シコンノボタンはノボタン科ティボウキナ属の花で、ブラジル原産の常緑性熱帯花木です。日本でよく見かける、日本原産の野牡丹(ノボタン科ノボタン属)とは異なります。
別名を「スパイダーフラワー」と言い、日本には19世紀始め頃に渡来したといわれています。
樹高は1m~3mになり、花径は約7㎝と大きく、5弁で鮮やかな紫紺色の花を咲かせます。雄ベが長く飛び出しているのが特徴です。
1日で萎れますが、花つきがよく、毎日つぎつぎと咲かせます。
・「シコンノボタン(紫紺野牡丹)」の蕾と咲きかけの花です。
この花の樹高は1.4mくらいです。
・前述の蕾と咲きかけの花が、翌日にはこのように開花しました。
この特徴ある雄ベが「スパイダーフラワー」と言われている所以のようです。
・1日花なので、前日咲いた花は翌日にはこのように萎れかけます。
「管理」
鉢植えの場合は年に1回植え替えが必要です。
日当たりを好むので日当たりの良いところに置きます。
増やし方は挿し木です。
「花言葉」 「平静」
「短歌」
詠み人は分かりませんが一首ご紹介します。
「温暖の 進みてつぼみ 付けしまま 紫紺野牡丹 霜月入るや」