先日、昨年より半月遅れてイチゴの定植を行いました。
今年は9月末まで日中の最高気温が30度を超える残暑が続いていたことから、畑には朝と夕方の1時間ほど顔を出すだけでした。
加えて8月以降の少雨で畝がカラカラに乾いているにも拘らず、イチゴの苗に十分な水遣りが出来ていなかったことから、7月まで生き生きと育っていたイチゴの苗は、9月になると殆んどが枯れてしまいました。
このようなことから定植するだけの苗が確保できるかどうか心配でしたが、細くて弱々しい苗も含めて、辛うじて100本余りを確保することができました。
「苗作り」
我が家のイチゴの苗作りは、春に収穫が終わった株を別の畝に植え替えて作っています。
昨年までは下の画像のようにランナーが伸びて、そこから発芽した子株が根を張って密生している状態だったのですが、今年は猛暑で畑に行くことが少なかったことから手入れが出来ず、多くの苗が枯れてしまいました。
・昨年までのイチゴの苗です。
「畝作り」
畝作りでは、根切り虫対策に「ダイアジノン」を、酸性土壌を中和するために石灰を散布し、肥料にはバーク堆肥、ようりん、化成肥料、配合肥料、発酵鶏糞を混和して畝を立て、更に、畝立ての完成直前にもう一度「ようりん」を混和して畝を作りました。
「ようりん」を多めに混和したのは、苗が活着次第マルチを張る為です。
昨年までは2月に追肥をしてマルチを張っていたのですが、その間に草が生えてくるので、今年は早めに張ることにしたのです。
そして、畝も例年は6畝作っていたのですが、今年は苗不足から5畝になりました。
「植え付け」
上記の畝に株間35㎝、条間30㎝、各畝に26株を植え付けました。
植え付けはやや浅めに、クラウンと呼ばれる根の上の太いところには土が被らないように植えます。
今年は苗不足から1畝26株で5畝植えるのがやっとでした。
植え付け後には、たっぷりと水遣りをしました。
この後、根が活着するまで毎日水遣りを行い、その後、早めにマルチを張りたいと思っています。
「定植後の幸運」
定植が幸運だったのは、10月に入って一気に秋らしくなったことに加え、定植後の数日間が曇り空だったことです。
今年の苗は前記したように根もあまり伸びていない弱々しい苗だったので、定植後に直射日光が当たると枯れてしまう恐れがありました。
しかし、数日間が曇り空だったため毎朝の水遣りで、萎れることもなく何とか持ちこたえているところです。
このまま順調に育ってくれることを祈るだけです。