の分離が検討されているという。
日本のコングリマット経営企業、三菱重工業、東芝なども苦労していることをみると、いまや、あらゆる分野でのトップということはあり得なくなって、特定分野でのオンリーワンを目指すのが現代の企業の在り方だろう。
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