若い女性が仕事帰りに通うフィットネスクラブは、美容と健康によいと言うことで人気があるようです。
一時、エアロビクスが取りざたされていましたが、最近はあまり聞かなくなりました。
ところで、フィットネスとエアロビクスの違いをご存知でしょうか?
広辞苑を調べると、
フィットネスとは、①心身とも健全であること。②(体操・エアロビクスなどの)健康づくりのスポーツ。と説明し、
一方のエアロビクスは、ジョギング・水泳・サイクリングなどの、持続的に酸素を摂取しながら行う運動の総称。心臓と血管の強化を目的とする。有酸素運動。と説明しています。
辞書が示すように、フィットネスとは元は「健康」を意味する言葉で、体調を整え、健康な体作りを目指すものです。
特に筋力・持久力・柔軟性などの体力を身につける事を指し、「体力をつける」と言う意味の「フィジカル・フィットネス」から出た言葉で、最近では精神面も含めた健康を目指す言葉として用いられています。
これに対して有酸素運動とも呼ばれるエアロビクスは、ウォーキング・ジョギング・サイクリング・水泳、そしてジャズダンスなど、身体に酸素を十分取り入れながら、長時間かけて行う全身運動の事です。
血液の循環がよくなり、また心肺機能を高め、筋肉を強化します。
日本においては酸素摂取量を調節するため、激しい運動と静かな運動を組み合わせたエアロビクス・ダンスの事を指して使われているということです。
フィットネスとエアロビクスの違いは、フィットネスは健康な体つくりをすることの全体を言い、その一つにエアロビクスがあるということのようです。
参考までに、痩せる事を目的とする「ダイエット」は、「健康増進や体重調節のために、低カロリーなど、種々の制限を加えた食事法」のことで、「シェイプアップ」は、「美容や健康のために体型、体調を整えること」を言います。