先端技術とその周辺

ITなどの先端技術サーベイとそれを支える諸問題について思う事をつづっています。

ビル・ゲイツ成功の秘密 「必ず持ち運ぶ」トートバッグとそれに眼一杯に入れた本だという

2019年10月19日 04時35分17秒 | 日記

ビル・ゲイツ/Getty Images

ビル・ゲイツは、基本ソフト(OS)とコンピューターの世界で財を成したが、その知識の源は“古臭い”システムにある。ゲイツは、本でいっぱいのトートバッグを「どこに行くときも必ず持ち運んでいる」という。

本はゲイツの生活に欠かせないものだ。ネットフリックスの新ドキュメンタリー番組シリーズ『天才の頭の中: ビル・ゲイツを解読する』では、このトートバッグが繰り返し登場している。同番組は、ゲイツがハードカバーの本をトートバッグの上部いっぱいまで慎重に詰めている様子から始まる。このバッグには約15冊の本が入り、中には500ページで重さ1キロほどのものもある。

友人らによると、ゲイツは「学ぶことに喜びを感じている」という。ゲイツのアシスタントは毎週本を入れ替え、ゲイツが遠出するたびに本をトートバッグに詰めている。番組の中では、アシスタントの女性が本をバッグに詰めながら題名を読み上げる場面がある。本のジャンルは人気のノンフィクションから、ワクチンや量子力学についての科学書までさまざまだ。

ある友人は、ゲイツが旅行に14冊の本を持ってきたときのことを思い出し、次のように語る。「彼はある一つのことについて、1冊ではなく5冊の本を読む。そうした本の大半は、生身の人間にとっては難解過ぎて読めないようなものだ。彼はほぼ常に、話す相手よりも多くの知識を持っている」

同じく熱心な読書家として、ゲイツの良き友人のウォーレン・バフェットがいる。バフェットはかつて、知識は複利のように蓄積されると語った。読書を重ねるほど知識は増える。ゲイツは面白い場所に旅し、世界トップレベルの科学者たちと会っているが、「私が新たなことを学び、自分の理解を試す主な方法はそれでも読書だ」「それぞれの本が、探索すべき新たな知識の道を開いてくれる」と語っている。

ビル・ゲイツは能動的読書家で、読む本全てから最大限のものを得る。まずゲイツは、余白に多くのメモを書き込む。また、読書の時間には決して邪魔が入らないようにしている。
 
ゲイツが「思考週間」に入るシーンでは、新しい本を入れたトートバッグを抱え、人里離れた小屋に向けて波止場を歩いていく様子が紹介されている。ゲイツは水辺が見える小さな机の前に座る。机の上にあるのは、ダイエットコーラとメモ帳、ペン、そして1冊の本だけだ。ゲイツはかつて、雑誌の記事は短い時間で読めるが、本は一度に少なくとも1時間確保することが必要だと語っていた。

「自分の頭に取り組ませることは限られた数だけ選ばなければいけない」とゲイツ。「自分が気にすべきものが何かを決めなければならない」。何に関心を傾けるかを決めると、ゲイツは自分をその話題に没頭させ、その議題に関するあらゆる側面について学ぶ。それに必要なのが難解な本を読むことであれば、それもいとわない。

シリーズ最後となる第3回では、ゲイツが自宅の巨大な図書室の中に立ち、少なくとも30冊の本を収蔵している一つの棚を指差す。そこにある本は全て、カナダのエネルギー科学者バーツラフ・スミルの著書だ。

ゲイツはスミルの本を読むことで、二酸化炭素の排出量を減らしつつ世界の電力需要を満たすクリーンエネルギーを作り出す方法について学ぼうとしている。著書の一部はゲイツにとっても非常に難解だ。ゲイツはまだ読み終わっていない1冊を棚から取り出し、「この本の自然な読者は1人未満かもしれない」と冗談を飛ばした。

ゲイツはリーダーたちに向け、成功の手掛かりとなるかもしれない重要な教訓を与えている。それは、どのような分野でも読書は成功に「絶対に」欠かせないものだという点だ。ゲイツはかつて米誌タイムのインタビューで次のように述べた。

「学びをやめるまでは、本当の意味で歳を取ることはない。全ての本は、私に新しい知識を授け、物事を違う角度から見る手助けをしてくれる。(中略)読書により、世界についての好奇心がたきつけられる。私のキャリアは、それにより前進してきたと思う」
 
 
 

中国経済、予想より減速速度が早い

2019年10月19日 04時15分04秒 | 日記

ロイターによると、経済が成長してセBん深刻に近づくと、GDPの伸び率は落ちてゆくと言うが、中国のGDP伸び率が6%を切ったのは、懸念すべきであるという。米中経済お戦争の影響も大きくあるだろうが、204年から15年でGDPが3倍になると言う大きな経済成長をしてきた中国、やはり減速機に達したという見方が正しいのでは?

尚、オックスフォード・エコノミクスによると、中国の成長率は2030年までに4%に低下し、その後は40年までに2.8%に低下する見通しと言う。

しかし、中国は予想されているよりも速いペースで減速している。国際通貨基金(IMF)のデータに基づくと、購買力で調整した中国人1人当たりのGDPは米国人の約30%に過ぎず、依然として比較的貧しいままだ。

ピーターソン国際経済研究所のニコラス・ラーディ氏によると、日本は米国の所得水準の約25%に達してから、さらに20年にわたって年平均9%超の伸び率を維持した。韓国は同じ期間に平均7.7%の伸びを達成。台湾とシンガポールはそれぞれ伸び率が8.4%と8.7%だった。

最近ですらエコノミストはより大きな伸びを予想していた。IMFは約10年前に始めた5年見通しで、中国の成長率は15─18年に平均で9%になるとみていた。実際は7%未満だった。

中国の経済規模は14兆ドルで、アジアの他国を上回った。米国との貿易戦争や世界的な景気停滞も要因となっている。ただ、刺激策を巡る日々の激しいやり取りの中、政策立案者らは自らのまずい決断で潜在成長率が早く低下していることが見えなくなっている可能性がある。

カーネギー国際平和財団のユーコン・フアン氏によると、成長率が4─5%に低下すれば、予想されていた米国人の所得水準との「コンバージェンス(収束)」は事実上行き詰まるかもしれない。注意が必要なのは中国政府が経済開放という厳しい選択肢を取るのではなく、「新常態(ニューノーマル)」を受け入れることだろう。

●背景となるニュース

中国国家統計局が18日発表した第3・四半期の国内総生産(GDP)は前年比6.0%増と、少なくとも27年半ぶりの低い伸びとなった。米中貿易戦争の影響で製造業の生産が不調となり、内需外需ともに低迷した。

世界経済のネタ帳と言うサイトにGDPの推移とGDPの伸び率推移が出ていた。