らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

セアカゴケグモに注意

2019-12-27 | 地元紹介

先日、家の側溝の掃除を行いました。
毎年、この時期に自治会恒例の一斉溝掃除があるのですが、今年は何故か実施されないことから我が家単独で行うことにしたものです。

清掃に当たって気を付けたのはセアカゴケグモでした。
我が家の溝蓋の裏からは、2011年以降、毎年1~2匹のセアカゴケグモが発見されており、その都度、駆除しているにも拘わらず、絶滅できていないのです。
困ったものです。

「側溝清掃」
さて、今年は南側の溝蓋から開けていきましたが、こちら側にはいませんでした。
先ずは、ひと安心です。

次に東側の溝蓋を開けました。
すると1匹棲みついていました。

・南側の側溝蓋裏から見つかったセアカゴケグモと卵嚢(らんのう)です。多分雌だと思います。


更にその隣の溝蓋を開きました。
また1匹いるではありませんか。
こちらは卵嚢がないので、雄なのかもしれません。
いずれも撮影した後、駆除しました。



「分布状況」
セアカゴケグモは平成7年(1995年)に大阪府高石市で発見されて以降、年々生息地域が広がり、2018年8月現在、青森県、秋田県、長野県の3県を除く44都道府県で確認されているということです。
特に多いのは近畿地方と東海地方だそうです。

「大阪府熊取町のセアカゴケグモ情報」(熊取町HPより)
熊取町ではほぼ全域で「セアカゴケグモ」の生息が確認されています。
性格はおとなしく攻撃性はないものの毒をもっており、かまれると大事にいたる場合があることから、つぎの点に注意するよう呼び掛けています。
  
特徴
全体に黒く、背中に赤い帯状の模様があり、体長はメスの場合、約1cmで脚を広げると約3cmとなり、腹が 大きくふくれている。 

生息場所
・日当たりが良く、暖かいところ。
・昆虫や小動物などのえさが豊富にあるところ。
・巣を張る適当なすき間があるところ。
  排水溝の側面や蓋の裏、花壇周りのくぼみや穴、プランターなどのすき間
  墓石のすき間、クーラー室外機の裏、水道メーターボックス内、放置自転車など 

見つけたら
・素手でさわらない。
・市販のスプレー式殺虫剤(ゴキブリ用)をかけるか、踏みつぶす。

かまれたら
・かまれたところを水でよく洗う。
・できるだけ早く、医療機関で治療を受けてください。
 (かまれたクモを殺して持参してください。種類等が特定でき適正な治療につながります。)
・保健所等にも、かまれた旨の連絡をしてください。
 
被害を防ぐために
・生息しそうな場所に普段から注意し、クモの巣があれば棒などで払ったり、溝などは普段から掃除し、クモが巣を作らないようにしてください。
・クモはスプレー式殺虫剤(ピレスロイド系 一般的にゴキブリ用)をかければ、駆除できます。
・清掃や園芸作業をする場合はなるべく、軍手や手袋をつけて作業してください。
・外に置きっぱなしの玩具、帽子やヘルメット、サンダルや長靴などを使用したり身につけるときは、その中や裏側を十分に点検してください。 

セアカゴケグモは今や全国に広がっています。
ブロックや溝蓋、墓石の隙間などを触る時は、手袋をするなどして毒グモに咬まれないよう十分注意していただきたいと思います。