先日、NHKの地域ニュースで、万博記念公園の花の丘には今、コキアが真っ赤に紅葉していると報じていました。
同公園には4000本のコキアが植栽されており、訪れた人たちはコキアの間から、或いはコキアをバックに記念写真を撮影していました。
・真っ赤に紅葉している万博記念公園のコキアです。
このコキアですが、私の畑にも2株植えており、万博記念公園同様、真っ赤に紅葉しているので、今日は「コキア」について取り上げたいと思います。
「コキア」
コキアはヒユ科(旧アカザ科)ホウキギ属の一年草で、原産地はユーラシア大陸の乾燥地です。
別名をホウキギ(箒木)、ホウキソウ(箒草)などと呼ばれる雌雄同株の一年草です。
「花」
コキアの花は8~9月頃が開花期です。
細い葉の付け根に、淡い緑色の小花を穂状につけますが、余り目立ちません。
花びらはなく、雄蕊5本、めしべ1本があり、めしべの中に種ができます。
コキアは最初は緑色の樹形ですが、秋になると紅葉し、とても鮮やかで美しい赤に変化します。
・9月14日のコキアです。まだ緑色です。
「別名」
コキアの別名の「ほうき草」、「ほうきぎ(帚木)」という和名は、枯れた枝をホウキに利用していたことに因んでいます。
コキアの枝はまっすぐに伸び、細かく枝分かれして円錐になるので、箒を逆さにしたような形が自然と形成されていることから、束ねて結んで、柄をつけて形を整えるだけで立派な箒になります。
・拡大するとこのような花です。
「畑のキャビア」
コキアの種は秋田県の郷土料理にもなっている「とんぶり」の原材料で、畑のキャビアと呼ばれるくらいの珍味だそうです。
「とんぶり」の作り方はネットによれば、
まず小さな実を窯で茹でた後、水きりをしてしばらく放置しておき、その後、もみ続けて皮をむきます。
・10月16日では、緑から赤色へのグラデーションになっています。
「コキアの紅葉の目安」
コキアは緑色から紅葉して赤色になり、最終的には黄金色になります。
・緑 葉・・・・・・・8月中旬~9月下旬
・グラデーション(緑・赤)・・10月上旬
・紅 葉・・・・・・・10月中旬
・グラデーション(赤・茶)・・10月下旬
・黄 金・・・・・・・10月下旬~11月初旬
・10月21日には真っ赤に紅葉しました。
我が家の2株のコキアも、来月にはこのように黄金色(茶色)に変わります。
コキアは緑から黄金色まで、色彩の変化が楽しめる植物です。
・黄金色になったコキアです(ネットより)