野良暮らし ねこ暮らし

田舎暮らしを夢見て、こつこつとお金を貯めています。

皇海山

2012-02-01 19:37:31 | 山歩き・山の写真
さて何と読めばいいんでしょう?、こうかいやま?いえいえ違います。
これで「すかいさん」と読みます。
一説では、その形が櫛に似ていることから「こうがい」山と呼ばれていたそうです。
えっ!櫛がなんで「こうがい」なの?と思いますね。

『「こうがい」とは笄のこと、昔髪を結っていた女性が痒いところを掻くために用いられた道具だそうです。
よく分からないけれど、櫛と笄はセットで使われていたのかな?そのために櫛と笄がいつの間にか混同してしまい、あの山はうちの婆~さんが使っとる笄に似とるな~、ってな感じでいつしか「こうがい山」と呼ぶようになったのでしょう。』
『』の中は個人的な想像です。



その「こうがい」という音が時とともに「こうかい」と変化してゆき、「こう」には皇の字が、「かい」には海の字が当てられたそうです。
そして難しいですが「皇」は「すめ」とも読みます。
つまり、
もともとの笄山の(こうがいやま)という音に皇海山(こうがいやま・こうかいさん)という字が当てられるようになり、いつしか「こうかいさん」が「す(め)かいさん」または「すかいさん」と読まれるようになり、今では「すかいさん」と呼ばれるようになったんだとさ。この辺りも想像入っています。

何はともあれ、写真は鋸岳(1998m)からの雪の皇海山です。
1月の初め、夜明け前に無人だった庚申山荘を出て、足並み合わず鋸のピークにて午後2時で時間切れ。
単独行ならば行けたな!という思いを胸にしまい込み、山荘へ向けてピークを後にしました。

関東平野から見える皇海山は足尾連山の中で一際高く見えます。
さ~興味を持たれた方、この山がいったい何処に在るのか探してみましょう。