野良暮らし ねこ暮らし

田舎暮らしを夢見て、こつこつとお金を貯めています。

ぽんちゃん怒る

2011-08-03 22:54:46 | ねこ
今日のぽんちゃんは怒っています。
それは、

孤立無援状態の菅君を、数ヶ月前までは少なからず応援していたのね。

ほ~ぅ、そんで。

脱原発依存での世論の盛り上がりを上手いこと利用しての、再生エネルギー特別措置法案の早急な成立に向けての政府(菅君)対応には疑問がのこるのね。
革新的な技術の推進・普及には、補助金等による優遇制度との組み合わせの必要性は理解できるわ。
が、しかしなのね。
設置および立地のガイドラインの策定も成されないまま、国民の未熟な情緒に訴え、なし崩し的にメガソーラや風力発電の全量買取制や、補助金による設置の促進が成されてしまうなら、この国の未来は結局のところ、原発政策に翻弄されたこれまでの歴史が繰り返されるだけだわ。
そこには利権が生れ、それに群がる企業とハイエナ官僚そしてハイエナ政治家とが三位一体となり、国益に立ちはだかるのね。
今回の原子力賠償支援法の素案を見れば、再エネ法の行く末は容易に想像ができるのね。
本来ならば原則まず東電の法的破綻処理を行い、資産の全てを賠償の原資にすべきなのね。
結局この素案の言うところは、原発利権は城壁で守り固められ、賠償の殆どは被害者である国民が負担、つまり税金と電気料金の値上げで賄ってくれと読み取れるのね。冗談じゃ無いわよね、この法案に賛成する民主、自民、公明は一部の政治家を除き、利権に汚染された高濃度汚染物質廃棄物なのね。これら高濃度汚染物質廃棄物は本来地中深く葬り、地上に漏れ出すことの無いよう永遠に封印されなければならないわけね。
少なからず国民の間にこの原発利権に疑問を感じる兆しが出てきた中、新たな利権構造の構築を画策する向きのきな臭さを感じるのね。
結局のところ、電力利権を温存したままの再エネ法成立は、さらなる利権の温床になるだけで、法案そのものが理想とするところの法案とはかけ離れた、骨抜き法になってしまう危険性があるのね。つまりは東電と国(官僚)による原発利権に替わる新たな電力利権の再構築に利用されかねないのね。


このようなこれまで繰り返されてきた利権の構造に組み入ることなく、一匹オオカミで政治家としての信念を貫いてきた菅君に、今までの政治屋にはない市民感覚を備えた政治家として期待をしてきたわ。少なくともそのように見えたのね。
きっとこの総理ならば、ハイエナたちによる国家の私物化を断罪してくれるわってね。

でも残念よね、彼にはそんな力は無く、いやこの国の政治家たちには理念も力も無いのよね。

菅政権の迷走ぶりを正当化するかにように、後から肉付けされていくいくつもの理念無き政策?(菅君の思い付き)にははなはだ疑問と怒りを覚えるのね。


我々が思い描く日本の理想像と左翼学生運動家の目指す国家像とは根本から違うのね。
首相は今なお左翼学生運動家であり、巷で言われている市民運動家では無いのね。
野党であるならともかく、与党の代表であり日本国首相である今、リベラルな市民運動家と言う仮面をかぶり続けてきた菅君を支持するだけの合理的かつ論理的な理由はもはや見当たらないのね。
さらに言うならば、彼はもはや左翼学生運動家としての本能すら失っているのね。
今や官僚=国家の犬になり下がってしまっているのね。
でももしかしたら、これこそが左翼学生運動家の生き延びる本能、と言えなくもないのね。


10年先、20年先いや50年、100年先の国家ビジョンを示してくれる政治家が出現してくれるのがいいわけよね。

無理かな。


ま~ま~、
ぽんちゃん そんなに怒らないの。
今日はうみちゃん(桃井かおり)になったぽんちゃんでした。古~っ