今日は渋谷のシアター・イメージフォーラムで映画を見てきました。
「誰も知らない基地のこと」という、米軍基地問題の事を描いたドキュメンタリー。少し前に沖縄返還の事をネットで調べていて、いや、そもそも沖縄に行って沖縄料理食べたいなんていうお気楽なキッカケだったんだと思うんだけど、とにかくそれでこういう映画をやっていると知り、フラリと出かけたのでした。
監督はイタリアの方。そう、基地問題は日本だけの事じゃないのよね。だって世界中にあるんだもの。そんな事さえハッとなる位、私は色んな事を知りませんでした。情報源はテレビのニュースだけに留まっていて、それ以上の事を知ろうとしていなかったのかもしれません。終戦から今年は67年。沖縄が日本に返還されて今年でちょうど40年。終戦から27年も返還されなかった沖縄。色んな事件が今もなお繰り返されていて、ちっとも問題は解決していないんだよな。
今日の映画を見て、とても怖くなってしまった。世界情勢が誰かの手によって動かされている気がして怖くなった。内容を全部把握しきれたかと言われるとたぶん出来てないところもあると思う。でも、人によって正論のカタチも違うんだなってつくづく思った。こっちで正しいって思われてる事が、一歩外に出るとそうじゃなかったり、こっちじゃ常識と考えられてる事がそうじゃなかったり。そりゃ育ってきた環境が違うから当然といえば当然だけど。
これだけインターネットが普及して、昔に比べて情報は手に入りやすくなった。だからそれを全部鵜呑みにするんじゃなくて、色んな方向から捉えて、自分の考えを持たなくちゃいけないって思った。何が正しくて何が間違ってるのか、ちゃんと自分で判断しなきゃいけないって痛感した。
でも、何をどう考えたって戦争はよくない。100歩も1000歩もゆずっても絶対要らない。