らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

今日は秋土用の「辰の日」

2023-10-25 | 季節

今日、10月25日は「秋土用」の「辰の日」で、「た」のつく物や「青いもの」を食べると良いとされている日です。
皆様はご存知でしたか?
そこで今日は季節ごとの「土用」に食べると良い物に絞って取り上げたいと思います。

先ず、「秋土用」って、お聞きになったことはありますか?
「土用」と言えば「夏土用」の丑の日にウナギを食べることが知られていますが、実は、「土用」は年4回あるのです。

「土用」
「土用」とは、年に4回訪れる、立春・立夏・立秋・立冬の直前の約18日間を指します。
4つの土用はそれぞれ、「春土用」「夏土用」「秋土用」「冬土用」とも呼ばれており、各土用の特別の日には、良いとされる食べ物があります。

「各土用に良いとされる食べ物」
・春土用・・・立夏(5月5日頃)」の前の約18日間です。
 春土用に大事にしている干支は、「戌(いぬ)」で、2023年の春土用の「戌」の日は、4月22日と5月4日でした。
 春の土用は、なんとなくやる気が出ないなど、情緒不安定になることなどから注意が必要と言われています。
 そのようなこの期間の「戌(いぬ)の日」に食べるのがよいとされているものが「い」のつく食べ物や「白い食べ物」です。
 「い」のつく食べ物としては、「いか」や「いわし」「いちご」などがあげられ、白い食べ物は、「豆腐」や「白いご飯」などがあります。
 
・夏土用・・・立秋の前の18日間です。
 夏の土用では、夏バテや熱中症に注意が必要といわれています。
 夏土用の「丑の日(うしのひ)」には、ご存じのように「う」のつくものや、「黒いもの」を食べると良いという事がよく知られています。
 そのため、現在では「土用の丑の日」には鰻を食べることが全国的に定番となっています。
 しかし、もともとは暑くても食べやすく体調を整えるのにも役立つうどんや梅干し、瓜(ウリ)など「う」のつく食べ物や、「土用」と名のつく「土用しじみ」や「土用卵」「土用餅」などが食べられていました。

・秋土用・・・立冬の前の18日間です。
 秋の土用は夏の疲れが出る時期ともいわれています。
 今年の立冬は11月8日なので、その18日前の10月21日から11月7日までが秋土用となります。
 秋土用に大事にしている干支は「辰」で、今年の秋土用の「辰の日」は、今日10月25日と11月6日です。
 この日には「た」のつくものや「青いもの」を食べると良いとされています。
 「た」のつく食べ物としては、「玉ねぎ」や「たこ」、「青いもの」なら「さんま」や「鯖」などの青魚などがあります。

・冬土用・・・立春の前18日です。
 冬の土用は風邪に注意といわれています。
 冬土用に大事にしている干支は「未(ひつじ)」で、2023年の冬土用の「未(ひつじ)の日」は2024年1月25日です。
 この日には「ひ」のつく食べ物や「赤いもの」を食べると良いとされています。
 「ひ」のつく食べ物はひらめ、ひじき、干物など、「赤いもの」はトマトやパプリカ、りんご、かに、たこなどがあります。

以上のように、季節ごとの土用の特別の日には、食べると良いとされている食べ物があります。
今年の秋土用は10月21日から11月7日までであり、大事にされている干支は「辰」で、今日がその「辰の日」になります。
今日食べると良いとされている「た」のつく食べ物の「玉ねぎ」や「たこ」、「青いもの」なら「さんま」や「鯖」などの青魚を食べて、猛暑だった夏の疲れを癒し、これから到来する厳しい冬の寒さに備えて頂きたいと思います。