多面体F

集会報告、読書記録、観劇記録などの「ときどき日記」

ジャズが流れる銭湯・清水湯

2009年05月22日 | 居酒屋・銭湯紹介
4月22日改築中だった清水湯が1年ぶりにリニューアルオープンした。地上6階建ての堂々たる建物になり、3階以上は賃貸マンションになっている。

オリジナルデザインののれんをくぐり更衣室に入ると、こげ茶の木製ロッカーが並んでいる。床には黄、茶、オレンジの3つのスツールが置かれている。高級スポーツクラブのようだ。以前は大きな鯉がいる池が似合う店だったが、スタイルを一新した。ただステンドグラス風の白鳥と人魚の2枚の大きな模様入りガラスは健在だった。以前はかなり高い位置にあったので、ずいぶん大きく見える。7枚のうち5枚が健在とのことなので、ヒトデや巻貝は女湯にあるのかもしれない。
浴室の洗面器とイスもこげ茶でカラーが統一されている。洗い場は一人ひとり人造大理石の仕切りがある。ちょっと高級な温泉風だ。ジャグジーは3種類、リラックスジェット、ハイパージェット、おなかを回り込むよう噴射するボディジェットである。わたくしが最も心地よく感じるのは、肩・腰・足の裏の3点を同時に刺激するリラックスジェットだ。
いっしょに入ったお年よりは赤坂から通っている方で、「この1年は千駄ヶ谷の鶴の湯に行っていた。これで風呂に入る楽しみが増えた」と喜んでおられた。
          
木のドアがあり、その奥に隠し部屋のようにシルク風呂と高濃度炭酸泉風呂がある。シルク風呂は白色の湯だが入浴剤の色ではなく、じつは細かい気泡なのだそうだ。湯と空気の細粒が混ざり合う乳化作用で、毛穴の老廃物を取り除き、保湿作用もあるとのこと。一方、高濃度炭酸泉風呂は普通の透明な湯だが、炭酸泉と同じ成分なので血行がよくなり、保温効果が湯の3倍あるそうだ。有線のジャズが低い音で流れている。ピアノやベースの音は、いかにものんびりさせる。頭の上にスポットライトが2灯あり、サンルームのように感じる。白鳥と人魚のガラスを眺めながら音楽を聞いていると思わず眠りこみそうになる。行ったことはないがバーデン・バーデンなどヨーロッパの湯治場はこんな感じかと思った。冬が楽しみだ。そのほか、わたしは利用していないがサウナ、水風呂、かけ湯もある。
初日にはオリジナル手ぬぐいを配っていた。

風呂から上がるとフロントの近くに、ビールサーバーから注いでくれる生ビール(450円)、つまみ(150円、300円)、ラムネ80円、ソフトクリーム(300円)などを販売している。
チケットの自販機には、歯ブラシ(150円)、石鹸箱(100円)、ソックス(400円)、化粧水(50円)、乳液(50円)などふつうの銭湯にあるものも入っていて、ちょっとビジネスホテルの自販機のようだった。

20代の男性3人連れ、スーツの2人連れなど、以前より若い客層が増えた。相変わらず大きなバッグをもつジョギング客は多い。
わたしはいつもは青山墓地を周回しているが、この日は迎賓館赤坂離宮の回りを走ってみた。ずっと高い壁に囲まれていて何も見えない。246沿いには高いビルが多いので、ビルからならながめがよさそうだ。四谷側だけ150mほど鉄柵になっていて迎賓館の庭がみえる。新宿御苑の西洋庭園をもっと整備したような、感じのいい庭園を見通せる。また武家屋敷のような門が二つあった。北西の明治記念館付近はちょっとゴミゴミしているが、その他はおおむねきれいな歩道で走りやすい。
写真がきれいなブログのほか、いつのまにかHPまでできていた。またA4サイズ12p建ての「shimizuyu」というPR誌まで発刊していた。着物姿の若ダンナの写真も掲載されている。
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