らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

一雨一度

2017-09-26 | 季節

昨日の大阪地方は12日ぶりに最高気温が30度を超えた暑い一日でした。
しかし、この時期のお天気言葉には「一雨一度」があります。
この漢字は「ひとあめ いちど」と読み、雨が降るごとに気温が1度くらいの割合で低くなるという意味です。

その理由は、10月から11月にかけては移動性高気圧と低気圧とが約1週間の周期で日本付近を交互に通ります。
従って、ならしてみると、1週間に1回くらいの割合で雨が降ることとなり、気温は1度くらい下がると言うものです。

雨を降らす原因である低気圧の後ろ側には北から冷たい空気が流れており、低気圧が通過した後は大陸から冷たい空気が日本付近に流れ込んで気温が下がります。
こうして雨が降るごとに気温が少しずつ下がって秋が深まっていくのですが、この秋の気温の移り変わりを、1回雨が降る毎に気温が1度下がるとして、「一雨一度」と呼ぶことがあるということです。

実際、大阪の月別平均気温をみると、9月が25.0度、10月は19.0度で1ヶ月間に6度下がり、更に11月は13.6度と5.4度下がっています。
1週間に一度の雨とすれば、毎週平均して1度から1.5度くらいの割合で下がっていることになり、「一雨一度」と言うこの言葉は、平均気温からも裏付けられているようです。

暑い夏から秋への季節の変わり目となっているこの時期、気温の低下に人の体が慣れないことがあります。
人が気温の差に慣れるには 3日ほど必要だそうです。
寒くなったからといって、すぐに血管の収縮などが対応できる訳ではないので、 着る物や食事、休養などを十分とり、小まめに調整して体調不良を起こさないように十分注意する必要があります。

「一雨一度」と秋が深まっていきます。
風邪などひかないように十分気をつけていただきたいと思います。