〇あおり予言、はずれ予言、当たり予言。
(2022-02-27)
出口王仁三郎は、出口ナオも共に、「日本が大峠に遭って、みろくの世を実現する」という幻視をしたので、二人で協力して一つの教団を立ち上げることにした。
大本神諭では、日露戦争以前の段階で、日本とロシアが戦って日本が敗戦するという予言を出して、1905年の日露戦争から1945年の敗戦までの40年間、(日露戦争で日本は負けなかったので)代表的なはずれ予言とみなされていたが、第二次大戦後は当たった予言として評価が逆転。
『〇ソ連襲来
二月に露国から攻めて来る。
(昭和19年正月中旬)』
(出口王仁三郎玉言集 新月の光/木庭次守編/八幡書店P131から引用)
これもソ連による満州侵攻は、1945年8月9日だったから、はずれ予言の一種と見られているのだろう。
そこで、
『○日本の立替の時
問 日本の立替はいつですか。
答 お筆先に三、四月、八、九月とあるだろう。開祖様が神様に「世界の大難を無難にして下さい」とお祈りになったが、神様は「どうしてもある」と言われるので、開祖様はいつも「どうしてもあるのなら三、四月、八、九月にあるように、それでないと助かる者も助からないから」とお願いになったのや』
(上掲書P267から引用)』
二月を三、四月と祈っているわけだ。
まず、あおり予言にひっかからないように。だが一見はずれ予言でも真正の聖者が出してきているものは、意味があるので、よくよく感じてみることが必要だろう。
また、もともと予言は、予言した時点とその後の「今」では状況が変わるので、基本的に「予言はズレル」の法則があることも意識すべきだろう。
ロシアが、ウクライナで地上戦を行っている今日も、冥想を。
いつの日かウラルの嵐 日本の空に向かって吹かむとするも(霊界物語第62巻/出口王仁三郎)