令和元年も後2週間を残すのみとなりました。
読者の皆様はお正月の準備が進んでいますか?
13日は正月の準備を始める日とされる「正月事始め」でした。
この日、各地の神社や寺院では年末恒例のすす払いや御身拭いなどを行い、そのニュースが報道されていました。
年賀状の受付も15日に始まっています。
そして、25日にはクリスマス、それが終わると大晦日に年越しそばを食べて新年を迎えることになります。
慌ただしいですね。
「年越しそば」
ところで、大晦日に「年越しそば」を食べると思いますが、その理由をご存じでしょうか?
今日は「年越しそば」を食べる理由について調べてみました。
大晦日に「年越しそば」を食べる理由には諸説ありますが、一般的に言われているのは、そばが「細く長い」ことから、長生きできるとか、長く商売が繁盛するといった願いが込められている、ということですよね。
この説はどなたもよくご存じだと思います。
しかし、それならば「太くて長い」うどんのほうがよほど縁起がいいように思いませんか?
そばより太いうどんを食べたほうが太く長く生きられ、商売も太く、末永く、そして広く、ますます繁盛しそうに思えますが、何故「そば」なのでしょうか?
・年越しそばです(ネットより)
「そばを食べる理由」
調べてみると次のような説があることが分かりました。
その説とは、江戸時代のことです。
その頃の金 銀細工の職人たちは、作業中に飛び散った金粉や銀粉をそば粉で作った団子でかき集めていました。
どのようにしてかき集めるのかというと、「そば団子」をたくさん作っておいて、仕事場の床や畳に撒いておきます。
それで畳をポンポンと叩いたり、ペタペタとやれば畳の目に入った金粉銀粉が団子にくっついてきます。
その団子を拾い集めて焼けば「そば団子」やほこりなどは灰になりますが、金銀はしっかり残るのです。
そこから、そばは「金銀を集めるので縁起が良い」と言われるようになり、商人たちの間で集金日となる毎月末に、そばを茹でて食べる習慣が生まれたのです。
それが一年の終わりの大晦日に食べる風習につながり、一般庶民にも広がったと言われているとする説です。
この説によれば、大晦日に食べるのは、縁起が良いとされたそばであり、うどんではないということです。
今年の年末は、この説に従って金運を祈りながら「年越しそば」を食べてみてはいかがでしょうか?