東京駅。

今日、友人との待ち合わせがあって、久しぶりに東京駅に行きました。
仕事で新幹線を使う時は、最近はもっぱら品川駅を利用しているので。

私は人混みがかなり苦手です。渋谷に行った時なんて、
あのスクランブル交差点をいかに通らずに目的地へ向かうかを
ひたすら考えて、遠回りすることなんてしばしば。
花火大会も、明治神宮の初詣も、そんなわけで行ったことがありません。
あ、ちょっと例えが極端すぎましたかね。汗。

でも、東京駅だけはちょっと違うのです。
あそこに流れる雰囲気はむしろ、好きなんですよね。
今から旅に行く人のわくわくした感じ、
たった今旅から帰ってきた人の、ちょっと疲れ気味な、でも、
やっと帰ってきた～っていう安心した感じ、
出張に向かうビジネスマンのちょっと重たそうな足としゃきっとした背中、
久しぶりに故郷へ向かう、少し背伸びしたような洋服着た男の子や女の子。
もちろん、本当の所は知る由も無いけれど、色んな人が交差している感じが
私はすごく好きです。
それはもしかしたら、10年以上も前、私が決意新たに東京駅に降り立った時に
感じた気持ちと変わってないのかもしれません。
たくさん人がいるなあ、と眺めながら、
ここから始まるんだって緊張と、やっと来れたっていう安堵感で、
胸が一杯だったのを覚えています。

東京駅は、あくまでも目的地までの通過点にすぎないのだけれど、私には特別な場所です。