らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

シャンパンとスパークリングワインの違い

2019-12-23 | 雑学

明日はクリスマスイブで明後日はキリストの降誕祭です。
本来はカトリック教徒のお祭りですが、日本では宗教に関係なく、年末の一大イベントとして定着した恒例行事となっています。
特に小さなお子さんたちはプレゼントをもらうのを楽しみにしており、サラリーマン諸氏の中にも酒の力を借りて日頃のうっ憤をはらす良い機会と捉えている方もいることでしょう。

読者の皆さんは家族で "メリークリスマス!" でしょうか、それとも知人や友人たちと"Merry Christmas!"でしょうか?
いずれにしてもパーティの開始に当たってはシャンパンで乾杯するのでしょうね。
最近のワインブームでシャンパンやワインを飲まれる方も多いことと思います。
美味しいワインを十分ご堪能ください。



私は25年ほど前の現役の頃に、フランス料理に関係する会社に出向していたことからワインを飲むようになりました。
当時、パーティ開始の乾杯は常にシャンパンでした。
シャンパンは発泡性のワインですが、スーパーにはスパークリングワインという発泡性ワインも売られています。
シャンパンとスパーリングワイン、この二つのワインはどのように違うのでしょうか?
今日はその違いについて調べました。

「スパークリングワイン」
スパークリングワインとは発泡性ワインの総称です。
従ってシャンパンもスパークリングワインに含まれるのです。
スパークリングワインは各国で生産されており、一般には3気圧以上のガス圧を持った発泡性ワインの総称をいい、3気圧以下のものは弱発泡性ワインといいます。
その製造方法は、
・シャンパーニュ方式・・・瓶内で発酵させる方式
・シャルマ方式・・・密閉耐圧タンクで発酵させる方法
・ワインに二酸化炭素を加える方式
などがあります。

「シャンパン」
一方、シャンパンはフランスシャンパーニュ地方の特定地域の決まったブドウ品種を使って、かつフランスのワインの法律(AOC法:原産地呼称管理法)に規定された条件を満たしたもののみ名乗ることができる名称です。
フランス国内でも、それ以外の発泡性ワインは「スパークリングワイン」と呼ばれます。

・シャンパン生産地の「シャンパーニュ地方」です。

「シャンパンを名乗る条件」
・フランスのシャンパーニュ地方のみで生産されること。
・指定された特定の地域のぶどう品種(主にピノ・ノワール、ピノ・ムニエ、シャルドネ)のみを使うこと。
・特定の製法、シャンパーニュ方式で造られたもの。
・瓶内で二次発酵させ、瓶内で熟成させること。

上記の条件以外のスパークリングワインが、シャンパンと名乗ることは、法律で固く禁止されています。
従って、スペイン産やドイツ産、日本産などの数ある発泡性ワインはすべてスパークリングワインであり、シャンパンとは呼べません。
レストランなどで注文するときには注意してくださいね。