12月21日は「冬至」です
「冬至」とは、二十四節気の一つで、北半球では太陽の南中高度が最も低く、1年の間で昼が最も短く、夜が最も長くなる日です。(実際には数日ずれます)
暦便覧では「日南の限りを行て、日の短きの至りなれば也」と説明しています。
冬至の日には、北緯66.6度以北の北極圏では「極夜(きょくや)」となります。
「極夜」とは、「白夜」の反対で、日中でも薄明かりか、太陽が沈んだ状態が続く
現象を言います。
この日より日が伸び始めることから、古くは、この日は年の始点と考えられていました。
・「一陽来復(いちようらいふく)」
また、冬至は古来、「陰から陽に転じる時」とされ、これが転じて「悪いことが重な
った後に、やっと良いことがめぐってくる」の意味となっている「一陽来復」と称され
ています。
・日本では、この日に「柚子湯」に入り、冬至粥やカボチャを食べると風をひかない
といわれています。
・近所の柚子の木です。
・「柚子湯の効果」
「柚子湯」には、血液の流れをよくする血行促進効果が高く、古くより、ひび、
あかぎれを治し、風邪の予防になると伝えられています。
他にも、冷え性や神経痛、腰痛などを和らげる効果があると同時に、果皮に
含まれるクエン酸やビタミンCにより美肌効果もあるようです。
・柚子です。
「柚子湯の作り方」
柚子湯の作り方は、柚子の果実5~6個を輪切りにして湯に浮かべます。
皮膚が弱い人は輪切りにした柚子の果実を熱湯で20~30分蒸らし、その後、布袋
に入れて湯に浮かべるとよいそうです。
・今年もインフルエンザが流行期に入ったようです。
冬至の日の今日はカボチャを食べ、柚子湯に入り、風邪を寄せ付けない健康
な体になりましょう!