アヴァターラ・神のまにまに

精神世界の研究試論です。テーマは、瞑想、冥想、人間の進化、七つの身体。このブログは、いかなる団体とも関係ありません。

臨済が師匠黄檗を押し倒す

2022-11-24 19:18:32 | 丹田禅(冥想法8)neo
◎師匠も生き埋め

禅では、その時すべきことをしているか、言うべきことをいうかが問題とされる、
一瞬も油断できない世界である。

師匠である黄檗が歩いていくと、弟子の臨済が鍬で畑を鋤(す)いてるところに出くわした。

黄檗を見ると臨済は鍬を杖にして立っていた。

黄檗は、彼に「疲れたのか」とジャブを打った。

臨済、「鍬も上げないでいるのにどうして疲れましょうか。」

黄檗は、持っていた棒を振り上げて打ち下ろした。臨済は、すかさず棒をひったくって体当たりをかまし、黄檗を地面に押し倒してしまった。

黄檗は維那(寺の庶務係)を呼び、「俺を起こしてくれ」と命じた。維那は、助け起こして「和尚はどうしてこんな気ちがいの無礼を許されるのですか」と言う。

黄檗は起き上がると物も言わずに維那を棒で叩いた。

一方の臨済はそんな騒ぎをよそにぐんぐん畑を耕している。
そこで臨済は「世間では火葬するが、俺のところでは一気に皆生き埋めにしてやる」と嘯(うそぶ)いた

黄檗も見事生き埋めにされたわけである。
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2 コメント

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Unknown (はに)
2022-11-25 09:36:18
>そこで臨済は「世間では火葬するが、俺のところでは一気に皆生き埋めにしてやる」と嘯(うそぶ)いた

↑ここに、笑ってしまいました。
(・・;)


黄檗も見事生き埋めにされたわけである。

↑でも、こちらが分からなくて(・・;)

何となあく、比喩的なニュアンスですかね(・・;)
返信する
はに殿へ (湖南)
2022-11-27 07:16:31
黄檗は、求道者としての隙を見せたので、弟子臨済に徹底してやられたわけです。
返信する

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