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らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

パンドラの壷

2008-04-19 | 雑学

「パンドラ」はギリシャ神話に登場する女性で、神々によって作られた人類の災いとして地上に送り込まれました。
一説によると人類最初の女性とされているそうです。

そのパンドラが開けた壷(箱との説もある)について、10年ほど前にある新聞に載った記事を思い出したのでご紹介します。

阿刀田高氏の著書「ギリシャ神話を知っていますか」によると、人類最初の女性とされるパンドラは、大神「ゼウス」から「エピメテウス」のもとに贈られ、2人は愛し合うようになります。
満ち足りたパンドラは地上に降りるとき、ゼウスから「決して開けてはならない」と言われてもらってきた壷を開けてみたくなります。

彼女は長い逡巡の末に、エピメテウスが留守のときを見計らって壷の封を切りました。
すると病気、悪意、戦争、嫉妬、災害、暴力など、あらゆる「悪」が四方に飛び散りました。慌てて蓋をしましたが、既に一つを除いて飛び去った後でした。
壷の底に残ったその一つは、希望だけだったと言われています。

阿刀田氏は
「ゼウスは賢くなった人間に罰を与えるためパンドラを地上に降ろした。いつの世でも男は美しい女にのぼせ上がり、道を誤る。また『決して開けてはならない』と言えばパンドラが封を切ることも、ゼウスは計算に入れていた」
との解釈を披露しています。

しかし、壷の底に希望が残ったことにより、人類はさまざまな災厄に見舞われながらも、希望だけは失うことなく生きて行くことになったと言われています。

結局、現在世界のあちこちで起きている戦争、暴力、病気、等さまざまな災厄はゼウスの思惑通りだったと言うことなのでしょうか?

このことは、人類に災いをもたらすために「女性」を作るよう神々に命じたゼウス、
そして神々によって作られた人類最初の女性バンドラがすべてと言うことになりますが、皆さんはどのようにお考えでしょうか?