WSJによると、『米アップルは経営再建中のジャパンディスプレイ(JDI)への出資額を倍増することを検討している。この件を直接知る複数の関係者が明らかにした』と報じていたが、アップルの新型iPhone11、当初、苦戦と伝えられたが多少、前線しているとか。アップルのJDI出資倍増にはそういう背景もあるかもしれないが、スマホ、普及率が十分になって、飽和状態になりつつあるから、アップルは、新しい分野を、例えば、ウエアラブル情報機器などの開拓を考えていて、そこで、日本の技術を使う事を考えているならうれしい。
日本の半導体事業、官民一体で起こしたルネサスの死に体を見れば、さみしい限りで、JDIがアップル配下になったとしても、日本の技術が生きるので良いと思うが、泡沫の夢であろう。
米アップルは経営再建中のジャパンディスプレイ(JDI)への出資額を倍増することを検討している。この件を直接知る複数の関係者が明らかにした。
JDIは26日、800億円規模の支援パッケージの半分超を担う予定だった中国の投資ファンド、嘉実基金管理から出資を取りやめるとの通知を受けていた。
JDIは26日、800億円規模の支援パッケージの半分超を担う予定だった中国の投資ファンド、嘉実基金管理から出資を取りやめるとの通知を受けていた。
JDIはアップルが「iPhone(アイフォーン)11」などに採用する液晶画面の主要サプライヤーで、財務諸表によれば売上高の約60%をアップル向けの製品で稼いでいる。
JDIの月崎義幸最高経営責任者(CEO)は26日の会見で、主要顧客の最新製品が想定を上回るペースで売れていると明らかにした。これはiPhoneの最新モデルの需要が旺盛であることを示唆している。
月崎氏は顧客から大量の注文を受けており、新製品の需要が強いとこの顧客がみていると語った。JDIは「Apple Watch(アップルウオッチ)」の最新モデル向けに有機EL(OLED)パネルも製造している。
JDIは、顧客の1社から200億円の出資を受ける予定であることを認めた。事情に詳しい関係者はこの顧客がアップルだと明らかにした。JDIによれば、この顧客は支払い条件を緩和する意向も示している。関係者の話では、アップルは当初100億円を投じる計画だった。
アップルの東京在勤の広報担当者はコメントを控えた。