らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

損傷現金の引換基準

2019-12-11 | 雑学

命に次いで大事なお金。
そのお金を不注意でストーブなどで燃やしたり焦がしたりすることがあるかも知れません。
この様な時、慌てますよね。
でも、ご安心ください。
まだ原型が残っておれば、その割合によって日本銀行が全額または半額で引き換えてくれます。
今日は日本銀行のHPから、「日本銀行が行う損傷現金の引換え」について、その基準をご紹介します。

不注意や火事などで焦がしたり燃やしたりした紙幣で、まだ原型が残っている損傷現金の引換え基準は、次のようになっています。

「損傷現金の引換基準」(以下日本銀行のHPより)
紙幣の場合
 表裏の両面が具備されている銀行券(紙幣)を対象とします。
 イ.券面(紙幣)の3分の2以上が残存するもの ・・・ ・・・・・額面価格の全額をもって引換えます。
 ロ.券面(紙幣)の5分の2以上3分の2未満が残存するもの・・・ 額面価格の半額をもって引換えます。
   額面価格の半額に一円未満の端数がある場合には、これを切り捨てます。

なお、銀行券の紙片が2以上ある場合において、当該各紙片が同一の銀行券の紙片であると認められるときは、当該各紙片の面積を合計した面積をその券面の残存面積として、上記の基準を適用します。
(この規定から、例えば1万円紙幣を半分に切って別々に損傷紙幣としても、各々1万円には引き換えくれません)

貨幣(硬貨)の場合
 模様の認識ができる貨幣を対象とします。
 災害その他やむを得ない事由により量目が減少した貨幣については、以下の基準にかかわらず、模様の認識ができることを条件に額面価格の全額
 をもって引換えます。
 イ.金貨・・・・・・・・ 量目(目方)が98%以上のものについて、額面価格の全額をもって引換えます。
 ロ.金貨以外の貨幣・・・ 量目の2分の1を超えるものについて、額面価格の全額をもって引換えます。

なお、焼損等により破砕のおそれのある現金は、箱に入れる等、できる限り原形を崩さぬように持ち込んでください。粉々な状態になると、失効と判断することがあります 。
(たとえ灰になっていても銀行券(紙幣)と確認できれば大丈夫です)


上記を図で示すと下記のようになります。

「紙幣の引換基準」
1.面積が3分の2以上の場合は全額として引換え。
 1万円券の場合は1万円として、5千円券の場合は5千円として引換えます。
残存面積が3分の2以上である銀行券のイメージ画像。
2.面積が5分の2以上、3分の2未満の場合は半額として引換え。
 1万円券の場合、5千円として引換えます。

残存面積が5分の2以上、3分の2未満である銀行券のイメージ画像。

3.面積が5分の2未満の場合は銀行券としての価値は無く失効
残存面積が5分の2未満である銀行券のイメージ画像。凡例を示す画像。銀行券のイメージ画像において、シャドー部分が銀行券残存面積を表す。

損傷現金の引換は以上のとおりですが、引換できるからと言ってストーブなどで焦がさないようにしてくださいね。 火事のもとになります。


クリスマスツリーの由来

2019-12-09 | 季節

日本にはいろいろな記念日がありますね。
一昨日の12月7日は「クリスマスツリーの日」でした。
そこで、この記念日について調べてみました。
この記念日は、 明治19年(1886年)12月7日に横浜の明治屋に日本で初めてクリスマスツリーが飾られたことが由来となって作られた記念日でした。

クリスマスツリーにはいろいろな飾り物が飾られていますが、皆さんはそれらの飾り物に意味があるのをご存じでしょうか?
そこで今日はクリスマスツリーの意味合いについて取り上げることにしました。

「クリスマスツリーの由来」
まず、クリスマスツリーの由来ですが、これは聖ボニファティウスの話からと言われています。
聖ボニファティウス(672-754)は、8世紀のヨーロッパでゲルマニアへ赴き、キリスト教の布教に努めた宣教師です。(ゲルマニアは、現在のドイツ、ポーランド、チェコ、スロバキア、ハンガリー、オーストリアにまたがる地域です
その宣教師が
旅の途中で、雷神トールが宿る巨大な樫の木に少年をいけにえに捧げようとしていた村人に出会いました。
宣教師はいけにえを止めさせるために樫の木を切り倒してしまいました。
すると、その樫の木の跡には十字架の形をした小さなもみの木が生えてきたのです。
聖ボニファティウスはキリストを忘れないために、その周辺に愛と思やりの象徴として贈り物を飾るように村の住民に命じた、というお話で、これがクリスマスツリーの原点だということです。



「ツリーがモミの木の理由」
次に、クリスマスツリーはなぜモミの木なのでしょうか?
クリスマスツリーにモミの木を使う理由については諸説ありますが、共通しているのは永遠の命の象徴ということのようです。
もみの木は、針葉樹で冬場でも葉を落とさない力強さを持っていることから永遠の命の象徴とされているのです。

以下、クリスマスツリーの飾りものについてその意味をご紹介します。
「トップスター」
クリスマスツリーの一番上に、必ずといっていいほど飾られている星型の飾りを「トップスター」と言います。
トップスターは、イエスキリストの誕生を「東方の三博士(新約聖書に登場し、イエスの誕生時にやってきてこれを拝んだとされる人物)」に知らせた「希望の星」が由来になっています。

「クリスマスベル」
クリスマスベルは、イエスキリストの誕生日を人々に知らせる「喜びの音を鳴らすベル」という意味があります。
ベルの飾りには天使とセットの物が多く、これは天使がベルを持ちキリストの誕生日を人々に知らせる役目がある事が由来となっています。

「オーナメントボール」
現在は金属性メッキ状のボールのものが定番ですが、昔はリンゴを飾っていました。
リンゴは、アダムとイブが食べた「知恵の木の実」を象徴しているといわれ、「幸福」や「豊かな実り」の願いが込められてツリーに飾られるようになりました。

「キャンディ」
クリスマスツリーに飾り付けられるキャンディが杖の形をしているものが多いのは、「羊飼いが羊を導く杖」を意味しており、そこからキリストが人々を導いてくれるという祈りが込められています。

「クリスマスリース」
クリスマスリースの円の形は、始まりも終わりもない永遠を表し、「神に永遠の愛と命を願う」という意味があります。
 またリースに付いたリボンは、「永遠の絆で結ばれますように」という願いが込められています。
さらにリースに飾り付けられることがある松ぼっくりやどんぐりは、豊作の願いが込められているということです。

「イルミネーション」
クリスマスのイルミネーションは、キリスト自身を象徴しているといわれ、「世を光で照らす灯り」という意味があります。
昔はろうそくが使われていましたが、火事の危険があるため最近では電飾が使われるようになりました。

以上、クリスマスツリーの飾り物の意味についてご紹介しました。

Merry Christmas!


ブーゲンビリア

2019-12-07 | 

ブーゲンビリアをご存じだと思います。
南国に咲く花というイメージがありますが、我が家ではいま満開となっています。
花が少ないこの時期に咲くブーゲンビリアは貴重な存在です。

ブーゲンビリアはオシロイバナ科ブーゲンビリア属に属する常緑のつる性低木です。
 和名はイカダカズラ (筏葛)と言いますが、この名前で呼ばれることは殆どなく、ブーゲンビリア又はブーゲンビレアと呼ばれています。
原産地は、中央アメリカ及び南アメリカの熱帯雨林で、日本には明治時代中期に渡来しました。

「名前の由来」
名前はフランス人の探検家ブーガンヴィルに由来します。
1786年、ルイ15世の命により世界一周の旅に挑んでいたフランスの探検家ルイ・アントワーヌ・ブーガンヴィルがブラジルでこの植物を発見したことから、彼の名にちなんでブーゲンビリアと命名されました。
なお、パプアニューギニアにブーゲンビル島がありますが、この島もブーガンヴィルの発見によって名付けられたものです。

・紫色の花(?)を一杯咲かせたブーゲンビリアです。


「開花」
 ブーゲンビリアは日中温度が20~25℃以上でつぼみをつけるため、年2回ほど開花します。
熱帯の植物であるため、寒さにはやや弱いものの手間はかかりません。
我が家では年中南側の軒下においていますが、枯れることなく冬を越し、春先には新芽が伸びてその新梢に花を咲かせます。

・紫色の苞(ほう)の中央にある白く(実際は黄色です)咲いているのが花です。


ブーゲンビリアの「花びら」として鑑賞している部分は、実は花を包む葉の一部、苞(ほう)と呼ばれるものが大きく変化したものであり、ハナミズキやポインセチアと同じように 苞が花弁のようになっているのです。

・ブーゲンビリアは中央の小さな黄色い形のものが花で、その外側の紫色のものは花を包む葉の一部、苞(ほう)と呼ばれるものです。
 

ブーゲンビリアの花は1輪ずつ付いているように見えますが、実は1輪は花と萼が1つずつの組み合わせで、これが3輪あるいは6輪が集まって1つの花のように見えているのです。



ブーゲンビリアには棘があるので触るときは気を付けなければいけません。
この棘は枝や葉が伸びる際、咲かなかった花芽が変化して棘になるのだそうです。
花芽へと成長しない理由は水と肥料の与え過ぎなので、液肥は使わず、乾燥気味に育てると棘も少なくなるようです。

・一番下の棘には、花芽にならなかった跡が残っています。


ブーゲンビリアは盛夏をイメージさせる赤やピンク、オレンジなどの鮮やかで力強い印象により、嘗ては贈答品としても好まれてきました。
しかし、鋭い棘をもっていることと、花が落ちやすいことから次第に贈り物としては使われなくなったようです。

・トゲはこの様に鋭くとがっているので気を付けないとケガをします。




なぞなぞ2題と睡眠

2019-12-05 | 趣味

師走になり、読者の皆様には毎日お忙しい日が続いていることと思います。
そこで今日は気分転換をしていただくために「なぞなぞ」を出したいと思います。
遊びなので、肩の力を抜いて、お気軽にお考え下さい。

「なぞなぞ」
【問題1】 睡眠に関する問題です。
北海道、東京都、愛知県、大阪府、福岡県の5都道府県の内、いつも眠そうな人が多い都道府県はどこでしょうか?

【問題2】
イギリスの大食家がイタリア、フィンランド、スペイン、スイスを旅行しました。
これらの旅行先の内、3か国ではイギリスと同じように大食できましたが、1か国だけは大食できませんでした。
その国はどこでしょうか?

答えは一番最後に書いています。

「良い睡眠」
なぞなぞの問題1で「睡眠」を取り上げましたが、皆さんは快適な睡眠がとれていますか?
数か月前だったと思います、”ためしてガッテン” で「良い睡眠について」を放送していました。
そこで、なぞなぞの睡眠に付随して番組の内容のポイントをご紹介したいと思います。

番組では、良い睡眠をとるには「最初の90分を深く眠ること」が大切だと言っていました。
これを推奨しているのは睡眠の研究者として世界的に有名なスタンフォード大学睡眠生体リズム研究所所長の西野精治先生です。

先生によれば、睡眠時間のうち、特に最初の90分を深く眠ることができれば、体調を整える成長ホルモンの分泌が促されることから、質のよい睡眠がとれるのだそうです。
そして、睡眠の途中で目が覚めても、またすぐに入眠できるようであれば、たとえ睡眠時間が短くても必要以上に気にしない方がよいとのことです。

「最初の90分を深く眠るポイント」
では、最初の90分を深く眠るためにはどのようにすればいいのでしょうか?
それは「眠気がきたタイミングで寝ること」だそうです。

先生によると、昼夜のメリハリを意識して一日を過ごせば、自分の寝たいタイミングにちょうど眠気がきやすくなるとのことです。
そのために先生が実行している方法は次の項目です。
1.朝食は決まった時間に。よくかんで食べること。
2.朝、日光を浴びること。
3.脳も体も午前中に積極的に動かし、夜になるにつれて落ち着かせること。
4.寝る前は部屋を薄暗くし、リラックスして眠気を待つこと。
です。

「眠気の誘発方法」
そして、眠気を誘発させるには、
1.寝る1時間半前のお風呂にはいる。(寝る直前に入浴するときはシャワーで済ます
2.お風呂は40℃のお湯で15分を目安にすること。
です。

入浴すると、体の内部の温度”深部体温”が一旦上昇します。
すると体は手足などの血管を拡張してその熱を外に逃がそうとし、およそ1時間半後には深部体温は元の温度よりもかなり下がった状態になります。
この深部体温が下がったときこそ眠気がおきやすくなり、最初の90分が深い眠りになりやすいと考えられているのだそうです。
不眠でお悩みの方はご参考にしてみてはいかがでしょうか?

「なぞなぞの答え」
では最後になぞなぞの答えです。
【問題1】・・・ 正解は「大阪府」です 。
        なぜなら、大阪府の人は府民なので、「府民と不眠をかけて」不眠で眠たい人が多い。

【問題2】・・・ 正解はフィンランドです。
        イタリア、スペイン、スイスはイギリスと同じく「国名に大きな字の「イ(胃)」がついていますが、フィンランドの「ィ」の字は小さく、「ィ(胃)」が
                   小さいのでたくさん食べられなかった。

くだらない「なぞなぞ」で申し訳ありません。

でも、忘年会や飲み会などの席で話題の一つにしていただけたら嬉しいです。





ネリネの花

2019-12-03 | 

先日、池坊中央研修学院研究員の三浦先生が生けたネリネの花が読売新聞に載っていました。
「華やぎと繊細さ」というタイトルで仕上げられた作品で、下記の画像がそれでした。

作品の解説には下記のように記されていました。
奥行きを出すため緩やかにカーブした横長の花器を側面を前にして置きました。合わせたのはスチールグラス。繊細な雰囲気で、折り曲げていることで空間に変化も生まれました。白いヒペリカムの実とグレーのヒューケラの葉を足元に交互に挿してリズム感も表現しています。と解説していました。

・新聞に載っていた三浦先生の作品です。


そのネリネが我が家で咲いたのでご紹介することにしました。
ネリネ は南アフリカ原産のヒガンバナ科の花で、主にイギリスで品種改良され、日本へは大正時代の末期に渡来しました。
姿形がヒガンバナに似ていることもあって、日本では、従来あまり人気がなかったようですが、近年になって切り花や鉢物として注目されるようになりました。
ネリネはキラキラ輝いてとても美しく、光沢感のある放射状の花弁とすらりと伸びた茎が華やかな印象を与える花です。

・鉢植えの我が家のネリネです。 長く伸びているのは蕾包で、この中には15~16個の蕾が詰まっています。  

ネリネの花弁は日の光を受けてキラキラと宝石のように輝くことから、欧米では「ダイヤモンドリリー」の名前で親しまれており、育種が盛んに行われているそうです。 

・ダイヤモンドリリーの名前の由来となっている花弁の輝きです。この花びらの白くなっているところがそれです。
 太陽の光を受けると現れます。


ネリネはヒガンバナ科なので彼岸花によく似ていますが、葉が出てくる時期が違います。
彼岸花は花が咲いた後に葉が出ていますが、ネリネは花と葉を同時に見ることができます。

・これが秋に咲いた彼岸花です。花の形や咲き方はネリネとよく似ています。


我が家の花の色は赤ですが、ほかにもピンク、朱色などがあり、1本の茎に花径5~6㎝の花が15~16輪つきます。



「伝説」
ネリネという花名はギリシャ神話の中でも美しさで有名な海の女神「ネレイデス」からきています。
ギリシャ神話に登場する水の妖精ネレイデスは、エーゲ海の底に住んでいる父ネレウスの宮殿で、いつも黄金の椅子に座り、歌ったり、踊ったり、糸をつむいだりするなど、地上の人間の”箱入り娘”と同じような優雅な日々を送る生活をしていました。
ネレイデスとは、海の神ネーレーウスの娘たちのことです。
この内の一人であるアムピトリーテーは海の大王であるポセイドンの妻になりますが、とても美しい女性だったと伝えられています。
ギリシャ神話でエチオペア王の妃である“女王カシオペアは「我が娘のアンドロメダはネレイデスより美しい」といって、ポセイドンを怒らせる”というエピソードがありますが、華やかできらきら輝くネリネは、それくらい圧倒的な美しさに見えるということのようです。
なお、この神話からネリネの花言葉が「箱入り娘」となりました。

  


吊るし柿が甘くなる理由

2019-12-01 | 家庭菜園

先日、吊るし柿をご紹介しました。
11月17日に吊るしたので、今日で丁度2週間になります。
その間、順調に乾燥したことから、甘くなっていることと思い、1つ味見してみたところ予想通り甘くなっていました。

でも不思議ですよね。
吊るし柿に使用する柿は渋柿なのです。
なぜ、渋い柿が甘くなるのでしょうか?
今日はその原因を調べてみました。

・1週間目の吊るし柿です。


「渋味の正体」
「渋柿を干すと何故甘くなるのか?」を調べてみると、柿の渋味の正体は「タンニン」という物質です。
この「タンニン」には水溶性のものと不溶性のものがあって、渋味の正体はシブオールという水溶性の「タンニン」です。
不溶性の「タンニン」はいくらあっても渋みを感じません。
従って、渋を抜くには水溶性のタンニンを不溶性に変えればいいのです。

・これが2週間吊るした吊るし柿です。


「渋抜き」
では、渋を抜くにはどのような方法があるのでしょうか?
一般には、渋抜きの方法として炭酸ガスやアルコールを使います。
これらを使うことによってシブオールという水溶性のタンニンを不溶性に変えることができるようです。
 
水溶性のタンニンを不溶性に変えるには、この他にも皮をむいて寒いところで風にさらし、ゆっくり干していく方法もあります。
この方法で渋を抜いたのが干し柿なのです。

・2週間干した渋柿はこの様にトロっとして甘くなっていました。


「甘さの原因」
前述したように干し柿が甘くなるのは、干すことによって水溶性のシブオールというタンニンが不溶性に変わって甘くなるというのがその原因でした。
つまり、柿の甘い、渋いは、柿に含まれているタンニンが不溶性なのか水溶性なのかによるものであり、渋を抜くということは水溶性のタンニンを不溶性に変えることでした。

昨日、出来上がった我が家の吊るし柿は、この後、一個ずつラップに包んで冷凍しておき、年明けからおやつ代わりに食べる予定です。