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田舎暮らしを夢見て、こつこつとお金を貯めています。

鳴神山でアカヤシオ その壱

2014-04-20 09:53:19 | 山歩き・山の写真
ヤシオツツジの話題があちらこちらで、ちらほらと出始めてきた。
今年は見に行くこともないだろうと思っていた鳴神山のアカヤシオ。
昨年は半端でない寒の戻りの為、散々だった鳴神山。
今年はどうだろうか?ちょいとばかり気になってきた。

昨年の記録を見てみれば、4月の20日に鳴神山頂で大きなため息をついている。
今年はここまで大きな寒の戻りはない、ならば山頂付近はすでに咲いているかもしれないぞ。
と急遽、鳴神山へアカヤシオを拝みに行ってみることにした。

19日の土曜日、気になるお天気も悪くなさそうだ。早めに行かねば、大混雑が予想されるぞ。
駒形口にはまだ車は1台もない、しめしめだ。さっそくメシをかっ込んで6時頃に歩き出す。
雨上がりの朝、沢沿いに続く山道はことのほか美しい。 このままここで写真を撮っていたいくらいだ。
途中ではヒナスミレやエイザンスミレがちらほらと咲いている。さらに上へ行けばカタクリの花もまだ見ることが出来る。
上へと目を向ければ、咲いてる咲いてるぞヤシオツツジ。

少しのんびりと歩きすぎたか、6時50分ころに山頂へ着いた。
清々しく、気持ちのよい山頂の朝だ! もちろん誰もいない。 さて、アカヤシオはどうだ?

当りだ。 まだまだ満開とはいかぬが、見事に咲いている。




昨年とは大違い、初めて見るきれいに咲く鳴神のアカヤシオだ!
しばらくは一人きりだろうから、じっくりと撮影することに。

まずは気になる山火事は・・・ と、 煙は上がってはいない。昨日の雨で鎮火したのかな?




まだまだ花数よりも蕾のほうが多そうだ。
袈裟丸山方面を入れてフレーミングしてみるが、花がまばらで満足いく絵が撮れない。 腕もあろうが。




早朝の為なのか、雨露をまとった花は多くがうなだれて下を向いている。




西側ピークの山肌はまだまだ咲き始めたばかり、蕾がびっしりと見える。




山頂から東側へ少し下りてみる。
たくさん咲いてはいるが、林の中ゆえ枝越しにしか見られない。




望遠に切り替えて、枝越しのヤシオを切り取ってみる。
この東側のヤシオはアカヤシオではなさそうだ。 蕾がこれまたびっしりと付いている。
あと2、3日で満開だろうか?




枝越しの条件ではなるべく絞りを開けて、ボケを生かした絵を作るようにする。




上と同じ構図で、手前のヤシオにピントを合わせ、バックをぼかしてみたが・・・  どうかな?




再び山頂へ戻ってみるが、ま~だ誰もいない。もう7時40分を過ぎているというのにだ。

山頂のアカヤシオにもう一度レンズを向けてみる。
先ほどとは明らかに光の色が違う。たった30分あまりで朝日から赤みが消えている。



このアカヤシオ越しに袈裟丸方面を撮りたい。 が、俯瞰するには適当な台が必要だが・・・  ない。
仕方ない、アイピースシャッターを閉じ、万歳をしてノーファインダーで撮ってみる。
露出補正をかけて何ショットか撮ってみる。みんな傾いていたり、空が大きくなったり袈裟丸が外れたりと散々だ。
おまけにピントもはずれている。 目測で距離環を決めているから仕方がない。
撮影している時には全く考えもしなかったのだが、あたしのカメラはオートホーカスだった。
いまどき当たり前のことだが、ピントなんてカメラ任せでいいのだぁ。
オートホーカスなんて使ったことがないので、おかしな話だが、まったく考えもつかなかったのだ。

何枚かシャッターを切っては見たが、こんなもんで手を打っておこう。 これで良し だ。




朝日の色の変わったところで、もう一度南側のアカヤシオを撮っておこう。



山頂に着いてから1時間ほどが経った。
これから西側のピークへ移動、そちらで撮影を続けることにしよう。

Nikon D700  AF-S NIKKOR 16-35mm f/4G ED VR  AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR