挨拶言葉
2014-02-22 | 雑学
毎日、挨拶を交わされていると思いますが、朝の「おはよう」には「ございます」の丁寧語がつくのに、「こんにちは」や「こんばんは」、「さようなら」、「ただいま」などには「ございます」など丁寧語がつきませんが、皆さんは疑問に思ったことはありませんか?
そこで調べてみました。
この理由には“あいさつは省略された言葉”である、ということからのようです。
例えば、「おはよう」、「こんにちは」など、以下のような文が省略されています。
・「おはよう」は、「今朝はあなた様は大変お早いですね」
・「こんにちは」は、「今日(こんにち)はご機嫌いかがですか」
・「こんばんは」は、「今晩はご機嫌いかがですか」
・「さようなら」は、「左様ならば、これにて失礼します」
・「ただいま」は、「ただ今帰りました」
そして、丁寧語は文の最後につくものであることから、省略されて残った部分が文の最後であれば丁寧語が付き、最初であればつかないということです。
上記の例では、「おはよう」だけが文の最後で、それ以外は文の最初となっています。
そこから「おはよう」だけに丁寧語が付いて「おはようございます」となり、最初の方に残った「こんにちは」や「さようなら」には「ございます」の丁寧な表現にならないということです。