「秋の七草」
春の七草は知っていても、秋の七草はなかなか覚えられませんね。
皆様はご存じでしょうか?
秋の七草とは、
「ハギ(萩)キキョウ(桔梗) クズ(葛)フジバカマ(藤袴)オミナエシ(女郎花) オバナ(尾花)ナデシコ(撫子)秋の七草」と、5,7,5,7,7の和歌の口調で覚えると覚えやすいようです。
この秋の七草は、すべてが日本原産の花と思われがちですが、唯一、中国原産なのが「フジバカマ(藤袴)」です。
このフジバカマが我が家の畑で咲き始めましたのでご紹介します。
・これが畑の白色と紫色のフジバカマです。
「フジバカマ」
「フジバカマ(藤袴)」はキク科、フジバカマ属の多年生植物で、原産地は中国といわれています。
日本には、奈良時代に香料として渡来し、その後、野生化して日本各地の河原などに群生していました。
しかし、現在ではその数を減らし、環境省の準絶滅危惧種に指定されています。
「名前の由来」
藤袴の名前の由来は、新井白石が書いた「東雅(とうが)」に「その花淡紫色、藤といふ色に似て、その弁の筩(つつ)が袴に似たるところあれば藤袴といひし」とあるように、花の色が藤の花に似ていて、花弁の形が袴に似ていることから「フジバカマ」の名称になったとのことです。
・花弁の形が袴に見えるでしょうか?
ふ
「アサギマダラの好物」
このフジバカマにはアサギマダラ蝶が必要とする”ピロリジジンアルカロイド”という成分があります。
この”ピロリジジンアルカロイド”という成分は、アサギマダラ蝶のオスのフェロモンの原料になっており、成虫はフジバカマに集まって蜜に含まれているこの成分を摂取して敵から攻撃されないようにしているのだそうです。
このようなことから、アサギマダラ蝶はフジバカマに集まってくるのですが、私の畑にはまだ一度も来たことがありません。
アサギマダラヨよ、私の畑のフジバカマにも来ておくれ。
・このように飛んできてくれたら嬉しいのですが・・・。(ネットより)