明日は明日の風が吹く

60にしておひとりさまに。
この先、どんな人生になるのやら?

忘れられない言葉

2018-08-05 | 母との確執

先日、娘(妊娠8ヶ月)が3Dエコーの画像をLINEで見せてくれた。

3Dエコーとは3次元の超音波画像。
従来の2Dとは違って、おなかの赤ちゃんの様子が立体的に見える。

「3Dは別料金なんだけど、先生がサービスで撮ってくれた」とのこと。

目鼻立ちがはっきり見える。その鮮明さにびっくり!

いやはや、技術の進歩はすごい! 
4D(3Dに動きが加わったもの)てのもあるらしい。




母のところに行ったとき、
「すごいね~」「かわいいね!」なんて言いながら二人でその画像を見ていた。

「昔は生まれるまで男か女かもわからへんかったし、
 跡取りを生まなアカンて言われて辛かったな~」と母。

そんな時代だったんやね。
私も、第一子が男子で、ホッとしたのを覚えている。



「五体満足やったら、どっちでもいいな~」

と母が言った時、
その昔、息子の出産間際に夫に言われた言葉を思い出した。。。

「障害児が生まれるのは卵子に問題があるかららしいよ」

当時の私は30歳。30過ぎたら高齢出産と言われていた時代。
背筋が凍るような言葉だったが、
夫は仕入れてきた知識をひけらかすように、あっけらかんと言った。

あぁこの人は悪気はないんだ、気がつかないだけなんだ。
でも、初産で不安いっぱいの妻に言う言葉?

もしも障害のある子が生まれたら、離婚して私ひとりで育てようと思った。



妊娠初期、切迫流産で長期入院した時は
母に、「自然に任せて、流れるものは流したほうがいい」と言われた。

これもショックな言葉だった。
言った本人はとうに忘れているようだが、私は忘れられない。

折に触れて、今でも思い出す。