清明
2008-04-04 | 季節
今日は二十四節気の一つ「清明」です。
天文学的に言えば,天球上の黄経15度の点を太陽が通過する瞬間を言います。
暦便覧には「万物発して清浄明潔なれば、此芽は何の草と知れる也」とあります。
即ち、「清浄明潔」の略が「清明」であり、その意味は「草木が芽吹きだして、草木の種類が明らかになってくる日」のことです。
要するに、新芽が芽吹き、いろいろな花が咲き出して、万物が新鮮になり、明るく清らかな季節が到来したと言うことです。
中国では「清明節」と言い、祖先の墓参りをし、草むしりをして墓をきれいにする日であり、「掃墓節」とも呼ばれています。
一方、沖縄では「清明」を「しーみー」と発音し、中国の風習と同じく墓参りに行きますが、墓の前で親類が揃って食事を楽しむ風習があります。
この食事に欠かせない食材の一つに「タロイモ」があるそうです。
「タロイモ」はサトイモと同様、親芋の周りに沢山の小芋ができますので、子孫繁栄を意味することから欠かせないとの事です。
今朝のNHKニュースで、この沖縄の「しーみー」について報道がありましたが、今日から1ヶ月くらいこの行事が続くそうです。
なお、毎年この時期になると、南から燕がやってくるようになります。
ツバメと言えば、プロ野球では、開幕早々ツバメが大飛躍していますね。
昨日現在、阪神と共にヤクルトが5勝1敗で首位に並んでいます。
ヤクルトファンではありませんが、年間を通して飛んで欲しいものです。
日本のプロ野球界活性化のために、他のチームも頑張ってください。