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らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

義士祭

2008-12-14 | 雑学

12月14日(旧暦)は、ご存知の赤穂浪士が吉良邸に討ち入った日です。
この日には赤穂浪士ゆかりの各地で「義士祭」が行われます。

「義士祭」とは
赤穂藩の藩主・浅野内匠頭の無念を晴らすため、1年9ヶ月の歳月を費やし本所・
吉良邸へ討ち入って、見事本懐を遂げた四十七士の忠誠心と、その後の浪士たちの切腹を偲んで行われる一連の行事です。

討ち入りは元禄15年12月14日(新暦換算では1703年1月30日)で旧暦ですが、各地の「義士祭」は新暦の12月14日に行われています。

各地とも行事の内容は、主に赤穂義士の行列や法要、神社での祭典などとなって
いるようです。

各地の「義士祭」を簡単にご紹介します。

・京都・山科の「義士祭」
 討ち入り当日を再現する義士行列が繰り広げられます。
 大石内蔵助を始めとする表門隊、裏門隊、幼稚園児による四十七士、遥泉院を
 始めとする女人列、祇園一力亭での様子を再現する大石内蔵助、元禄女人列、
 などの大行列が大石神社まで行進するそうです。

  
(山科義士祭より)

・本家本元・赤穂の「義士祭」
 今年で第105回目を迎えるそうです。
 赤穂城大手門からJR赤穂駅前までのコースで義士行列や大石行列などが行わ
 れます。

・東京高輪・泉岳寺の「義士祭」
 泉岳寺には浅野内匠頭と赤穂浪士が祭られています。
 泉岳寺は曹洞宗の寺院で、台東区橋場の総泉寺、港区愛宕の青松寺、と並ぶ
 江戸三箇寺の一つといわれています。
 1612年(慶長17年)に徳川家康が外桜田に創建しました。
 12月14日には、義士行列が銀座から泉岳寺までのコースで繰り広げられるそう
 です。

・豊岡の「義士祭」
 大石内蔵助の妻・りくの古里で、遺髪塚のある「正福寺」で行われます。
 追善法要、居合道の演武、尺八演奏の奉納などがあるようです。

・篠山・古市の「義士祭
 槍の名手、不破数右衛門ゆかりの篠山市古市の「宗玄寺」で行われます。
 子供たちが赤穂浪士に扮して練り歩くそうです。

・社町「観音寺」の「義士祭」
 「観音寺」は赤穂藩浅野家分家の家原浅野家の祈願所とされ、四十七士の供養
 墓碑が立っているそうです。
 追善法要や早かごに因む中学校の駅伝競走、少年剣道大会などが催されます。

・加西市「久学寺」の「義士祭」
 「久学寺」は赤穂の花岳寺、東京の泉岳寺、と共に義士ゆかりの三岳寺とされ、
 浅野家菩提寺の一つです。
 追善法要や住職の講話、尺八演奏などがあります。

新潟県新発田市の「長徳寺」でも「義士祭」が行われます
 堀部安兵衛は新発田藩士・中山次右衛門の息子で、13歳のときに中山家が断絶
 しました。
 家名再興を志して江戸に出て、高田馬場の仇討ちで有名になり、赤穂藩士の堀部
 家に見初められて婿となり、浅野家家臣となりました。