大相撲秋場所(9月場所)が東京・両国の国技館で開催されます。
今場所は横綱白鵬が連続優勝で優勝回数を40回目の大台に乗せるのか、横綱稀勢の里が復調なって元気な相撲が見られるのか、9月10日から15日間にわたる熱戦が繰り広げられてます。
ところで国技館(日本相撲協会)の所在地が間違いやすいことで知られていますが、ご存知だったでしょうか?
今日はお酒などの席での話ネタの一つになりそうな、「間違いやすい国技館の住所」と題してご紹介します。
因みに、国技館(日本相撲協会)の住所は
「東京都墨田区横網1-3-28」です。
皆さまは何と読まれるでしょうか?
「とうきょうと すみだく よこづな 1-3-28」ですよね。
「相撲の聖地だから、相撲の最高位の「横網」が地名になっているのですね。」
「普通の住所ですが、どこが間違いやすいのでしょうか?」
と思いますよね。
ところがこの漢字の読みが間違いなのです。
よく見てください。
「横綱」ではありません。「横網(よこあみ)」なのです。
正しい読み方は、「とうきょうと すみだく よこあみ 1-3-28」 なのです。
実は街区表示板やその周囲にも「YOKOAMI」「よこあみ」「ヨコアミ」とはっきり書かれているのだそうです。
間違いやすいですよね。
国技館を管理する日本相撲協会によると、かつて「横綱の間違いではないか」と警備員に尋ねる通行人が多かったそうです。
あまりにも間違いが多いことから、横網地区の町内を巻き込んだ騒動になったこともあったそうです。
1960年代半ばごろ、区が地元に対し「横綱」への地名変更を打診するも、町内には「冗談じゃない」と猛反発する声が上がったといいます。
それも無理はありません。
1875年(明治8年)に明治政府の指示で編さんされた「東京府誌 巻第六十八」によれば、そもそもこの地区は江戸時代の貞享年間(1684~88年)には既に「南本所横網町」と称していた伝統ある地名なのだそうです。
それにしてもなぜ「横網」を「横綱」と読む間違いが今もなくならないのかというと、「綱(つな)」という字と「網」(あみ)という字は似ている上に、「相撲」というイメージがあるので、どうしても「横綱(よこづな)」と読んで、或いは書いてしまうのだそうです。
日本相撲協会(国技館)の住所の正しい読み方は「東京都墨田区横網1-3-28(とうきょうと すみだく よこあみ 1-3-28)」なのです。
相撲や東京の地理に詳しい方であれば間違うことはないにしても、馴染みの薄い人間にとってはどうしても誤読しますよね。
話ネタの一つとしてご利用ください。